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ショーちゃんは、お母さんの電話で目が覚めました。
「もしもし、ショーちゃん？宿題は終わったの？」
「まだだよ」
「お風呂は入ったの？」
「まだだよ」
「ご飯は食べたの？」
「まだー」
「冷蔵庫にあるもの温めて食べてね。
今日は雨だから、バスも電車も遅れるかも知れないから。」
「わかったー」
冷蔵庫に何があるのか見てみよう、とショーちゃんが振り向くと、
そこに見たこともない緑色の生き物が立っていました。
川-ω-川 ← ΣΣΣ (・Σ・´； なっ
見たこともない生き物が言いました。
「キュウリある？」
「キュウリ？」
ショーちゃんが冷蔵庫を探すと、ナマのままのキュウリが１本ありました。
「は、はい」 Jヾ(・Σ・´；
ショーちゃんがキュウリを渡すと、見たこともない生き物は椅子に座ってポリポリ
食べました。
ショーちゃんは言いました。
「キミだれ？どこから入ったの？」
「知りたい？じゃあキュウリある？」 川-ω-川
Σ (・ω・´；
ショーちゃんは冷蔵庫を探して言いました。
「ツケモノのキュウリならあるよ」
「それでいいや」 川-ω-川
ショーちゃんが漬物を出すと、見たこともない生き物は手づかみで食べました。
その手の指の間には、ひらひらした水かきが付いていました。
・・・ (・ω・´；？
見たこともない生き物が言いました。
「スモウ取る？」
「スモウ？」 Σ (・ω・´
「おれは天狗にも勝ったことがあるんだっ！」 川｀・ω・）ｏ！
「へ・・・、へぇぇぇ～。」 ΣΣΣ (・Σ・´；
ショーちゃんには、それがスゴイことなのかどうか判りませんでした。
とにかく２人は相撲を取って遊びました。
見たこともない生き物の体は、ヌルヌルつるつるしていて、
ショーちゃんの手ではうまく掴めませんでした。
ショーちゃんは最後まで負けてしまいました。
見たこともない生き物は言いました。
「な？おれは強い。」 川｀・ω・）ｏ！
(￣▼￣；)・・・
「キュウリある？」 川-ω-川
Σ (・ω・´；
ショーちゃんがキュウリを探すと、
冷蔵庫のタッパーに、他の野菜と一緒に水のようなものに浸けてある、
キュウリを見つけました。
ショーちゃんがお皿にキュウリだけを乗せて持っていくと、
見たこともない生き物はそれを食べて、
「ウェーッ、スッパイ！」
と、食べたものを床に吐き出してしまいました。
ΣΣΣ (・◆・´；
ショーちゃんは、とっさにお母さんに怒られると思いました。
「ダメだよ、そんなとこに吐いちゃ！」
と言うと、見たこともない生き物は、
「・・・・・・。もう行くね。」 川-ω-川
と言って、窓を開けて出て行ってしまいました。
(￣へ￣；)・・・
その時、玄関で音がして、お母さんが帰って来ました。
ショーちゃんはあわてて汚れた床を掃除しました。
「どうしたの？何かこぼしたの？」
「お母さん、もう家にキュウリなんか置いておかないでよ！大変だから。」
「なんの話～？キュウリ嫌いだっけ～？」
お母さんは笑いました。
ショーちゃんは、見たこともない生き物が遊びに来ていたことがお母さんに知られる
と怒られるような気がして、何も言いませんでした。
*
それからも、雨の日は続きました。
お母さんはあれからキュウリをあまり買わなくなりました。
見たこともない生き物も、あれっきりショーちゃんの家に来なくなりました。
夜、お母さんより先に布団に入って、雨の音を聞きながら
あの日のことを思い出していたショーちゃんは、
むくっと起きてお母さんのところに行きました。
お母さんは洗濯物を畳んでいました。
「お母さぁ～ん、やっぱりキュウリ、また買っておいて。」
「この間は買わないでって言ったのに？」
お母さんは笑いました。
「ナマのキュウリを３本くらい、冷蔵庫に置いておいて欲しいんだ。」
「ナマのキュウリが食べたいの？じゃあ明日買っておくね。安心して、もう寝なさい。」
「うん！ありがとう！」
その夜ショーちゃんは、あの見たこともない生き物と相撲を取って、
ショーちゃんが大勝利をおさめる夢を見ました。
*
今日もショーちゃんは、あの生き物が遊びに来てくれるのを待っています。
