多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

東久留米市「門前厳島神社」

2010年11月16日 | 神社
門前厳島神社 

鎮座地 金山町1-6 

祭神 市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)

解説 
江戸時代は弁財天社といい鳥居の扁額も当時のままである。

現在宝泉寺蔵の「板絵弁財天十五童子図」はもと当社のものという。

平成16年写真撮影当時社殿は工事中だった。

なお写真左の看板が出ている神社はすべて南沢氷川神社栗原氏の兼務。

東久留米市「門前稲荷神社」

2010年11月15日 | 神社
門前稲荷神社 

鎮座地 東本町16

祭神 陀枳尼眞天(だきにしんてん)

解説 
もと当社の周辺には覚宗寺という寺院がありその守護神として創建された。

覚宗寺は江戸時代には廃寺となり以後当社も荒れ果てていたが、
昭和2年(1926)門前村民と浄牧院の努力により再び祀られた。

なお、愛知県豊川稲荷(仏教寺院)のご分霊を祀っているため、
正確には神社といえないかもしれない。

東久留米市「門前氷川神社」

2010年11月14日 | 神社
門前氷川神社 

鎮座地 氷川台1-12

祭神 素盞嗚尊 (すさのおのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 村民持ち

例大祭 9月17日

解説 
明治44年(1911)他の地より現在地へ遷ったという。

もと南向きに鳥居・参道・本殿が並んでいたというが、
道路造成にともない現在は東向きに変更された。


氷川神社の狛犬



・奉納年 ?
・石工 ?
・願主 ?
・右 阿形 子取り
・左 吽形 玉取り

東久留米市「南沢氷川神社」

2010年11月12日 | 神社
南沢氷川神社 

鎮座地 南沢3-5

祭神 須佐之男命(すさのおのみこと)
    稲田姫命(いなだひめのみこと)
    大己貴命(おおなむちのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 多聞寺?

例大祭 4月8日

解説 
創建年は不明。
当社の付近は沢頭という湧水群で水神として祀られていたものと思われる。

社伝によると、
の開発にともない流水を出雲国簸の川の故事にならい河川を疎通させ、
当社を創建したという。

江戸幕府の老中久世大和守等の支援をうけ、
承応3年(1654)再建された時の上棟札を伝えている。

なお東久留米の全神社は当社の神職栗原氏が兼務している。


氷川神社のホームページ
http://www.hikawa-jinja.jp/

東久留米市「瘡守稲荷神社」

2010年11月11日 | 神社
瘡守稲荷神社 

鎮座地 八幡町2-12

祭神 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

例大祭 2月初午

解説 
前沢宿上宿講中の管理。

性病治癒に霊験があり。
土団子を奉納して祈願し病気平癒のお礼に米団子を奉納する習慣がある。


東久留米市「神山氷川神社」

2010年11月10日 | 神社
神山氷川神社 

鎮座地 神宝町1-17

祭神 素盞嗚尊 (すさのおのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 浄牧院

例大祭 4月12日

解説 
文安年間(1444~48)別当寺浄牧院とともに土地の鎮守として創建。

元和5年(1618)の浄牧院11世陽岳宗春以来たびたび社殿を改築し現在に至る。


氷川神社の狛犬



・奉納年 明治35年(1902)
・石工 田無町石工 谷合廣吉
・願主 岡野重吉 東京市日本橋区
・右 子取り
・左 玉取り

東久留米市「厳島神社」

2010年11月09日 | 神社
厳島神社 

鎮座地 新川町1-4

祭神 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)

解説
もと当地の野島氏の屋敷神。

明治20年(1888)頃現在地に遷る。

市杵島姫命の本地である弁財天として信仰されているらしい。

東久留米市「八幡神社」

2010年11月08日 | 神社
八幡神社 

鎮座地 八幡町2-8

祭神 応神天皇(おうじんてんのう)

旧格式 村社  

別当寺 延命寺

例大祭 9月15日

解説 
前沢村の鎮守。

南北朝時代に新田義興が創建したという。

元禄12年(1699)八幡宮を再建した延命寺の僧、源雄が記した「新田大明神募縁記」によると、
もと正八幡宮とか新田大明神などといい、
白馬に乗った義興像をご神体としていたが火災で焼失したという。

稲城市の神社概略

2010年11月07日 | 神社
稲城市の神社概略

稲城市は丘陵地帯であるが、
古代人にとっては谷からの湧水によって容易に水田耕作が可能なため、
台地よりも早くから開けた。

式内社に比定される古社が穴澤天神社・青渭神社・大麻止乃豆乃天神社と三社もある。

江戸時代前期、稲城地区は旗本領であった。
矢野口は加藤氏、長沼・大丸は朝倉氏、百村は坪内氏、坂浜は天野氏、平尾は黒澤氏の所領となっており、
それぞれの鎮守社と深い関わりをもっている。



これにて稲城市終了
明日より東久留米市の神社を紹介予定!

稲城市「八坂神社」

2010年11月07日 | 神社
八坂神社 

鎮座地 東長沼1989

祭神 素盞嗚命(すさのおのみこと) 
    秋葉大神(あきばのおおかみ)

旧格式 無格社  

別当寺 放光寺

例大祭 7月13日に近い日曜

解説 
もと牛頭天王社。
かつて東長沼2009にあったが大正年間に道路拡張のため現在地へ遷る。

その際秋葉神社が合祀された。

なおこのあたり多摩川梨の産地である。

稲城市「八雲神社」

2010年11月06日 | 神社
八雲神社 

鎮座地 矢野口2426

祭神 素盞嗚命(すさのおのみこと)

旧格式 無格社 

別当寺 安楽院

例大祭 ?

解説 
詳細不明。
もと牛頭天王社といった。

明治時代に穴澤天神社に合祀された国安神社跡に近く、
同社の社家(現穴澤天神社の神職)山本家に隣接しており、
何らかの関係があったものと思われる。

稲城市「但馬稲荷神社」

2010年11月05日 | 神社
但馬稲荷神社 

鎮座地 大丸233

祭神 宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)

旧格式 無格社  

例大祭 2月初午

解説 
江戸時代以前より信仰されていたようだが詳細は不明。
本殿は文久2年(1862)造。
扁額は文政9年(1819)年造との事。

稲城市「多度神社」

2010年11月04日 | 神社
多度神社 

鎮座地 東長沼

祭神 多度大神 

旧格式 上新田津島神社境外摂社

解説 
天明4年(1784)多摩川の堤防守護のため、
三重県の多度神社の御分霊を祀った。

稲城市「杉山神社」

2010年11月03日 | 神社
杉山神社 

鎮座地 平尾1189

祭神 日本武尊(やまとたけるのみこと) 
    弟橘姫尊(おとたちばなひめのみこと)
    須佐之男尊(すさのおのみこと) 
    猿田彦命(さるたひこのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 宝泉寺(廃寺)

例大祭 9月28日に近い日曜

解説 
杉山神社という神社は鶴見川流域に72社あり当社はそのひとつ。

ご神体は延徳4年(1492)造の不動明王の懸仏であったが、
現在は失われ日本武尊(やまとたけるのみこと)と弟橘姫(おとたちばなひめ)の木造である。

本殿は延宝4年(1676)造。
旧別当寺宝光寺の廃寺後、
ご本尊であった延宝7年(1679)製造の阿弥陀如来坐像を伝えている。


杉山神社の狛犬



・奉納年 大正4年(1915)
・石工 溝口石工 内藤慶雲
・願主 黒田尚寛
・右 阿形 子取り
・左 阿形 玉取り
・記事 内籐慶雲作の狛犬は狛江市「伊豆美神社」などにある。