2月25日のドイツの白ワイン解説(その11)でフランケン・ワインについて書きました。
その中で、フランクフルト市の東南東約100kmにあるヴュルツブルグ市のバロック建築のレディデンツ(宮殿)の地下に広大な貯蔵庫を持つ州のワイン造醸所「Staatlicher Hofkeller」を紹介しております。
その「Staatlicher Hofkeller」の創立150周年記念の1995年に出した特別記念ワインを3種類ご覧頂きましょう。
通常のフランケン・ワインの瓶の色は緑色ですが、特別記念ワインは青色です。
瓶の裏側に創立当時のバイエルン王・ルードヴィッヒ二世の肖像と、彼が建立した有名なノイ・シュヴァン・シュタイン城やリンダーホフ城が描かれています。
とても貴重な希少価値のあるワイン瓶(ワインそのものはカビネットですから普通ランク)です。
今日は先ず1本目(↓)です。
ラベル(中央から下側の大きい字で書かれている文字)の意味は、
1994年に
Himmelstadt 村の Kelterという名のブドウ畑の
Silvaner(ジルファナー)という木から造ったKabinett(カビネット=品質ランク)のTrocken(辛口)
のフランケン・ワインであるという意味です。

裏(↓)には有名なノイ・シュヴァン・シュタイン城が描かれています。

(↓)は今から15年前に私めが訪れた時(1994年5月21日)に撮った写真です。
