鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

中学校給食について

2011年02月27日 23時31分31秒 | Weblog
ここのところよくどのような考えですかと聞かれます。
理由は、ある方々が配布している文書が、私だけでなく、議会について誤解を招く書き方をしているからではないかと思います。その方々は「中学校給食の導入」、「給食導入の際は民間ではなく市直営で」、「地産地消の推進」ということで請願を出されていました。

結論から言えば、私は中学校給食の導入と地産地消については進めていくことでよいと考えています。
が、市直営の部分については賛同できませんでした。

請願は概ね委員会での審議でも、また市教育委員会も検討委員会の答申などがあることから、中学校給食の導入や地産地消については賛同が多かったのですが、、「市直営」の部分について、多くの議員の賛同を得ることができず不採択となりました。

私も論点をはっきりさせるために反対討論を行ったのですが、それについて文書では「反対」という結論のみが書かれ、説明も市直営の部分だけしか書かれておらず、誤解を招くことになっているのだと思います。

ひとつの出来事として、学ぶことや参考にすることがある事例です。
やはり、議会の議論を見えるようにすること、議会の説明責任を意識することが重要と思います。



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光太夫太鼓

2011年02月27日 23時31分22秒 | Weblog
すこしの間ブログが止まっていました。
とは言っても活動が止まっていたのでなく、3月定例会の開会も含めて、活動をいろいろしてきています。それらについては、また別にあげることにします。

24日は議会初日、一般質問の通告締め切りがあり、3月の一般質問について、「公共交通」と「まちづくり条例」と「小児救急」をテーマにしました。議会2日目、3月4日金曜日の午後1時からの予定です。そのため昨日は議会終了後、行政側と質問主旨についての話し合いを行いました。

25日は午前中、若松小の6年生を送る会を見に行きました。というのも、昨年は行われなかった子どもたちによる「光太夫太鼓」の様子を見たかったからです。

結論から言うと、非常によかったと感じました。流行りの部分もあるよさこい系の踊りとはひと味違い、太鼓をそろって打つ姿は、地域文化として育てていく可能性が非常にあると思います。
折にはさまる子どもの光太夫の台詞も含め、先だってのオペラのように、太鼓の前で光太夫に扮した子どもが演技しても面白いかと思いました。

学校といろいろな調整が必要になるでしょうし、地域づくりでの位置付けなど、より多くの人が関わり話し合うことも必要になるでしょうが、子どもの健全育成、地域への愛着の育成という観点からも、育っていってもらいたいと思います。
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いったいなにがしたいのだろうか

2011年02月14日 19時58分13秒 | Weblog
河村名古屋市長が、自分の立ち上げた減税日本という政党から、三重県知事選に候補を擁立したいという考えをもっているらしいですね。
河村市長はいったいなにがしたいのでしょうか。
自分が中心になる形で政局が動いていることに酔っているだけのような気がします。

河村市長がするべきことは、まず、名古屋市政の運営のはずではないでしょうか。
今は予算編成の時期でもありますし、また、次の統一地方選挙の後を考えれば、すくなくとも「市民税10%減税」と「地域委員会」のふたつについて、自分の得票数におごらず、自分の翼賛議会をあてにするのではなく、きちんと論理的に説明ができるように、またその後の展開もきちんと道筋をつけるべきと思います。

市長として行うべきことよりも、住民投票の結果はやまることになった名古屋市議会議員選挙、衆議員補欠選挙、そして先にあげた三重県知事選挙など、選挙がらみのことばかりが話題に上がっているということを、名古屋市民の方々はどう考えるのかと思います。

議員などをやり玉に挙げて「税金で食べているものが楽をするのはいかん」というようなことをおっしゃっていますが、生活保護を受給することで年金生活の方々よりも楽な生活をしている人たちがいるという問題を、河村市長はどのように取り組まれるのか、そのあたりも注目していいのではないかと思います。

名古屋市政を4年間やり通していない方が、他の自治体のことに口を出すことは、はっきり言って異常ではないでしょうか。
名古屋市や愛知県で河村市長を支援された方々は、まず名古屋市でどれだけのことを実行されるのかを河村市長に問うべきです。
また、大村愛知県知事を支持された方々も、河村市長の動きは正しいことなのか、大村知事に問いかけて頂きたいと思います。

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子どもにツケをまわさない

2011年02月13日 02時20分04秒 | Weblog
昨日、と言っても夜中にこのブログを書いているのですが、愛知県大府市文化会館で開かれた勉強会「子どもにツケをまわさない わかりやすい財政のはなし」に参加していました。講師に千葉商科大学大学院教授 吉田 寛氏を迎え、そもそもなぜ子どもにツケをまわすことがダメなのか、会計の意味も含めての基礎講座に、開催地の大府市のバランスシートを用いた財政の見方についての講演が行われました。


