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鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

議会への外部評価

2013年10月21日 23時01分33秒 | Weblog
市長(行政)と議会と市民の関係を“ チェック ”という観点から考えるとき、市長(行政)に対しては市民はもちろん議会の2つが、機能的に働いているかのチェックをしているといえるのでしょう。しかし、議会が機能的に働いているかのチェックについて、残念ながら今のところ行政は、行政に対する議会の存在ほどではないのではないでしょうか。とすれば、市民の側から議会が機能的に働いているかをチェックすることについて、バランスがとれていないと考えられます。

そう考えると、なんらかの形で議会を評価する仕組みがあっても善いと思うところです。そういう意味では議員について、オンブズマンのような人たちが政務活動費のチェックをする事は以前からあったり、最近は議員の質問などを採点するという動きがあると聞きます。しかし、質問などの評価が高い人が必ずしも選挙で強いとは限らない事例もあるとのことです。これらの動きは、個人としての議員をチェックするということかもしれません。

これからはまず“ 議会 ”として各種の会議が機能しているかを、外部の第三者によって評価される仕組みを考えても良いと思います。なぜなら、議会が機能を高めることは市民にとっても自治体にとっても、非常に意義があることだと思うからです。議会としての評価と個別の評価を重ねて考えることができるようになったとき、さらに議会としての機能が高まると思います。

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交流会議in宝塚より

2013年10月20日 23時44分00秒 | Weblog
昨日は、宝塚市で開かれた「市民と議員の条例づくり交流会議in宝塚」に参加しました。目的は交流会議の内容も関心があることはもちろんですが、来年5月に岐阜で開催予定の、市民と議員の条例づくり交流会議のPRもできればということがありました。
さて、交流会議は全体会と分科会で構成されているのですが、分科会について、特別分科会となる“E”に参加しました。以降、そこで出された意見についてまとめます。


分科会Eは「未来夢議会」と題して、議会事務局研究会に関係する方々が運営されていました。「開かれた議会を推進」、「政策提案する議会を推進」、「審議が活性化する議会を推進」の3グループに分かれ、それぞれが1時間半程度の間議論をする構成でした。(詳細は画像を参照)
私は「審議が~」のテーブルに入り、意見の推移などを聴きながら、もちろん議論にも参加していました。
最終的な発表の内容が以下のものになります。

**********
▼分科会E 報告▼

■開かれた議会を推進
現状: ネット中継もしている、やり方に問題があるのでは。どのような議論で結果がでたのかわからない。
課題: 市民にも問題があり、意識、関わりたくない → 議員と意識にギャップがある。
必要: 議会の議論を活発に。議会報告会のやり方の見直し、委員会がテーマ型など。市民と議会がうまくコミュニケーション。議員個人としてではなく、委員として参加する報告会。
事務局: 市民と議会の橋渡し役

副議長(神戸市会):徹底的に議会のしていることを市民に提供したい。関心を持たれているのは、大阪や名古屋などのようなところ、平穏なところはそうではない。首長ががんばっているだけに見えて、議会ががんばっているように見えない。動員をかけないと人が集まらない報告会。住民の言いたいことを聞く報告会を、中学校区などで実施もありか。

■政策提案する議会を推進
現況: こんなことをやっているのか。議案審議ができているのか、それを抜きに政策提案ができるのか。執行機関がやらないことを、神戸市会では出したことが例か。
課題: 意見書について会派一致でなければと行うことがあるが、そうなると事務局の立ち位置は?委員会提案になると、いきなり本会議になり議論がわかりにくい。
必要: 会派ではなく議会として審議することが大切か。政策提案に至る仕組みづくり。修正も含めたことをやりやすくする。市民の意見も吸い上げる。議会の中で議論をする。議員が勉強する、それを市民に返していく仕組み。
事務局: 後方支援の能力を高める。先任の担当をつけるべきか。事務局機能の充実。住民の知恵を議論に生かす仕組みを事務局も。
明日から: ネットやフェイスブックの活用。

