桜井誠は日本人の恥である

 

 特定の人種や民族を、大人や子供まですべて敵とみなして「殺せ！」などと主張するのは最もおぞましい思想であることは世界中の良心的な人々の共通認識となっていると思う。ナチスのユダヤ人やロマの人々への虐殺で欧米ではそれが常識となっており、そんな発言は決して許されることはない。しかし欧米以外の地域ではただの歴史上の知識としてしか考えない人々も多いようだ。韓国人がいわゆる「従軍慰安婦」がナチスのユダヤ人虐殺と等しいなどと嘘八百を並べたてて喚くのもその例だろう。それに強く反発したのは海外のユダヤ人団体であったのも当然である。自分たちの悲惨な犠牲者を、薄汚いゆすりたかりに利用されたのだからそりゃ怒るだろう。だが本来なら最も強く抗議すべきであった政府や日本のマスコミ、知識人はだんまりを決め込んでいる。敗戦（終戦じゃないぞ腑抜け共）後の日本はひたすら豊かさを追い求めて、都合の悪い事や不愉快な事には知らんふりを続けて事なかれ主義をきめこんでいる。日本史で現代史をろくすっぽ教えないのもそのためだろう。その無知に付け込んで左翼（ウジ虫）が好き勝手にのさばった。しかし左翼をのさばらせたのは日本政府であってＧＨＱじゃない。たしかに彼らは左翼を育てたが、すぐに後悔して潰そうとした。日本が独立した後は左翼を潰すのは日本政府の仕事だったのだが、やらなかった。前にこのブログでも述べたが、敗戦への国民の恨みつらみを吐き出させるのに左翼を使ったのである。さらに左翼には重要な使い道があった。アメリカから要求される防衛費の増額を拒否する理由としてである。戦後の日本は金もうけのみに専念したかったのである。憲法９条があるし左翼が反対するので軍事費に金は使えません、と言い訳をし続けたのである。アメリカにしてみれば独立国なんだから、憲法を変えて左翼を潰せばいいと思っただろう。あるドイツ人の本にこう書いてあった。アメリカ人がこう言うと日本人は薄笑いを浮かべて「あなた方がこうさせたんですよ」と答えるのだろうと。ドイツ人にしてみれば「うまいことやりやがって！」という気分になるのだろう。同じ敗戦国だしね。
　そのおかげで日本は大金持ちになれた。しかも７０年以上も平和だったので何の不満もないはずなのだが、重大な欠陥も生じた。平和ボケである。落語で大店のボンボンが世間の現実が分からなくなり零落する話がよく出てくるが、日本社会全体がそうなってしまったのである。左翼（ウジ虫）は反日国家とつるんでそれを徹底的に利用しようとする。学会やマスコミにもその勢力がのさばっている。それどころか政治家や官僚にもである。敗戦後の権力者たちは左翼を使うのが方便であると知っていたはずだ。だが長い間教え込まれたイデオロギーは人々のなかに染み込み、現実を無視させてしまうのである。前漢の宣帝は方便のはずの儒教を、皇太子が本気で信じ込んでいるのを知って愕然として激怒したという。きれいごとの儒教を建前にして冷酷な現実主義（法家）を隠し味に使うのが統治の基本だったのに、自分の後継者がそんなことも知らずにいて国を滅ぼそうとしていると嘆いたのだ。おそらく隠し味は大っぴらにはできないから、賢い者たちの口伝のみだったので教える者がいなくなってしまったのだろう。結局、前漢は儒教で滅んだ。儒教を振りかざす王莽というタルチェフ（偽善者）に乗っ取られたのである。
　現在の日本にもタルチェフがのさばっている。嘘っぱちと臆病と馴れ合いのマスコミも目に余る。桜井誠はそれと戦っているつもりなのだろう。しかし世の中には絶対に言ってはいけないことがあるんだ。あんたの言った言葉を全面的に訂正して謝罪しない限り、私は敵とみなして攻撃する。日本人の名誉を守るためなんだよ。あんたの言っていることは世界の多くの人々から「ナチスの同類」と見なされてしまうんだ。近頃のガキ共はそんなことも知らないのかと思うと本当に情けない。

    文句があるならかかってこい！

桜井誠党首は「朝鮮人は殺せ」という発言はしていないので、私の文章は名誉棄損になるという指摘をうけた。しかし私は６月２４日の虎ノ門ニュースで桜井誠がそう叫んでいる画面を目で見て耳で聞いて、驚きのあまりこの文章を書いたのだ。興奮していたので「ある」を連発してしまい後で直した。あの画面がフェイクであるなら重大な名誉棄損なのだから、虎ノ門ニュースを訴えたらいいじゃないの。