会場には、各務原市議の池戸さんや常滑市議の井上さんなど愛知県内外の地方議員の方々や、統一地方選に向けて活動している佐藤さんなど、真摯に議会に向かい合おうとしている方々が多く参加されており、その意味でも刺激を頂きました。

講演の内容ですが、基礎講座の部分でのお話はわかりやすく、またバランスシートから見る財政について、市民にもわかりやすいものであり、このような講座を鈴鹿でも開きたいと思いました。その際は議員だけでなく、市民の方々も含めた集まりにして、意識向上につなげるように考えたいと思います。

物事の見方や考え方はいろいろな角度からのものがありますが、人口減少の不確定な時代に入っているからこそ、首長も議会も、もちろん市民も次世代に積み残さないこと、ツケをまわすことはすべきでないという意識で、自分たちのまちのことを考え行動すべきです。

実は今日13日には、同じく千葉商科大学大学院教授 吉田 寛氏を迎えた勉強会が桑名市でも開かれる予定で、桑名市議の伊藤なるたかさんからお誘いを頂いていたのですが、地元行事等の都合もあり12日開催の大府市での講座に参加となりました。できれば、2日とも参加の方がよりわかると思っていたのですが、残念なところです。
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語る会

2011年02月10日 18時26分52秒 | Weblog
昨日は地元原永地区で市政報告会としての語る会を開きました。足下が暗く冷え込みもある夜間でしたが、多くの地元の方にお集まりいただき、非常にありがたいと感じていました。
この場を借りてあらためてお礼をさせていただきます。
ありがとうございました。

さて、内容ですがいろいろな課題の中から、地域医療、地域公共交通、議会改革の3点についてこれまでの取り組みと現在の考えを報告させていただきました。それぞれが非常に大きな話になるところですが、10分程度にまとめました。
地域医療については、決して鈴鹿が医療崩壊という問題と縁がない訳ではないことを訴えています。地域公共交通については、高齢者福祉の観点からも、まちを形作るための要素としても重要であることを訴えています。議会改革についてはこれまでの研修などの経験も含め、鈴鹿市議会に必要であることを訴えています。
その後、意見交換を行い、いろいろな意見をお聞きしました。

今日は、実家のある江島台で語る会を開催します。
非常に寒い中、どのくらいの方にお集まりいただけるかと思うところですが、お話をさせていただければと思います。
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こんなのでいいの?

2011年02月08日 22時44分57秒 | Weblog
愛知での3つの選挙が明けて、河村市長の発言で「次の市議選は絶対に現職に入れたらいかんよ」とあったと報道にありますが、この発言ひとつで、あらためて本当にこの人でいいのか?と疑問を持たざるをえないでしょう。
まして、その隣で減税日本から出馬予定の人が三人並んであいさつしていたということを重ねると、その人たちの感性はどのような感じなのだろうとも思います。

現職に返り咲いた市長が、本来は有権者に委ねなければいけないはずである市議選について、自分に反対すると目する人たちに投票しないようにと言うことは、明らかに越権行為であるし、あってはならないことでしょう。
河村市長はよく外国の制度を引き合いに出したりしますが、このようなこともあるのでしょうか?

議員内閣制をしく国会の政権与党と野党の関係と、両者とも別の選挙で選ばれる二元代表制の地方議会と首長では、おのずと選挙での関係も違って当然のはずです。政権与党の党首が地方選挙の応援をすることと、ある都市の首長が自らの都市の議員選挙に関わることは、その意味合いが全く違うはずです。

河村市長が‘民意’が重要であるというのであれば、市議選には首長として干渉すべきではないと思います。また、一個人としてや党首という形でも関わるべきではないと思います。
減税日本から出馬するという方々も、本当に自分の熱意で議員を目指すのであれば、河村市長の応援に頼ることはすべきではないと思います。そのような‘風’に頼る選挙でなく、自分の力で選挙を行うべきと思います。

結局のところ、河村市長と元阿久根市長はそれほど変わらないように思います。
名古屋ほどの大都市でこのようなことでよいのでしょうか?

