これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

夏のきちんとした服 ・・・・・ 裏勝りになったフレンチスリーブのワンピース

2016-08-23 | 洋服 手作り


今回の旅行は パンツスタイルで行くつもりでしたが、最後の日に素敵な懐石ランチが組み込まれています

浴衣を縫い終わったので、ワンピースを縫うことにしました

もちろん 断捨離を兼ねてですすから、ストックしてある布の中から一枚を選び出しました

付いているタグには 大和屋とあります

いったいいつ買い込んだのやら

ネットで大和屋を検索してみると 今では 京都 名古屋にしかないようです

ということは、かれこれ二十年ちょっと前に関西に住んでいたころに 阪急梅田本店で買ったのでしょう

素材は麻とレーヨンの混紡

イギリス製

服一枚買うより 生地を一着分買いたい時代がずっとありました。 


スチームアイロンを丁寧にかけてから 布の裁断

パターンも いつかは作ろうと思ってとっておいた フレンチスリーブ ( 今年のマイブームみたいな フレンチスリーブです  )

ファスナーも糸も裏地も買い足したくない

手持ちの小物をあれこれ引っ張り出して ・・・ファスナーと裏地はありました 

でも 裏地の感触が いまいち ポリエステルっぽくて 心配です

キュプラとはっきりわかる色違いの裏地と 使いたい裏地を燃焼実験してみました

1センチほどのリボン状に 布をカットして ピンセットで摘み 台所のシンクの上で ライターで火をつけてみると

キュプラの裏地は 紙が燃えるように燃えていき、 使いたい裏地は小さく黒い塊が出来ていきます

どうやら ポリエステル素材のようです

もう一度 裏地のストックをごそごそ探してみても 色があうものが見つからず

糸は新しく買わなければならないので、裏地も心づもりしながら出かけました

しかし 夏用のベンベルグで適当なものがありません

裏無しで仕立てることも考えて 買わずに帰りました

見返しを付けて ファスナーをつけて 表に返して雰囲気をみると やはり裏地があったほうがよさそうです

そこで プーサンのワンピースにシルクのプリント地を裏地にして縫ったところ とても好評だったことを思い出しました

夏物だけど、ポリエステルの裏地よりは 快適だろうと思い、手持ちのシルクプリントで 裏を裁断

派手ーな裏になってしまいました



江戸時代 町民は地味な素材でしか着物を着ることが許されませんでしたが、金持ちは男女を問わず裏に派手なデザインの絹物を使ったといいます

その名残りが 男物の羽織の裏でしょうか

そこからきたのが 裏勝り(うらまさり)

そんなことを思いながら 仕立てた一枚です


久々に自分用に 丁寧な服作りです

襟ぐりと袖ぐりは 星どめにしました

着丈は 膝がかくれる程度 

ストッキングなしでも大丈夫な丈です (笑)


コメント (8)
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