今年も、いよいよ残りわずかとなった。
今年の大河ドラマは渋沢栄一であったが、
明治新政府樹立の成功が決して西国の外様大名の藩の連中だけの手柄ではなく
旧幕臣の力によるところも大きかったという主張になっていた。
幕末に老中の支配下にあった旧川越藩出身の私も、
そんな内容に対して密かに快哉を叫んでいた口である。
それにしても、この「青天を衝け」を観てあらためて感じたのは
天皇という存在の大切さである。
ドラマで尾高惇忠が明治時代に製糸業に携わる決意をした時には
「お上の御代にもなったことだし」と言っていたが、
彼のようなアンチ倒幕派がかつての倒幕派のもとで働く気になるのも
明治天皇の存在が大きいからのような気がしている。
私の想像にすぎないけれど、もしあの時代に天皇も皇室も失っていたら
当時の日本は史実以上にまとまりが悪くなって
明治維新も史実以上に混乱を極め、下手すると漁夫の利を得た欧米列強の
植民地になっていた恐れすらあるのではないか。
それなりに様々な困難はあっても、幕末維新や終戦直後ほどの国難でもなければ
皇室の必要性に疑問を感じることもあるのかもしれないが、
このように少し近現代史を学べば
皇室は少なくともこれからも日本のために必要であるように思えてくる。
この先も日本がどれほどの国難にみまわれ、そこで皇室という存在が
どれほど日本の役に立つかもしれないのだから。
たしかにその時の国民の意識や皇室の在り方次第ではあるかもしれないが、
その前提としてまず、皇室というものが失われずに存在していなければならない。
――このように感想を少し述べては見たものの、
本当は私は天下国家よりも、まずおのれの健康状態を心配しなければならない。
今日もこの大みそかに及んで少し寝こんでいたが、大事には至らずなんとか持ち直した。
健康でなければなにも始まらない。
――みなさんも、よいお年を。
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今年の大河ドラマは渋沢栄一であったが、
明治新政府樹立の成功が決して西国の外様大名の藩の連中だけの手柄ではなく
旧幕臣の力によるところも大きかったという主張になっていた。
幕末に老中の支配下にあった旧川越藩出身の私も、
そんな内容に対して密かに快哉を叫んでいた口である。
それにしても、この「青天を衝け」を観てあらためて感じたのは
天皇という存在の大切さである。
ドラマで尾高惇忠が明治時代に製糸業に携わる決意をした時には
「お上の御代にもなったことだし」と言っていたが、
彼のようなアンチ倒幕派がかつての倒幕派のもとで働く気になるのも
明治天皇の存在が大きいからのような気がしている。
私の想像にすぎないけれど、もしあの時代に天皇も皇室も失っていたら
当時の日本は史実以上にまとまりが悪くなって
明治維新も史実以上に混乱を極め、下手すると漁夫の利を得た欧米列強の
植民地になっていた恐れすらあるのではないか。
それなりに様々な困難はあっても、幕末維新や終戦直後ほどの国難でもなければ
皇室の必要性に疑問を感じることもあるのかもしれないが、
このように少し近現代史を学べば
皇室は少なくともこれからも日本のために必要であるように思えてくる。
この先も日本がどれほどの国難にみまわれ、そこで皇室という存在が
どれほど日本の役に立つかもしれないのだから。
たしかにその時の国民の意識や皇室の在り方次第ではあるかもしれないが、
その前提としてまず、皇室というものが失われずに存在していなければならない。
――このように感想を少し述べては見たものの、
本当は私は天下国家よりも、まずおのれの健康状態を心配しなければならない。
今日もこの大みそかに及んで少し寝こんでいたが、大事には至らずなんとか持ち直した。
健康でなければなにも始まらない。
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