全国市議会議長会: いかに事務局が関与できるか、できることをする。議会としてこの年度に作る目標の条例案など。
議長: 政策提案する議会に。まず予算修正に取り組むことから、提案権は首長だけだが、市民・住民の意見を取り入れて修正に取り組むことは。

■審議が活性化する議会を推進
現状: 活発でない、議論はない、白か黒かの審議。執行部への質疑だけ。大量の資料を読んでいるのか
課題: 資料がわかりにくい。意見が反映される仕組み、予算案がでてからではなく、その前に議会が意見を言える仕組み。議員の資質の課題
必要: 市民が議員に足を運んでもらえるように。活性化しているかをチェックする仕組みも必要か。
議会は: 課題があったときに地域に意見を聞く場の設置。後での報告だけでなく意見を聞くこと。
事務局: 議員に意見を言っていく。先進事例なども。事務局の拡充。事務局員の質向上

質問: 事務局をどうするかということ、事務局のある部分を市民の協力を得てはどうかという意見。議員を経由した形もあるが、事務局が直接市民と手をつなぐこともあるか
*******

自分としてピンとくるところを太字にしていますが、分科会での議論もまだまだ足りない感じでした。

この中で、予算の修正についてが取り上げられていますが、私も予算の修正案の提出に取りくんだことがあります。このときは、議案の提出にも必要な3人の議員で修正案の提出の動きを取り、事務局を通じて修正案の素案を作成したのですが、後で、そのように議会事務局を関係させるのはいかがなものかということが、他の議員から意見されました。
少なくとも、私が議員になってから予算の修正案の提出ということは一度もなく、その手順を追うことさえ手探りでした。修正案については、単純にお金をやり取りするだけでなく、その後のことも含めての修正ということでした。このような取り組みをするために、本来は議会事務局があると思うのですが、残念ながらまだそういう意識がないのかもしれないと思いました。

そのような経験を踏まえながらの分科会での意見交換は、非常に意義のあるものでした。なかなか、議会事務局と議会や議員の関係、事務局と市民との関係を正面から話しあうこともないのですが、鈴鹿市が、鈴鹿市議会がよりより進路を選択するためにも、議会事務局の存在は大きいとあらためて感じた分科会となりました。
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外へ出よう

2013年10月19日 11時29分57秒 | Weblog
今日は市民と議員の条例づくり交流会議に参加するため、宝塚に向かっています。このような集まりに参加するのは、知識や情報を得ることはもちろんですが、他のまちの議員の方々やいろいろな方々と交流を持つことも大切だと思うからです。

さて鈴鹿市役所についてですが、内向きの価値観が強いように感じます。時代の変化をかぎ取って変革することよりも、大過なく現状を維持するほうがどちらかといえば評価される空気があるように感じます。一概にこのことは悪いことばかりではないと思いますが、社会の変化の早さに対してとても弱いと思います。このような空気を入れ換えるべきだと考えている方は多いとも思うところです。

このような流れを変えるには、一人でも多くの市職員が若手から中堅手前くらいの時期に、多様な人の考えに触れたり、JIAMなどで自分たちのまち以外の人と交流したり、ある政策について先進的かつ熱意を持って取り組む自治体に直接研修に伺う機会を多くすべきと思います。そうして、自分の目で見て耳で聞き、肌で感じて頭で考える経験を重ねることが、市行政の底上げになるはずです。
こういうことには、いろいろな意味でコストをかけていいと思います。
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ブロック塀除却について

2013年10月18日 11時51分21秒 | Weblog
ここのところ豪雨であったり、台風であったり、竜巻であったり、自然災害の怖さをあらためて目の前に突き付けられていますね。津波の記憶もまだまだ影を落としているのが現状だと思います。もしかすると、これまでの暮らしを根本的に見直さなければいけなくなるときがくるかもしれない、そう感じる部分もあります。
そんな中、津波であれば避難タワーや命山のように避難先に意識が行きがちですが、津波は大地震の結果起こる災害の一つでそれがすべてではないはずです。しかし、自分が今いるところから避難先に移動することに関しては、実のところあまり意識されていないように思います。もしかすると、そこに行くまでの道路状況は平時を想像されていることが多いからかもしれません。大地震に伴っては建築物の倒壊、火災、液状化…といろいろな災害が発生することが考えられ、とても平時とは言えない状況のはずなのですが。。。

