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徒然綴り・・・歌詞&ひとり言

世話焼きミドリン --- の巻

2010年07月21日 13時21分41秒 | Weblog
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それはこの週末のことであった。

ミドリンの所へ向かってみんなで歩いていると、
いつもはカモを見かけないゾーンに、
以前見た「母カルガモ+大学生くらいになった9人の子カルガモ」らしい団体が、
「3カモ+2カモ+2カモ」に分かれ
同じ方向(ミドリン・エリア)へ向かっているのを見た。

「残り3カモ」は点々と、等間隔を開けるように1人ずつ
(ミドリン・エリアとは逆の方向へと伸びて)立っていた。
何かの役割分担だろうか?
それにしても、小分けになって行動していると
子カルガモの大きさが、もう社会人一年生ぐらいになっているから、
どれが母なのか全然判らない。

そのまま通り過ぎて暫く行くと、ミドリンのエリアに別の4羽がいた。
「全部カルガモ?」とフレンドTが言った。

全部カルガモならば、
ミドリンを捜しに、ぐるりと大回りの旅に出なければならない。

しかし、そのまま近づいてゆくと、
それは「茶色く見えるミドリン+アオイ+2カルガモ」であることが分かった。
(喜ぶ俺。

喜びの余り、「ミドリン♪」と声をかけたところ、
それまで後ろ向きに座っていたミドリンの首のあたりがニョキッと伸びて、
「おや?」というオーラを醸し出したかと思うと、
なんと、急にすっくと立ち上がり、くるりとこちらを振り向いて、
バチャバチャと俺たちの方へやって来るではないか!
                                    
しかし、「俺たちの方へやって来る」と言っても、
俺たちの方へやって来てしまうと、水辺の草草に視界を阻まれ、
ミドリンの姿は見えなくなってしまうのだ。

案の定、ミドリンは視界から消えた。

ミドリンがいるであろう辺りの草草を見つめてじーっと待つ俺たち。

多分ミドリンも草の陰で、
「なんか呼ばれたよーな気がして反射的に近づいてみたけど、
ここに来たら、逆に誰も見えないや。」ということに、いつか気づくに違いない。

案の定、暫くすると
ミドリンは何事も起きないことに痺れを切らして元の場所に戻ろうとし、
バシャバシャと、また俺たちの視界に後ろ姿が現れた。

よかったー。
という思いを込めたのか、フレンドAが「ミドリン!」と言った。

すると、元の場所に戻ろうとしていたミドリンの
首のあたりがニョキッと伸びて一瞬動きが止まり、
「おや?」というオーラを醸し出したかと思うと、
くるりと向きを変え、こちらへ向かってバチャバチャとやって来た。
(先日アップした画像参照)

案の定、再びミドリンは視界から消えることになった(笑)。

以上のことから、ミドリンは
「ミドリン」と言うのは自分のことだ、と認識していると思われた。

感動の鳥肌が立った。
                                    
さて、
そうこうしているうちに、先ほどの「7カルガモ」がやって来た。
ミドリンたちと合わせると11羽。
結構な人数なのでカメラの中に全員が入らない。

ミドリンは「んがぁがぁ(お腹が空いてるなら食べていきなよ)」と言って、
みんなに見本を見せるかのように、あちこちで食べてみせた。
そして7カルガモも、アオイと一緒に居た他の2カルガモも、
みんなで辺りをワーワー突いて何かを食べた。

一方、その騒ぎの間、アオイはその中の1羽の女子(?)と
仲良くなりたげに近くをウロウロしていた(笑)。

そんなこんなで
みんなで賑やかに楽しくメシを食った後、
「ごちそうさまでしたぁ~♪」と(言ったかどうかは定かではないが、)
7カルガモはまとまって、
先ほどの、ミドリン・エリアとは逆の方向へと去って行った。

ミドリンの自宅には、最初から居た2カルガモとアオイだけが残った。
この4羽が「成人のオス」ということなのかも知れない、とふと思った。
そしてアオイ以外の2羽は、
前回の「カルガモ・リーダー」と「新入り」くんでは?と…。

さて、俺たちも去る時間になった。
ミドリンは最初に見た時のようにこちらに背中を向けて中州に座っていた。
アオイも、他の2カルガモも、食事を終えて、のんびりしていた。

名残惜しいが時間がない為、今度は意図して
「ミドリン、バイバイ!」と大きな声で言ってみたところ、
首のあたりがニョキッと伸びて一瞬動きが止まり、
「おや?」というオーラを醸し出したかのように思えたが、
こちらに向かってやって来ることは、もうなかった。

以上のことから、ミドリンは、
俺たちの近くへ行っても何もいいことがない、と学んだ可能性、
または、
満腹の時には人間への興味が薄れる、という可能性、
或いは、
「わざわざ見送らないけど、またいつでも来いよ。」と
俺たちの行動パターンを受け入れている可能性、
などが考えられる。

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次回も声かけをしてみたい。

◆ 食の神 水神の加護あれ きみと仲間たち 

                                  


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