DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

研究日誌H171117

2005年11月18日 06時26分38秒 | 研究室情報
=午前に、非常勤講義2つ、研究資料購入、オンライン会議、また遠隔授業1つ!
 椅子に座る時間もないほど、慌ただしい1日であった。こういうのは避けたい!
 夜は夜で片付けなどがあって、研究的な活動が全く出来ていない。困ったものだ。
=それでもゴタゴタが少しずつ片付いてきたので、何とか研究を展開してゆきたい!
 まずは研究リソースを有効活用することに全力を入れてゆこう!
>今日は授業が1つしかないので、朝から研究室に居られる。ラッキー!
 机の周りの片付けをしてから、マシンの調整などを順にやってゆこうと思う。
 あとアルバイトさんと協力して、図書の整理を進めて、雑誌の処分も検討しよう
>少しずつでも良いので、研究リソースの活用を目指してゆこう! 

教育の可能性と限界

2005年11月18日 05時42分43秒 | Weblog
高専は教育機関であって、会社ではありません。ですので、中で行われている活動はあくまで教育活動で、利潤追求ではないです。当たり前ですね。だから、効率最優先で成果だけを求めることは間違っていて、学生さんの成長を促すことが使命で、その副産物として研究成果が出てくると言うのが本来だと思います。その過程で指導はするものの、その目的はあくまで学生さんの成長になければならないのですよね。
分かるのです。研究室に入ったばかりは右も左も分からない状態で、1年経験を積むと大きく成長して、目覚ましい成果を挙げる学生さんがいます。こんな時は、「ああ、よく頑張ったな!」と嬉しい気持ちになり、学生さんの可能性を広げられたことを実感します。しかし逆に、1年間を費やしても学生さんの色々な意味での限界に突き当たって、こちらが期待する成果が出せず「ええ、どうしてなの?」と悩むことも多くて、人間相手は難しいとつくづく思います。
人間は、十人十色と言いますが、本当にそう思います。姿形は当然で、考え方や行動など、皆全く異なっています。その手の本を読むと、生物の本質は多様性だそうですから、この「皆違う」と言うのが本来であって、皆柴田と同じ考えになると言うのが不自然で無理な話なのですよね。ですから、いろいろな目的や行動をするのが当然だと言うことは分かるのです。それを上手くまとめて、組織を作るのも、また人間の機能なのですよね。難しい!
しかし一方で、個体の生物は弱いので集団を作ることで大きな目的を達成するということもあります。個体がバラバラでは、大きな問題を解決することが出来ないので、群れや組織を作って、同じ目的を持って努力してゆくことが、結局は個体自身の安定にもつながる訳です。社会は、このことを基本にして成り立っていると思います。研究室もまあ、そういう組織です。なので、組織の成長が自分の成長につながると考えられるか?そこが大事だと思うのです。
とは言いながら、いつも一緒にいる家族や夫婦でも、いろいろ難しいことがある訳ですから、まして楽しくもないむしろ辛い研究開発を進めてゆく研究室において、協力体制が作れるかは、個々の学生さんの意識次第です。人の気持ちは気まぐれで移ろいやすいものですが、この微妙な気持ちの重なりが研究室を維持運営しているのだと思うと、組織の運営は本当に難しいと思います。特に、「今時の若い人!」と一緒にやってゆくのは難しいです。