ともかく、私たちはもっと避難すること、その移動の途中を意識すべきだと思います。
たとえどんなに素晴らしい避難場所があったとしても、そこに行く途中の道路に障害物がたくさんあれば、平時に想定したよりも時間はかかり、またそこに移動できる人数もすくなくなってしまうのではないでしょうか。また、避難の選択肢も少なくなると同時に、消防車などの緊急車両の通行にも支障が出るのではないでしょうか。
逃げる先も大切ですが、逃げるという行動そのものに対するリスクをもっと意識すべきだと思います。

そう考えたとき、特に狭隘な道路があるまち中で倒壊の危険のあるブロック塀は、倒壊したときに下敷きになるリスクはもちろんですが、それが避難のために使う道路をふさいでしまうというリスクが大きくなります。地域での防災・減災を考えるとき、避難の際のメインとなる道路を地域で話し合い、そこにある倒壊の可能性のあるブロック塀をどうするかということを話し合うことが大切と思います。

鈴鹿市でも「ブロック塀等除却工事事業助成制度」があります。

鈴鹿市HP:防災・減災情報館
このような制度を踏まえて話し合うことも大切ではないかと思います。


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10月全協から~ 2.合川小の教育課程特例校申請について

2013年10月18日 02時01分48秒 | Weblog
10月15日の全員協議会で執行部から「合川小学校の教育課程特例校申請について」が報告されました。

合川小学校HP

内容は、合川小学校の4,5,6年生の教育課程で総合的な学習の時間を活用し、4年生は週2回、5・6年生は週3回、英語科の授業を行い小規模特認校指定を受けるというものです。
※教育課程特例校… 地域の特色を生かした教育課程を編成して教育を実施することができる制度。
※小規模特認校… 希望者に対して市内にある現在の住所のまま所定の条件のもと、指定された学校に入学・転入学できる制度。

目的とされているのは2つで、主旨をまとめると次のようになります。
1.主体性をはぐくむ実践的英語コミュニケーション力の基礎を養う。
2.過疎地における教育のあり方について解決策を模索する。


簡単にまとめると「、合川小学校の高学年で英語の授業を行い、他の地域からも生徒が来れるようにして、学級の規模の維持を図りたい。」ということになるでしょうか。
しかし説明を聞いていて、論理破綻している部分があるのではないかと思いました。
というのは、文部科学省では英語を教科にしようとする動きがあるということが説明の中にあったのですが、そうするといずれ英語教育を行っていることは特色とはならず、他の地域の生徒が合川小学校を選ぶということがなくなるのではないか、とすれば、過疎地における教育のあり方についての課題は残るだろうということです。であれば、今の時点で長期的な展望を考えておくべきと思いその点を質疑しました。また、他の議員からも英語の教員確保の課題や、そもそもの教育課題なども含めて質疑が出ましたが、教育委員会側は歯切れの悪い答弁でした。

このような報告が出てくると、市長も含めて政策課題へ取り組む姿勢に疑問を持たざるを得ません。

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10月全協から~ 1.債権管理の方針

2013年10月17日 20時58分31秒 | Weblog
10月15日の市議会全員協議会で「市の債権の管理に関する基本方針」が、執行部から議会に協議事項として上がってきました。
内容は、「基本的な債権管理は行政サービス提供所属とし、一元化窓口では一定の基準に達した案件のみの部分的な一元化による対応とする。」という取り組み方針のもと、平成25年4月に納税課内に設置された債権回収対策準備室を中心として、債権のより適正な管理と回収を図るため、行政サービス提供所属(債権所管課)と一元化窓口(債権回収対策準備室を含めた一元化組織)のそれぞれの役割と相互関係を整理し、債権管理に関する基本方針を策定するというものです。あわせて、条例制定の考えについても話の中では説明されました。

