多摩の神社準備室

偽神道家「掃部助」と申します。
旧武蔵国多摩郡の神社を紹介していきます。
一日一社紹介予定!

世田谷区「奥沢神社」

2013年02月08日 | 神社
奥沢神社 

鎮座地 奥沢5-22

祭神 誉田別尊(はんだわけのみこと)
    倉稲魂命(うかのみたまのみこと)

旧格式 村社  

別当寺 不明(新編武蔵国風土記稿に記載なし)

例大祭 9月第二土曜の次の日曜

解説 
奥沢村の鎮守。

世田谷城主吉良氏の家臣、
大平出羽守が奥沢城を築くにあたって守護神として創建したという。

かつては奥澤八幡神社といわれたが、
明治42年(1909)稲荷神社を合祀して社名を改めた。

9月第二土曜には、注連縄を巨大な蛇にみたてて作る「厄除けの大蛇練り」神事が行われる。





世田谷区指定無形民俗文化財「大蛇お練り行事」

 江戸時代奥沢村に疫病が流行した際、名主の夢枕に八幡神が現れ、
「藁で作った蛇を村人が担いで村内を巡行すれば疫病が治まる。」と告げたという。

鳥居に掲げられた大蛇は昨年のもので、今年のものは社殿に安置されている。