黒い瞳のジプシー生活

生来のさすらい者と思われた私もまさかの定住。。。

近況&カワゴエ実食

2021-09-30 15:18:45 | 日常
約一年ぶりに記事を書くことになるだろうか。

いろいろなことがあった。
昨年春に姑が亡くなったことは「麒麟がくる」のレビューで少し書いたが、
自分の糖尿病についても、てっきり(生活習慣病的な)2型糖尿病だと思っていたら
免疫の誤作動が原因ですい臓の機能が少しずつ衰えていく「緩徐進行型1型糖尿病」
というものであることが判明した。
ある日突然全くすい臓が機能しなくなるかもしれないし、
あるいはそういうことが死ぬまで起こらない可能性もあって、
実際どうなるのかは「神のみぞ知る」という。
たとえ、いかなる努力をしようともーー

しかし、悪いことばかりでもなかった。
思いがけず、夫とともに故郷・川越に戻れることになったのだ。
独身時代とは事情が異なる実の両親との付き合い方、あるいは
故郷を離れて一人で見知らぬ街に来てもらった夫との接し方が昨今の課題だが、
かつて自分が故郷を離れた孤独を思い出し、
実の両親の息災も当たり前でないことを思えば、ありがたいことだと思う。

そして、川越に戻れば川越周辺のスイーツも実食しやすくなる。
以前にこのブログでとりあげたパティスリー「Les Ailes Blanches(レゼル・ブランシュ)」の
サツマイモのケーキ「カワゴエ」をさっそく実食した。
一番下はロールケーキ、外側にはサツマイモのクリーム、
そして内側にサツマイモ味のカスタード。
公式サイトで「モンブラン風に仕上げた」とあるだけに、マロンに近いような味がした。

 

ところで、サツマイモの味に対する「栗のように甘い」という表現。
表面的にはサツマイモを褒めているようでも、
そこには暗に「サツマイモよりも栗のほうがおいしい」というニュアンスが含まれている。
父がむかしこの点を指摘したことがあって、それが私の心に残っていた。
「カワゴエ」を食べられたのは嬉しかったし、おいしかったけれど、
サツマイモという食材が背負っているであろう哀愁も思い出されたので
もう少しサツマイモっぽいスイーツも探して食べてみようかとも思った。


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