■基本的な考え方

■市の債権の管理に関する事務処理について(条例素案)


基本方針についての資料と説明を聞いていて、未収金について一元化して取り組むことは市の動きとして前進の部分があると思いましたが、基本方針では回収に力点がかかり、その中で生活困窮になっている市民に対しての支援措置がみえていないことが課題と感じました。
市税などを滞納している人は国税や県税なども滞納しているであろうし、多重債務に陥っている可能性もあるだろうということは、協議会の質疑の中で別の議員から指摘がありました。私も、そのあとに質疑をすることになったので、過去の一般質問から野洲市さんの取り組みについて取り上げたことを軽く触れ、多重債務など相談や生活再建支援の体制はどうするのかや条例に一文書き入れることをと問いましたが、今回の説明では、あくまで市税の滞納に対する取り組みということで市税以外は想定していないことなどの説明に終わりました。

滋賀県野洲市HPより:多重債務トラブルQ&A(野洲市多重債務者包括支援プロジェクト)
2011年9月一般質問:市民相談支援について

今後このような市民相談や支援の仕組みを鈴鹿市が検討することを期待し、また取り入れるようにも働きかける考えでもいるのですが、基本方針検討の初期段階でこのような視点が取り入れられていなかったことに、鈴鹿市の課題を垣間見る感じがしています。
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公共施設撤去のための地方債

2013年10月17日 12時31分24秒 | Weblog
今日の日経新聞で、総務省が公共施設撤去のために地方債を使えるようにする方針との記事が出ていました。

日経新聞=10月17日記事

この内容について、期限限定の制度にして一気に不要な施設の撤去を進める、地方債で資金を調達すれば財政負担を長期間に分散できる効果を見込める、跡地の有効活用でコンパクトシティにも役立つと期待するなど、これまでの世代が恩恵を受けた公共施設を解体する費用を、いろいろな理由付けをしてその恩恵を受けていないこれからの世代も負担する形にしようということが気になります。不要な施設を撤去し新たな開発を行うことは将来世代にも恩恵があるという理由付けは“ とらぬ狸の皮算用 ”的な発想でしかないでしょう。

しかし、それよりも気になったのが、記事中「発行には条件を付ける。施設の撤去で維持管理費がどれだけ減るかや防犯・防災上の効果などを示してもらう方向で検討している。都道府県や政令市の計画は総務相が、市区町村の計画は都道府県知事が審査する仕組みを想定している。」という部分です。

NHKの朝ドラあまちゃんで小泉今日子さんの演じる天野春子が「はぁ~?!」というシーンが何度かありましたが、まさにそんな感じで「はぁ~?!」と言いたくなる感じです。
百歩譲って行政のシステムではそのような考えが出てくるのでしょうが、この文中前半の内容はそもそも、それぞれの自治体の意志決定の部分であり、それを審議することは自治体議会でするべきことのはずです。しかもそれを、市区町村より都道府県が上、都道府県や政令市より総務省が上のような発想で審査するという仕組みを考えていること自体、地方分権に逆行しているのではないかと思います。

一時の高揚感を得る為と痛みから目をそらすためにこのようなことを行うとすれば、そのツケは次の世代に大きくのしかかるだけになる可能性が高いと思います。自分たちのまちのことは自分たちが責任を持って議論し選択することが大切なはずです。
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獣害対策

2013年10月16日 21時01分55秒 | Weblog
昨日は産業建設委員会があり、所管事務調査の項目「中小企業の活性化」、「F1と観光」、「獣害対策」の3つについて、市長への提言をまとめるための意見出しが行われました。以前、行政視察後の視察報告に関しての意見出しがあったのですが、その際、視察の内容も含めた意見の中に鈴鹿でどう活かすかということも織り込んで意見をしたので、今回はその後に気づいたことなどをふまえて意見を出しました。

