歩くたんぽぽ

たんぽぽは根っこの太いたくましい花なんです。

天井板

2017年09月30日 | 空想日記
最近、やらなければならないことやりたいことがたまっている。

この場合、ひとつひとつ着実に済ませていけばいい。



しかしここで一つの問題にぶち当たる。

いざ汚い部屋を前にして、他のことができるだろうか、否。



我ながら面倒くさい。

いい加減なくせに、汚い部屋ではやる気が出ない。

ちゃちゃっと済ませる程度なら話は簡単なのだが、

押し入れの中までひっくり返すのだから厄介だ。



ここまで読んでそれって単なる現実逃避なんじゃないかと思った方もいるでしょう。

それが違うんだな。

絶対に違ーう!



というわけで部屋の掃除をしていたわけだが、

見ては行けない光景を目にしてしまったので報告しようと思う。



2階の部屋にテントやら寝袋やらアウトドア用品をしまっている大きな押し入れがある。

そこはキャンプに行くときくらいしか開ける機会がない。

つっかえ棒の進化バージョン(50kgまで乗せれる)を買ってきていたので、

掃除の流れで取り付けようと思い高い位置にある押し入れに上り天井に目を向けた。

見るしかなかった。

だって取り付けなきゃいけないんだから。



目の先には天井板がズレてかっぽり開いた隙間が。

その奥は屋根裏になっているが、真っ暗でよく見えない。

もちろん出入りはできない。

前は開いていなかった。

はっきりと覚えている。

その押し入れの用具を出し入れをするのは私だけのはず。

もしかして屋根裏に誰か住んでいるのか?

子どもの頃テレビで、

知らない人がこっそり天井裏に住んでいたという再現ドラマを見た覚えがある。

壁の隙間からよく物音がするので動物でも住んでいるのかと思っていたけど、まさか人間なのか。

となると、この押し入れがそいつの導線となるわけだ。



目的は単なる居住なのか、、、それしか考えられない。

昔母が「もし可能なら人の家を天井から覗いてみたい」と言うようなことをよく言っていたけど、

覗きが目的の場合リスクが大きすぎる。

あるいは忍者の隠密活動だとして、天井板をそのままにしておくなんて詰めが甘い。

あ、その前に盗まれるような情報ないわ。



夫Kはこういった類いの話にめっぽう弱いので、話すことはできない。

だから現実離れした私の妄想がただただ膨らんでいく。



こういうときは見て見ぬ振りだな。

天井板がズレいていたからってなんなのさ。

ということで、静かに天井板を元に戻して何事もなかったかのように日常生活に戻るのだった。

コメント
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