和納中37年入学

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地上にロマン

2022-03-28 21:17:06 | ふるさとの四季

3/28(月曜)12:10pm 尾根道に雪割草に出会う。

 

名称を角田浜妙光寺山古墳。15分ほど登って北向きの前方部から南に伸びる後円部分のくびれ、丸みを望む。西に海岸線の白い波、角田岬の白い灯台が見える。

先日角田山の古墳の講演会を聴いてきたカミさんに誘われ、春の陽気の中を尾根にある古墳を見に出かけた。平成2年4月に新潟日報紙面に載った古墳発見のニュースは衝撃的だった。倉敷市の古墳研究者が国土地理院の地図から地表面の傾斜分析(3Dツールで立体視)で発見。それも海上からのランドマークとなり航海の船から視認される尾根先端の標高約110㍍に作られた墳長50㍍の前方後円墳だというのだ。

これまで日本海沿岸部最北の前方後円墳とされる約5㎞南の菖蒲塚はじめここ角田弥彦山周辺には多くの古墳がある。鷲さんと行った青森三内丸山縄文遺跡で糸魚川の翡翠、北海道の黒曜石を見たときはヘェーとしか思わなかったけど、石器時代縄文人の時代からここ角田山沖に海上交通、北前船の航路があったと思うと思わず眼下に見える真っ白な角田岬灯台に目をやる。被葬者はヤマト政権の広域な交易システムに組み入れられた人物と考えられると研究者は書いている。

地下は掘られていないし土器の破片も出ていないという。100㍍もの高所に作ったその訳とは・・・海上の船から目立たせるため・・・? 空想力は限りなく広がる。2016年10月青森三内丸山のボランティアガイドの「地下に真実 地上にロマン」の言葉を思い出した。春を満喫、目の保養、目正月の一日であった。

 

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