南京虫に刺された米軍将兵たちは、刺しているのが「味方」の南京虫であるとは思いもよらなかっただろうが、知っていてもどうにもならなかっただろう。いくら「味方だ!味方だ!」と叫んでも南京虫が聞くわけもない。戦争に動物を使うとよく起こる失敗である。独ソ戦前にソ連軍は対戦車用「犬爆弾」を開発したという。戦車の形をした物を見るとその下にも潜り込み、背中を上に押し付けるように訓練した犬を多数飼ってたそうである。戦闘になれば上に起爆装置を付けた爆弾を犬に背負わせて解き放つのである。戦車の底はとても薄いので一匹の犬で一台の戦車を破壊出来るはずだったのだが、これもすぐに中止された。犬が味方の戦車の下にも潜り込んでしまったそうである。
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