それに引き換え東の私鉄は京成と東武(東上線)だけであった。江戸川や荒川に莫大な経費をかけて鉄橋を建設せねばならず、その維持管理にも金がかかる。だから京成が千葉と茨城、東武(東上線)が埼玉と栃木の客を確保してしまったら新たに私鉄を通すのは不可能だったのだと思う。
それに引き換え東の私鉄は京成と東武(東上線)だけであった。江戸川や荒川に莫大な経費をかけて鉄橋を建設せねばならず、その維持管理にも金がかかる。だから京成が千葉と茨城、東武(東上線)が埼玉と栃木の客を確保してしまったら新たに私鉄を通すのは不可能だったのだと思う。
1857年のインド大反乱で、ヒンズーとイスラムは共に大英帝国と戦ったがシーク教徒は英国側に付いた。シーク教には牛肉や豚肉への禁忌がなく肉食は個人の意思によるものだったらしい。これにより戦争してきたシークへの英国の態度が変わり官吏や軍人として数多く採用されることになったという。ヒンズー弾圧にもイスラムの弾圧にも使えるから便利だったのだろう。英国の良くやる手口である。少数派を優遇して多数派を搾取し弾圧させるのである。
アメリカにはジューイッシュマザーという言葉があるという。「教育ママ」と言う意味である。子供に勉強しろ、勉強しろと躾けるのだ。私はかつてバグジー・シーゲルについてこのブログで述べた際に、アイルランド系やイタリア系と異なりユダヤ系ギャングはユダヤ人社会が裕福になって消え失せたと述べたが、その理由は教育にあったと思う。ロシア帝国の苛烈な迫害からアメリカに逃れたユダヤ人(アシュケナージ)たちはおそらく貧しい農民や労働者が多く、自らは教育を受けられる機会も無かっただろう。しかし子供たちには必死に教育をさせたのだろう。国を持てなかったユダヤ人はいつ迫害されて住んでいた土地から追放されるか分からない。だから富を身に着けておく必要がある。金は貧しい人々には便利だが大金持ちには重すぎる。だから一粒で一財産となる宝石を身に着けたユダヤ人富豪がよくいたという。世界のダイヤモンド市場はユダヤ人が支配しているといわれる。だが宝石だって奪われるかもしれない。
じゃあ決して奪われないものは何か。知識と技能である。そしてそれを教え込むのが教育である。ユダヤ人社会がアメリカで絶大な影響力を持つのも教育の力なのだと思う。