鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

11月13、30日と12月3日に送信の意見など

2020年12月04日 12時44分43秒 | Weblog

11月13日から12月3日までに鈴鹿市や三重県にメールで意見した内容を掲載します。

昨日は、鈴鹿市で10件の陽性反応の報告があり、その内容を見ているとクラスターではなく、県外への移動や人の往来による感染事例が見えており、鈴鹿市として市民の皆さんに行動に注意して頂くよう発信することが必要ではないかと考えています。

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【11月13日(金)  23:37送信】

To鈴鹿市 市民対話課, 鈴鹿市健康づくり課, 鈴鹿市議事課

11月5日分の質問に対する回答ありがとうございました。
回答を読んで、いくつか意見がありますので送信させて頂きます。

② 外国人コミュニティに対しての効果的なアプローチや啓発について

・・・回答を読みましたが、中国語や鈴鹿大学の学生に多いネパール語の対応はどうなのかと気になります。市内に在住、在留する方々の構成に配慮されてはどうでしょうか。
 また、鈴鹿大学もそうですが、外国人労働者を雇用している企業への働きかけはどうなっているのでしょうか。それぞれの動きに任せるだけではなく、情報収集や交換をされるべきと思います。
 また、イラストを活用しながら端的に注意喚起と感染予防を求めるポスターを、市内の飲食店などに配布することに取り組まれてはどうでしょうか。

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【11月30日(月)  13:23送信】

To 三重県医療保健部 新型コロナウイルス感染症対策本部、鈴鹿市 健康づくり課

連日感染事例が多く、日々の対応、誠にありがとうございます。
公開されている情報からですが、陽性反応者の方々の状況を見ていると、個別の感染事例から物事を考えていくことは非常に難しい状況と考えます。
先だって政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が「人々の個人の努力だけに頼るステージはもう過ぎた状況」との認識を示されましたが、その通りと考えます。

そのような新型コロナの状況に関していくつか質問と意見をさせて頂きます。
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① 県および自治体での新型コロナ医療体制について、わかりやすく説明図を作成してホームページ上に掲載して頂きたい。
・・・ 昨日、市民の方から医療体制はどのようになっているのかということをご質問頂きました。三重県が主導し体制を構築していて、入院のための病院があり、軽症の方のための施設はホテルを借り上げる形になっているとお答えさせて頂きましたが、このようなことをすぐに説明できるようにするための説明図があればと考えるところです。三重県及び鈴鹿市のホームページからすぐにアクセスできることが必要ではないでしょうか。
 各自治体でのかかりつけも含めた検査体制から、どのように陽性反応者の方が医療を受けることになるのか、感染拡大の中、県民・市民の皆さんの関心が高いところと考えます。

② 個人の日々の健康チェックを強く推奨してはどうでしょうか
・・・ 11月19日公開のVer.7を拝見させて頂いていて、健康チェックについては、当然のこととしてなのか、あまりメッセージとして強く受け取れないように感じました。この点について、いま一度、県民・市民の皆さんへの啓発に力を入れるべきと考えます。
 児童・生徒は通学にあたって検温等を実施していますが、感染は大学生から大人の活動に伴って広がっていることを考えると、その世代で日常的に自分の体調をチェック、疑わしい場合は外出等を控える行動をとるなどして頂ければ、県内での感染スピードを遅くすることができるのではないかと考えます。
 例えば、「①37.5℃以上の熱の有無、②咳や咽頭痛などの風症状の有無、③嗅覚や味覚異常など特有の症状の有無、④居住地以外への外出の有無、⑤不特定の人がいる場での飲食の有無」などを日々チェックしてもらうことができれば、その方の感染予防意識が高まることも期待されると思います。

③ 三重県による県外移動についての考えを整理して頂いてはどうでしょうか
・・・ Ver.7の4ページ「(4)移動について」に関して、「移動先の都道府県の感染状況や移動に関する方針等をよくご確認ください。」とあります。このことについて、三重県としての考えも整理して頂いてはどうでしょうか。
 私自身も関係していることですが、12月第2週にジュニアバレーの東海交流会が岐阜で開催されることになり、現在、出場に向けて動いているところです。
 最終的には岐阜県側の主催団体が、開催の可否を判断することになるとは思いますが、感染予防に関しては、主催者から大会2週間前からの体調管理を求められ、日々の体温などの記入を求められていますが、三重県としてもこのような場合について、考えを整理して頂ければと思うところです。

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【12月3日(木)  17:42送信】
 
To 鈴鹿市 防災危機管理課、健康づくり課、学校教育課

今日の新型コロナ対策特別委員会はお疲れさまでした。
先ほど届いた感染者情報を拝見しました。
クラスターではなく1日にこれだけの報告が上がってきたということは、国や県を待たず、鈴鹿市として市民の方に、市としてのメッセージを発信すべき状況ではないかと思います。
市内での日常生活について、感染予防と感染拡大予防に配慮した行動や健康管理を日々行っていて、お互いに安全を確認できていたりする状況であれば、無理に行動を止めることはないと思いますが、特に、明日から週末でもあり、市民の皆さんに配慮してほしいことを発信すべきではないでしょうか。

例として端的に
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① 感染者の多い地域への不要不急の外出を控えてもらう。

② 不特定多数の人が多いところに出かけることは控える。

③ 市内での活動にあたっては、感染予防と感染拡大予防に配慮してもらう。

④ 健康管理を十分に行って、体調不良での外出はやめてもらう。
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などです。

 

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時代を振り返る

2020年12月04日 12時44分18秒 | Weblog

 「Think global, act local」という言葉がありますが、コロナ禍の今、これから先の社会のあり方を考える時に重要だと思います。グローバル社会としてつながった世界を否定するのではなく、つながりのあり方を考え直すことも含めながら、世界を意識した視点で考えることを大事にして、そうして身近な社会で行動すること、身近な社会での行動を見直すことが大切だと思います。

 斎藤幸平氏の著書に『 人新世の「資本論」』があります。人新世は「人新世(じんしんせい、ひとしんせい、英: Anthropocene)とは、人類が地球の地質や生態系に重大な影響を与える発端を起点として提案された、想定上の地質時代。: 参照 Wikipedia 」とされています。この考え方にそって書かれている一章と二章についてだけでも、前述の書籍を読んでみて頂いてはどうかと思います。

 私たちは、二十世紀に入ってからコロナ禍の前まで、グローバル経済が急激に成長する中で恩恵を受け、現在があるのは事実だと思います。しかし一方で、成長したそれは、グローバルな企業が中心になっていくことで、どんどん私たちを弱らせていってはいないでしょうか。利益や富の分配があまりにもバランスを崩しながら、今に至っているといってもいいかもしれません。
 
 また環境問題についても、気候変動も含めて、グローバル経済の影響がないとは言えないでしょう。ずいぶん前から問題になっているアマゾンの熱帯雨林の破壊、東南アジアでの熱帯雨林の破壊などは、グローバル経済の成長の中で、その恩恵を受けるため、その価値観の中での行動が招いてきているのではないでしょうか。
 その一方で日本ではどうか、昔から言われますが、安い外材の利用でスギやヒノキなどの価格が下がり、山が荒れたりしていないでしょうか。
 
 私たちは、思想の右や左に関係なく、科学的な視点も含めながら、これまでの社会を振り返る必要があると思います。
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