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護摩堂山の秋

2011-12-04 20:17:07 | ふるさとの四季

今日は空気が澄みきって気持ちの良い一日。
時々二人で田上町の日帰り温泉「ごまどう湯っ多里館」じょんのび休日しますが、今日は秋の護摩堂山(268.3m)山頂護摩堂城本丸跡まで行きます。
1:00pm

「護摩堂城」の歴史は古く興味深いものがあります。
蒲原の要所として北の新発田重家に対峙する上杉最前線の城砦。
上杉家臣、越後上田衆で、直江兼継とは雲洞庵からの小姓仲間の「甘糟景継 あまかすかげつぐ」が護摩堂城主だったこともあると案内にあります。
NHK「天地人」では甘糟役をパパイヤ鈴木がアフロヘアにまげで演じていました。

道の東側はまっすぐの竹林が続く。
黄色は「アオハダ:モチノキ科」。
内皮が緑色なのでアオハダ(青膚)の名。昔は樹皮を搗いてトリモチを作ったそうだ。

空堀、土塁、石塁などの跡は草生していて形は分かりません。

稜線をゆく山道は乾いていて、落ち葉を踏み黄色の木洩れ日の光を浴びながらの散歩感覚ウォーキング。
「アオハダ(青膚)」の黄色のトンネルです。

「オオバクロモジ:クスノキ科」
大葉黒文字でその芳香から和菓子用高級爪楊枝に。幹の黒い斑点を文字に見立てての名前。

どんぐり三兄弟。
カシ、ナラ、シイ、クヌギ、カシワ、トチ。それともクリの木かな?
ブナ科にはいろんなどんぐり(団栗)がなる。今年はどんぐりが不作のようで熊も大変だぁ。

道のてっぺんが抜け、空にまっすぐ伸びた木はなんだろう? 

2:14pm山頂本丸跡。
見渡す蒲原平野。左のピークから国上山(312.8m)、雨乞山(318m)、弥彦山(634m)、多宝山(633.8m)、樋曽山(296.7m)を経て角田山(481.7m)に連なる峰々。
昭和39年の新潟国体山岳競技の縦走コースだ。
春の大会終了直後の6月16日に新潟地震が起きた。
今日は水平線と佐渡島がくっきり見える。
2:18pm

東手五泉方面を左に菅名岳(すがなだけ 909.2m)、大蔵山(864.3m)、右手に白山(1,012.4m)、奥は日本平山(1,081.1m)、鍋倉山(1,107.0m)を望遠。
今日は車から、菅名岳の左稜線に磐梯山(1,818.6m)がとんがって見えた。

清酒「菅名岳」
菅名岳の中腹から湧く「胴腹清水(どっぱらしみず)」を「寒九の水(寒に入って9日目)」として仕込んだ清酒。
軟水の湧き水の酒は端麗でなめらかな味。
1月中旬雪の山道、応募した500名が20リットルタンクの水を担いで降りるのが毎年TVのニュースになる。
来年1月の寒九の水くみ募集は、この7月の豪雨で登山道が痛んで中止すると案内されている。
磐越西線馬下駅(まおろしえき:ばかではない)から歩いた昔の記憶は、すばらしいブナの原生林の山だ。
3:40pm あと1時間弱でで陽が沈む。下りに30分。帰る時間だ。
次は雪の護摩堂山を予約して帰り道。

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