：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：（終）：：：：：：：：
ショーちゃんは、お母さんの電話で目が覚めました。
「もしもし、ショーちゃん？宿題は終わったの？」
「まだだよ」
「お風呂は入ったの？」
「まだだよ」
「ご飯は食べたの？」
「まだー」
「冷蔵庫にあるもの温めて食べてね。
今日は雨だから、バスも電車も遅れるかも知れないから。」
「わかったー」
冷蔵庫に何があるのか見てみよう、とショーちゃんが振り向くと、
そこに見たこともない緑色の生き物が立っていました。
川-ω-川 ← ΣΣΣ (・Σ・´； なっ
見たこともない生き物が言いました。
「キュウリある？」
「キュウリ？」
ショーちゃんが冷蔵庫を探すと、ナマのままのキュウリが１本ありました。
「は、はい」 Jヾ(・Σ・´；
ショーちゃんがキュウリを渡すと、見たこともない生き物は椅子に座ってポリポリ
食べました。
ショーちゃんは言いました。
「キミだれ？どこから入ったの？」
「知りたい？じゃあキュウリある？」 川-ω-川
Σ (・ω・´；
ショーちゃんは冷蔵庫を探して言いました。
「ツケモノのキュウリならあるよ」
「それでいいや」 川-ω-川
ショーちゃんが漬物を出すと、見たこともない生き物は手づかみで食べました。
その手の指の間には、ひらひらした水かきが付いていました。
・・・ (・ω・´；？
見たこともない生き物が言いました。
「スモウ取る？」
「スモウ？」 Σ (・ω・´
「おれは天狗にも勝ったことがあるんだっ！」 川｀・ω・）ｏ！
「へ・・・、へぇぇぇ～。」 ΣΣΣ (・Σ・´；
ショーちゃんには、それがスゴイことなのかどうか判りませんでした。
とにかく２人は相撲を取って遊びました。
見たこともない生き物の体は、ヌルヌルつるつるしていて、
ショーちゃんの手ではうまく掴めませんでした。
ショーちゃんは最後まで負けてしまいました。
見たこともない生き物は言いました。
「な？おれは強い。」 川｀・ω・）ｏ！
(￣▼￣；)・・・
「キュウリある？」 川-ω-川
Σ (・ω・´；
ショーちゃんがキュウリを探すと、
冷蔵庫のタッパーに、他の野菜と一緒に水のようなものに浸けてある、
キュウリを見つけました。
ショーちゃんがお皿にキュウリだけを乗せて持っていくと、
見たこともない生き物はそれを食べて、
「ウェーッ、スッパイ！」
と、食べたものを床に吐き出してしまいました。
ΣΣΣ (・◆・´；
ショーちゃんは、とっさにお母さんに怒られると思いました。
「ダメだよ、そんなとこに吐いちゃ！」
と言うと、見たこともない生き物は、
「・・・・・・。もう行くね。」 川-ω-川
と言って、窓を開けて出て行ってしまいました。
(￣へ￣；)・・・
その時、玄関で音がして、お母さんが帰って来ました。
ショーちゃんはあわてて汚れた床を掃除しました。
「どうしたの？何かこぼしたの？」
「お母さん、もう家にキュウリなんか置いておかないでよ！大変だから。」
「なんの話～？キュウリ嫌いだっけ～？」
お母さんは笑いました。
ショーちゃんは、見たこともない生き物が遊びに来ていたことがお母さんに知られる
と怒られるような気がして、何も言いませんでした。
*
それからも、雨の日は続きました。
お母さんはあれからキュウリをあまり買わなくなりました。
見たこともない生き物も、あれっきりショーちゃんの家に来なくなりました。
夜、お母さんより先に布団に入って、雨の音を聞きながら
あの日のことを思い出していたショーちゃんは、
むくっと起きてお母さんのところに行きました。
お母さんは洗濯物を畳んでいました。
「お母さぁ～ん、やっぱりキュウリ、また買っておいて。」
「この間は買わないでって言ったのに？」
お母さんは笑いました。
「ナマのキュウリを３本くらい、冷蔵庫に置いておいて欲しいんだ。」
「ナマのキュウリが食べたいの？じゃあ明日買っておくね。安心して、もう寝なさい。」
「うん！ありがとう！」
その夜ショーちゃんは、あの見たこともない生き物と相撲を取って、
ショーちゃんが大勝利をおさめる夢を見ました。
*
今日もショーちゃんは、あの生き物が遊びに来てくれるのを待っています。
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