少し間があいたが、今週は大河ドラマの話をしたいと思う。
エディプス・コンプレックスの変形ということかもしれないが、
篤姫はライバルである側室と対面したのを機に
公方さまに恋愛感情(?)を持つようになり、
「妻になりたい」と思うようになった。
想像の域はでないが、ドラマの公方さまは
「生まれながらの将軍」などと言った江戸初期の将軍たちとは
人生のおくり方が違うように感じる。
もちろん、将軍さまはいつの時代も周囲の権力闘争に
巻き込まれたり、違う身分にはなれないとか、
行動の自由がないということもあっただろう。
ただ、少なくともドラマの公方さまには、
押しも押されぬ将軍なんだから周囲を逆に利用してやろう、
そして思い通りの人生をおくろうという気概がない。
つまり、自分の意志で自分の人生を選びたいという意欲が無い。
きっと私も同じ立場だったらそうなるところだが、
こうした人であれば、いくら将軍とはいえ
その人生は一本道の人生に等しい。
「一本道の人生」とは、生き方を選べない人生のことで、
一方、彼の人生とは生き方を選ばない人生なのだから。
篤姫と公方さまは、物事の進め方を自分で選べる
碁で遊んでいたが、篤姫もやっぱり一本道の人生。
たとえ、個人的には
慶福公のほうが慶喜公より優れていると思っても、
立場上、慶喜公を推薦しなければ「恥」となる。
せめて、2人でもっと碁をやって
スキンシップをとってほしいものだと思う。
エディプス・コンプレックスの変形ということかもしれないが、
篤姫はライバルである側室と対面したのを機に
公方さまに恋愛感情(?)を持つようになり、
「妻になりたい」と思うようになった。
想像の域はでないが、ドラマの公方さまは
「生まれながらの将軍」などと言った江戸初期の将軍たちとは
人生のおくり方が違うように感じる。
もちろん、将軍さまはいつの時代も周囲の権力闘争に
巻き込まれたり、違う身分にはなれないとか、
行動の自由がないということもあっただろう。
ただ、少なくともドラマの公方さまには、
押しも押されぬ将軍なんだから周囲を逆に利用してやろう、
そして思い通りの人生をおくろうという気概がない。
つまり、自分の意志で自分の人生を選びたいという意欲が無い。
きっと私も同じ立場だったらそうなるところだが、
こうした人であれば、いくら将軍とはいえ
その人生は一本道の人生に等しい。
「一本道の人生」とは、生き方を選べない人生のことで、
一方、彼の人生とは生き方を選ばない人生なのだから。
篤姫と公方さまは、物事の進め方を自分で選べる
碁で遊んでいたが、篤姫もやっぱり一本道の人生。
たとえ、個人的には
慶福公のほうが慶喜公より優れていると思っても、
立場上、慶喜公を推薦しなければ「恥」となる。
せめて、2人でもっと碁をやって
スキンシップをとってほしいものだと思う。