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平等のトラブル 相続

2018-09-08 22:04:01 | 日記

相続登記が終わった。 

ジーさんが4月に逝って、四十九陰と香典返し、新盆の盆参を済ませ最後の関門、不動産の相続手続きを終えて一段落した。 誰にも訪れる相続。 美田を残さなかったジーさんは相続税も基礎控除以下の申告不要。それでも代々続いた土地と田畑の相続登記、預金の払出手続きがあり妹と話して書面を作った。

幸いにしてサンデー毎日の時間があり、二人兄妹の妹は数キロ東に住み、田畑もわずかなので相続所有権移転登記も簡単(?)に出来ると思ったので司法書士を頼まずに自力でやることにした。ネット見れば「相続登記を自分一人でやる方法」がたくさん載ってる。見れば簡単そう。まずは

①遺言書があるか?→生前聞いたこともないしあっても無視。

②相続人は誰か?→バーさんは3年前に他界。妹と2人だけ。

③登記事項証明書の取得→登記簿謄本や権利証を探してもないので区役所窓口に相談。「土地家屋償却資産名寄帳」を交付してもらう。ここにジーさん所有で課税されてた土地建物のすべてが記載されてる。正式表示(地番と家屋番号)と評価額を確認。

④戸籍・住民票→相続関係特定のためジーさんの出生からの戸籍謄本、住民票。兄弟2人の戸籍と住民票。幸い子供は2人しかいなかった。妹に電話してそろえる。

⑤「登記申請書」の作成。→ネットのひな型見て作成。畑、田んぼ、自宅、車庫13筆全部記載。登録免許税を名寄帳にある評価額の4/1,000の20,700円と記載。添付資料として13筆と預金の「遺産分割協議書」、「相続関係説明図」を作成。

クルマで50分、書類をもってお盆明け17日に新潟地方法務局に登記申請に行った。20,700円の印紙を買って貼り付け提出。8/27日以降に受け取りに来てください、不備があれば連絡するので電話番号を教えてと言われあっけなく終了。 

翌週火曜の21日に法務局から不備との電話あり。

①  登録免許税が不足です。あと18,000円証紙貼ってください。→エーっ、名寄帳の評価額を間違えて課税標準額書いてた。② ジーさんの死亡年月日が違ってます。訂正印持ってきて押してください。→エーっ、おととし平成28年になってた。③本人の住民票除票がありません。→エーっ、ネットには必要って書いてなかった(あったかな?)

 翌日区役所で除票取り揃えて再び法務局へ。月末に再度出かけて「登記完了通知書」「登記識別情報通知書」もらって所有権移転登記を終了。

資産沢山あるわけでなし妹ともめることはない。司法書士頼むまでもなく区役所に3回(農業委員会にも)法務局に3回、土地改良区に1回行って終わり。プロ頼めば気楽安心の代償として10万円?はかかるかな)。遺産相続でもめるのはTVドラマの中だけではないようだ。法的には子は平等に取り分があり、現金は分割できるけど土地建物を分割して相続するのは後々面倒なだけで合理的ではない。親の面倒見てきたから実家は私がもらうね、なんて現金で代替補填なしの無理?が通ればあとあと兄弟間にしこりが残るものだ。仲良かった兄弟でもあくまで平等の取り分を主張すれば土地建物を売り払って現金を分ける羽目にもなりかねない。

平等には分けきれない相続。それだからこそ残す人(親)が残される人(子供)に、事前に「納得できる平等?」を言い含め話しておく、もしくは分けてしまうのが最良なのかな。家裁での遺産分割審判は増え続け5,000万円以下の少額(?)遺産の争いが7割以上を占めるとか。なんとそのうち1,000万円以下の争いが約半数。遺産の少ない家庭ほどもめるなんて少ないと差が目立つからなのか、自分の分だけがわずかでも少ないからこそもめる人情の真理。 大人の知恵が必要になるのが相続だな。

 

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