濁泥水の岡目八目

中国史、世界史、政治風刺その他イラストと音楽

米軍はベトナム戦争で南京虫(トコジラミ)を生物兵器として使おうとしたが失敗に終わった

2023-01-26 14:27:53 | 歴史談話

南京虫に刺された米軍将兵たちは、刺しているのが「味方」の南京虫であるとは思いもよらなかっただろうが、知っていてもどうにもならなかっただろう。いくら「味方だ!味方だ!」と叫んでも南京虫が聞くわけもない。戦争に動物を使うとよく起こる失敗である。独ソ戦前にソ連軍は対戦車用「犬爆弾」を開発したという。戦車の形をした物を見るとその下にも潜り込み、背中を上に押し付けるように訓練した犬を多数飼ってたそうである。戦闘になれば上に起爆装置を付けた爆弾を犬に背負わせて解き放つのである。戦車の底はとても薄いので一匹の犬で一台の戦車を破壊出来るはずだったのだが、これもすぐに中止された。犬が味方の戦車の下にも潜り込んでしまったそうである。


向坂逸郎は「黒い羽根運動」より三池で革命を!と叫び、田原総一朗との対談でソ連は自由だと主張していたウジ虫の親玉である

2023-01-19 14:30:19 | 歴史談話

1977年7月号「諸君!」で田原総一朗に

 ソ連は日本とはくらべものにならない

 ソ連人の教養は日本人よりはるかに高い

 思想の自由も日本とはくらべものにならないくらいある

と言っていた向坂逸郎はまさに「ウジ虫」である。こんな奴が大手を振って

のさばっていたのが戦後の日本社会なのである。向坂逸郎はゲイの東郷健に
 
 ソビエト社会主義社会になればお前の病気は治ってしまう。


などと平気で言ったそうである。

 
  


日本の肉食禁止は「穀物生産」に全ての労力を注ぐためで、家畜を食べさせていれば飢饉の惨禍も少しは和らいだのにと思う

2023-01-12 14:15:00 | 歴史談話


 日本では家畜の肉を食べるのを止めさせた。これは同じく米や穀物が主要作物である中国、朝鮮、東南アジアとは異なることである。その理由によく仏教の教教えが挙げられるが、これらの国だって仏教が栄えていた。もっと現実的な理由があると思う。一つには日本列島は細長く地形が複雑で、至る所で漁労が出来るということである。しかも日本近海は世界の五大漁場に数えられるほど魚介類が豊富に取れた。海彦山彦の物語で分かるように太古の昔から日本人は海の幸で暮らしていたのだろう。だから動物性タンパク質は海から手に入れられた。たとえば中国だとそうはいかない。昔の中国人の大多数は海を見ずに生涯を終えたはずである。だから動物性タンパク質は羊豚や犬鶏などで補わなければならない。牛や馬は農耕運搬に使われたが、死ねばその肉も食べただろう。中国南部では養魚場で鯉などの淡水魚が飼われて食べられていたという。日本人は食べるために家畜を飼う必要がなかった。信州などの海から離れた地域ではハチの子やザザ虫などまで食べていたから、動物性タンパク質がどれほど必要だったかと分かる。 天武四年(675年)の触れでは牛、馬、犬、鶏、猿を殺して食べるのを禁止している。牛馬は農耕のためで犬は防犯、鶏は時計がわり(そして卵を産ますため)と想像できるが猿は分からない。この禁令では鹿猪や熊などの野生動物は含まれていない。それで生活している猟師などが多くいてそんな命令は不可能だったからだろう。ただ猿は例外だった。私はその理由が理解できるドキュメンタリーを昔見たことがある。それは南米のジャングルで暮らす人々の村を訪ねた番組だった。彼らは森で捕えた猿を丸焼きにしたものを保存食として家に吊るしていたのだが、それがなんと人間の赤ん坊そっくりに見えたのだ。今でもその気味の悪さははっきり覚えている。猿は知能が高いし人間に似すぎているから殺すなと命令したのだろう。知能が高くてもクジラやイルカみたいに「魚」と判断すれば平気で食べられるけどね。淀川のマッコウクジラなんて昔の日本人ならおかげで大勢の人々が「腹いっぱい食える!」と大喜びしたんじゃないの。世の中変わるものだね。
 家畜を殺すのを禁止させたのは、米作りなどの穀物生産に人々の労力を全てつぎ込まさせるためだという説を読んだことがある。家畜を食べることができれば、生活に余裕ができてあまりあくせく働かないですむ。欧米人が日本人をワーカーホリックとか言うのも彼らから見てその働きぶりが異常なのだろう。その理由がひたすら穀物生産(特に米作り)の向上を追い求める権力者たちの意思だったろうというのである。穀物生産の増加が自分達の富の増加をもたらすのだから当然だろう。しかしそれが可能になったのは豊富な海洋資源を利用できたからである。「生類憐みの令」を出した徳川綱吉も江戸の魚市場は閉鎖させてない。やろうとしたら「上様ご乱心!」とされて消えていただろう。日本人は米と魚で生ききてきたのであって、それこそ酒と肴だよね。