まちの持続性を考えるために

鈴鹿市公共施設マネジメント白書が公開されています。
■鈴鹿市公共施設マネジメント白書

この白書の内容について、市民の方々に伝わり切っていないのではないかと感じています。
特に次の項目部分について、きちんと市民の方々に伝えなければ、これからの政策選択をはじめとして、将来世代に責任を持ったうえでの市政運営はできないと思うところです。このことは行政だけでなく、議会も意識しなければいけないものだと考えます。
■第3章　公共施設等に関する現状と課題
第３章の中から・・・

ここでは
◇将来更新費用の見込み
・現在保有する施設を維持していくだけでも、平均して年20億円以上が追加で必要となる。
・インフラの更新費用も直近の投資水準を上回る見込み。
赤字部分について市民の方々にきちんと伝え、自分事として考えてもらうことが急務だと考えます。
さらに緑字部分を重ねると・・・

という資料となり、これまでの考え方では立ち行かなくなることが予測されます。

起債（借金）や基金の取り崩しなどで対応できる部分があるとしても、人口が減少していく世の中で、将来世代の選択肢を狭めないように、現在の世代がしっかり考えなければいけないはずです。そして、決定には責任が伴うという意識を、より強く持つことが求められていると考えます。

鈴鹿市は公共施設の再編やインフラの適切な維持更新なども踏まえながら、これから20年先のハード面でのまちのあり方を考えなければいけませんし、並行して地域づくりや地域包括ケアシステムなど、私たちの生活をソフト面からさせる仕組みも考えていかなければいけません。

市議会に問われている課題は、非常に大きいものだと考えています。

鈴鹿市議会の会派構成

改選後の会派構成が変わりました。
自分の所属は「鈴鹿の風」となっています。会派についてですが、新人議員の方々の加入を受けて、以前のすずか倶楽部から名称の変更ということになります。

■会派構成について■

「鈴鹿の風」…　後藤光雄、中西大輔、永戸孝之、明石孝利、平野泰治

「平明の会」…　野間芳実、矢野仁志、市川哲夫、森喜代造、宮木健、山中智博

「緑風会」…　宮本正一、大杉吉包、今井俊郎、薮田啓介、山口善之、平畑武

「リベラル鈴鹿」…　板倉操、森田英治、水谷進、大窪博

「市民クラブ」…　大西克美、中村浩、原田勝二

「公明党」…　池上茂樹、藤波清司、船間涼子

「日本共産党」…　石田秀三、森川ヤスエ、橋詰圭一

無所属 …　森雅之、伊藤良司


以上の構成でのスタートとなり、あす以降、各種委員会や三役などが決まっていくこととなります。

新体制スタート

今日、５月１日は鈴鹿市議会の議員懇談会が開催され、新しい会派結成届などの動きがあります。これから新しい体制での鈴鹿市議会が動きだすことになります。
フェイスブックなどに書いていることですが、鈴鹿市は平成２７年度に大きな計画の策定があり、それらにどう取り組むかが市議会に問われています。

参考までに、ここ３期ぶんの議員の推移をグラフ化してみました。
グラフは年齢で並べています。このメンバーでどのような議論が行われていくのか、ぜひご注目ください。