獣害対策で猟銃での対策について前回意見を出したのですが、今回の委員会では耕作放棄となった茶畑などが獣の隠れ家になったりすること、人間の生活エリアと獣の生活エリアのグレーゾーンとなることが獣害対策のひとつになると、フェイスブックで気づきを頂いたので、そのことを意見に追加しました。また、獣害については鈴鹿市だけでおさまるものではなく、獣の群れの把握や行動エリアの調査などを、近隣市や県とも連携して調査すべきということも意見しました。
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鈴鹿市水道事業老朽管更新基本計画について

2013年10月15日 12時54分14秒 | Weblog
鈴鹿市は平成25年3月に市内の導水管・送水管・配水管の更新を行うための「老朽管更新基本計画」を策定して、ホームページ上で公開しています。

鈴鹿市水道事業老朽管更新基本計画

これを見て頂くと、これから鈴鹿市は水道管更新の山に登っていくだろうことがお分かり頂けると思います。


そして現在考えられている更新のシナリオは3通りです。
1.更新完了が60年後
2.更新完了が79年後
3.更新完了が89年後

この中で総合評価として一番高いシナリオは89年後のものと報告されています。


水道事業や下水道事業は別会計になっているとはいえ、今後、道路などのインフラや公共施設などの維持更新問題も直面する課題です。このような課題があるということを考えにおきながら、政策を選択していかなければいけない時代に入っているということです。
インフラや公共施設への投資は将来世代も恩恵を受けるものだという考えを持つ方もいらっしゃいますが、そうだとしても、すべてを維持することはほぼ不可能で、過剰なインフラや公共施設の整理を行わなければいけないということは避けられないことです。
このようなことに目を向けずに、このようなことを話さずに、耳に聞こえの言い政策ばかり語ることは、無責任な政治になってしまうはずです。

鈴鹿の課題を行政と議会だけにとどめるのではなく、市民の方々にも同じ情報を共有してもらい、その上でこれからを考えなければ、子どもや孫の世代のときに、鈴鹿市はもっと厳しい状況になると思います。
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なにげない資源

2013年10月14日 15時23分08秒 | Weblog
昨夜、壮年バレーの練習に向かうとき千代崎海岸の堤防道路を車で通ったところ、普段から散歩している人が結構いるのですが、外国人と思われる方が数人歩いていました。「なんでやろ?」と一瞬考えたのですが、F1が開催されていたことを思い出し、F1に関係してきている人たちなんだなと思いました。帰りも同じ経路を通ると、堤防沿いにあるちょっとした飲み屋さんでその人たちと思われる人たちが飲んでいるのを見かけました。ここにけっして派手ではないかもしれませんが、鈴鹿の観光資源のヒントがあるはずです。

白子駅から海の方角の東に向かい、南北に千代崎海岸と鼓ヶ浦海岸に沿って歩くと伊勢湾を広く眺めることができます。伊勢湾内の三重県の近鉄沿線の特急停車駅で、こうして歩いて行ける海岸は鈴鹿にしかないのではないかと思います。自転車での移動を考えてもポテンシャルがあると思います。鈴鹿市の景観としても重要なポイントです。

夜になるとセントレアなどの明かりできれいですよ。
どう活かすか、どう価値を付与するかが知恵の出しどころです。

ただ、千代崎海岸を考えてもこの堤防道路沿いには居住されている方々も多く、その方々の生活を乱すようなことは、活性化のためといって許されるものではなく、やはり生活と調和する形を模索しなければいけないと思います。
例えば、三重県に迷惑行為防止条例があり、夜10時以降に騒音を発生させるような行為は禁止されていますから、それを厳守することは大前提になりますし、それ以前の時間帯でもモラルとして意識してもらう仕組みづくりが必要と考えます。

タイトルから内容がずれました感じがしますが、観光資源と考えられる身近な情報を市民の中から集めたり、積極的に外部の人と連携しながら探し、それを集積して観光戦略を練ることが鈴鹿に必要だと思います。また、集積した情報を提供することもまちのすべきことと考えます。
そのためには、よく学び、善く遊び、外からみた自分たちのまちを考え、行動できる行政職員の方々の存在が重要だと考えます。
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