報道などで「輪島KABULET®カブーレ」の温泉施設が活用されたことなどを目にしていたのですが、地震による市内の状況や、豪雨による山間の状況を見ていて、復旧の進捗などいろいろと気になることがありました。
写真は市役所内にあった輪島塗の支援に関する窓口です。輪島塗も現在のところは、在庫として持っていたものが出ていて、売り上げとして悪くないようでした。しかし、職人の方が被災したことで、工程の中で職人さんが不在となっているところがあり、今後の生産に課題があるようです。
そして市内の状況ですが、地震による影響から立ち直っている最中に、豪雨災害に見舞われ、振り出し以下になったような状況だったということでした。「輪島KABULET®カブーレ」のあたりまで浸水し、カブーレの温浴施設も被災、ですが早急に再開されたとのことで、地震の際も含めて意義があったということです。また、現在も福祉を通じた活動をされていて、地域の支えになっていることを感じました。
■テレ東プラス:「温泉にビール…被災地の灯台のような施設「輪島カブーレ」の復興戦略」
ただ、現時点で公費解体は約6割、下水はところどころでくみ取る形、山間には土砂崩れの跡がまだそのままだったり、その中で、人口は約3割、職員数は約70人減少と、厳しさを感じずにいられません。
隣の輪島市門前町に行くにも国道249号は寸断され、穴水町経由で迂回しなければいけなかったり、主要道路の「のと里山海道」も、崩落しているところがそばにあるところを応急的に開通していたり、道路そのものも輪島市に近いところほど大きくうねっていたりと、交通アクセスに大きな課題を感じました。
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