DALAB情報発信用ブログ:OpenCAE+GPGPU+Peridynamics編

DALABで行っている研究活動の中で、OpenCAEやGPGPUや破壊解析の取り組みについてまとめてゆきます。

昔の高専は良かったね

2005年11月05日 06時35分18秒 | Weblog
自分は高専卒業生なので、昔の高専を語る資格があると思うのです。ほんの25年前に某高専建築学科に入学した訳ですが、あの頃倍率は3倍で、相当な激戦でしたね。柴田にとっては背伸びでしたが、なんとか合格して晴れて高専生となったわけです。で、皆優秀だったかと言えば、そうでもなくて、この倍率でもダレた学生も多くいるわけで、今の日本で言われる入学倍率に学校の評価を期待するのは間違っていますね。
ただ、当時の高専の良かったところは、それなりに素質のある学生に対して、大学入試のない余裕のある教育システムとして、型にはめずに背伸びをさせ早く大人扱いをして、20歳卒業で22歳の能力を超えさせるところにあったと思います。国立学校というプライドと大学生には負けない意気込みこそが、高専の真骨頂だと思っています。つまり、高専は大学とは違うと言うことが存在理由なのです。
もちろん、全員が大学生に負けない人材になったかと言うとそうではなくて、40人入学してもまともに卒業するのは30人弱で、10人以上はドロップアウトしてゆくので、ある意味ハイリスクハイリターンな教育システムだったと思います。大学入試が戦争と言われた時代ですから、このようなハイリスク教育も許されたんだと思いますが、もはや大学全入の時代ですからハイリスク教育は世の中からは排除されてますね。
「昔は良かった」と言うのは年を取った証拠だそうで、柴田も40を目前に、まあ一人前に昔を懐かしむのですが、当時と今を比べると、いろいろな点で違っているように思えます。
まず、昔は勉強にしても遊びにしても、とことんやっていた様な気がします。パチンコならプロ級になるまで、バイトなら店長になるまで、勉強なら極めるまで、いずれも大学生には負けないと言うプライドがそうさせたのだと思います。今の学生さんは、どれをとっても平均点は取るけど抜き出たところまでいかないですよね。どうも残念です。学生のときに何か1つ他人に負けない何かをつかまないと、自分に対する自信が出来なくて、他人の上に立つ人間になれないと思うのです。
つぎに、プライドというか志と言うか、強烈な個性があったと思います。柴田の同級生でも、それぞれが異様に強い個性を持って自分にプライドを持って、だからこそ、その個性を認め合いながら連携してゆく仲間であったと思います。例えば高専祭でも、パースの達人や模型の達人はこれらを極めているし、バイトの達人は夜食の調達を支援して、皆自分の役目を自分で見つけて協力できる仲間であったと思います。だから、みんな自分がリーダーのつもりでやっているから、意見の衝突は日常茶飯事でしたね。
まあ、今の社会の縮図が高専と言う学校なので、これで良いのかもしれないが、片方で今の社会が、大競争時代になっているので、高専生は大学生には負けないと言うプライドがないと、若いのを逆に取られて、安月給の使い捨ての人材になってしまわないか?本当に心配です。大丈夫か?みんな!

研究日誌H171104

2005年11月05日 05時57分11秒 | 研究室情報
=予定を立てた計画的な行動をしようと思い、一応、その通りにやってみた。
 しかし、予定の内容がうまく進まないと、逆に時間が空いてしまい、良くない。
 そこら辺は臨機応変に、とにかく1つでも少しでも、前進することを目指そう。
=研究室全体としては、なんとか活動を進めているのであるが、完璧ではない。
 オーバーロード気味もあるが、本当の研究室の真剣さがまだない。まだまだ!
=Solarisを活用したグリッド構築について、少しずつでも作業を進める。
 まずはOS環境から整備して、いつでも各種のアプリケーションに対応する
>現在進めている共同研究の内容を整理して、時期と活動について調整する
 卒業研究の展開とうまく歩調を合わせるようにして、高い成果を目指そう
>Solarisのインストールメディアを用意して、専用マシンを作っておこうと思う
 まずはメディアの整備から進めておいて、遊休ノートPCを確保しておこう