3/25(月)10:54am 両国もゝんじや
10日ほど前に出かけた湯之谷大湯温泉で均さんに土産でもらったイノシシ肉。いまジビエが流行だが、上京した時の楽しみマップに載せといた「もゝんじや」は時の将軍慶喜も好んで食べたというイノシシ鍋を江戸から伝えている。入口にこんなオブジェ?ある店もぶったまげだ。
道路に面してデカいのが3頭吊るされていた。
殺生を禁じる仏教の教えからタブーだった獣肉食はやまくじら山鯨や牡丹、もみじの名で、また養生の薬として江戸では堂々と食されていたなんて・・・クジラは魚だし薬ならなんて屁理屈つけて食ってきた江戸人のしゃれっ気に拍手だ。
玄関お品書きには、猪鍋コース6,000円+税8%+サ料10%、猪+鹿+熊獣肉コース6,800円+同と出てたが営業は夜のみになっていた。残念!? 食べたくてここに来たわけじゃない、見に来ただけ。ウチ帰れば先日均さんのおみやげ肉がまだ残ってる。
もゝんじや見て、7年前「平成お徒歩日記」で昼飯した吉良邸近く鬼平犯科帳五鉄のモデル「鳥料理・かど家」を探して歩くも見つからない。タクシーとしゃべってる手作り豆腐の店のご主人に聞くとついそこの角、去年8月閉めていま更地だよとのこと。諭吉や池波正太郎も愛した店、残念!? 八丁味噌味のしゃも鍋、喰いたかったなぁ。
うろうろ探してるときこんな看板見つけた。莫大小って?ばくだいしょう?会社の名になってる?Wiki見ると「メリヤス(莫大小・目利安)とは編み物(ニット)の古い呼び名」「靴下を意味するスペイン語が語源」。「莫」とは「無い」という否定を表す字でメリヤスは伸縮性があることから「大きくもなく小さくもない」という意味の当て字とあった。莫大=これより大なるは莫(な)しの意。ヘェー、莫大な金額ってこれ以上大きい額はないっていう意味だったのか・・・。
こんな店もあった。BALETTSHOP Etoile と入口上に。バレエする人たちの御用達か?小売するにはここは人通り少なすぎる通りだけど・・・。どうも両国の首都高の下は繊維、衣料用品の卸問屋街のようだな。素敵な店構えに小売りもしてるんだろうな。
両国四丁目25番、勝海舟生誕の地は公園になっていた。慶応4年3月の会見で西郷と江戸無血開城を実現した功績は大きい。江戸の街と徳川家は助かったがこのあと上野で彰義隊が散り、明治2年函館戦争終結まで越後長岡藩を巻き込み戊辰戦争は悲惨に続いていくのだ。26日の朝、上野西郷さんの銅像の裏手にひっそりある彰義隊の墓に手を合わせてきた。
結局昼飯は両国駅近くの昼定食、スーパードライ500付きでくたびれた足とのどを慰労したのだ。
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