鈴鹿でも市長が交替する流れになっていますが、はたして市議会とどのような関係を考えているのか、二元代表下での機関競争を意識しているのか、それとも旧来型の裏で話をつけるような考えでいるのか、非常に関心のあるところです。
すくなくとも、名古屋市長のような行動をするような方でなければと思います。

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大きな流れ

2011年02月08日 11時05分23秒 | Weblog
愛知県でのいわゆるトリプル選挙が終わり、圧倒的とも言える投票数比率で、大村秀章氏が愛知県知事に、河村たかし氏が名古屋市長となり、また議会解散の住民投票でも議会解散が圧倒的な数となり解散が確定しました。
このことは、どのような形であるにせよ、地方自治で大きな影響を持った出来事になることは、ほぼ間違いことと思います。
その試金石が議会解散に伴う名古屋市議会議員選挙であり、これに向けてどのような動きが出るのかも含め、名古屋市での動きは注視されることでしょう。

先だって中日新聞主催の公開討論での話を書きましたが、多くの人が河村劇場の観客となり、一緒に盛り上がっているような感じを受けていました。
議会に関することを言えば、たしかに、それまでの名古屋市議会の動き、過去も含めた議会に対する不満が市民の方々にあったこと、また議会自身が自浄と自己改革に疎かったことが問題としてあることは否定するところでないと思います。しかし、圧倒的なメディア露出で、単純化されたキーワードを強調し、それで世論を誘導し形成する手法には、やはり大きな危険が潜んでいるといわざるをえません。

庶民革命というときの‘庶民’とは、いったいどのような人たちを指すのか、耳慣れたこの一言さえ、本当はあまり考えられていないのかもしれません。

今回の選挙の結果について、民主主義ということから考えると、やはり住民、市民の方々の責任、自治に対する意識がより問われることになるでしょう。「市長にお任せしました」ではなく、「政策と自分たちの生活についてチェックする」ということを厳しくしなければいけないはずです。

恒久10%減税の結果、市民サービスの低下や市債の大幅な発行があるとすれば、そのとき、住民・市民はどのような行動をするのか。そのことを公約に当選した議員に、どのようなチェックを求めるのか。やはり考えるべきだと思います。
地域委員会についても、考え自体は良いと思いますが、それがどのように市民生活に浸透していくのか、これまで地域自治に関わっていた人たちとの関連はどうするのかなど、やはり検証した上で進められるべきと思います。

ともかく、今回の結果について、市民も責任を持っているという意識を、どれだけ市長も市民に伝えるのかも、重要なことではないかと思います。

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新燃岳から考える

2011年02月02日 12時36分44秒 | Weblog
霧島の新燃岳の火山活動は活発で、江戸時代の噴火と似た傾向があり、長期化の様相もあるということが報道などでも流れています。このような自然災害は人の力で抑えられるものではなく、そのエネルギーも膨大で、ひとたび起これば甚大な被害が出ることは、過去の活動はもちろん、世界各地の火山活動での被害からもわかることです。
避難をされている方々や、火山灰などの被害を受けている方々には、安心な生活が一日も早く回復できるようにと思うばかりです。

この噴火で考えることは、人口や産業が集まっている地域の近くで火山が噴火、それによる火砕流などの被害はもちろんですが、火山灰などの噴出物による被害に対して、現代の社会がどのように対応していくのか、危機管理の面からももっと真剣に取り組むべきではないかということです。

火山灰について考えると、灰の処理などに非常な労力とコストがかかることは容易に想像がつくところです。また、火山灰はどんなに細かくても岩石ですから、それを吸い込むことによる健康被害も無視できません。農業や畜産業はもちろん、機械製造などの産業も火山灰の影響をどうしても受けることになるでしょう。交通についても、飛行機が飛べなくなったり、自動車も大きな影響を受けることは避けられないはずです。

短期的に考えても相当に大変で難しいことは明らかです。これが1年以上続く長期的なものになったらと考えれば、その問題の大きさは乗数的に大きくなることは間違いないことでしょう。

人の社会生活のいろいろな面でストレスのかかる環境の下で、どれだけ生活を我慢できるのか、不安も含めて大きな問題です。また、仮に火山活動が終息したとして、ストレスがかかった、ストレスでダメージを受けた社会の回復に、どれだけの労力とコストがかかるのか、またどれだけの時間がかかるのか、非常に難しい問題です。
三宅島の噴火の際には、有毒な火山ガスの噴出などから全島避難という選択があったりしましたが、今回の噴火も長期化だけでなく、規模が拡大すれば、それに近い選択をせざるを得ないことになるかもしれないと思います。

こう考えると、市町や県といったレベルだけでは対応できない問題で、国レベルで真剣に考えなければいけないことだと思います。事が起こってから対応するのではなく、事前にリスクを低減する方向で国で議論すべきでしょう。政党間の政争よりも、もっと大切なことを議論すべきと考えている人は多いのではないでしょうか。

今はあまり話題に上りませんが、富士山も火山です。休火山であるだけで、活動が終わっているわけではないはずです。もし噴火したら、どのように国は対応するのか、今回の噴火でふと考えました。
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