大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

ミイラ発見

2009年06月25日 | 不思議
改造現場の2階の押入の床をめくったら、こんなの出てきました。

一瞬、猫かとおもったけれど、顔がネズミみたいな…。
でも大きさからいくとイタチかなあ?
(体長8寸くらい)


どなたか詳しい人いませんか?

天に向かって声上げて…

2009年06月20日 | 文化
「建築」として捉えがちなのだけど、そんなもんじゃないんだ。
村の人たちが集まってきて、生きていくための「結い」。
お祭りや、田植え、稲刈り…。
きっとそんな暮らしのなかのひとコマだったに違いない。



労働歌「ヨイトマケの歌」というのがある。

美輪さんのあの「よいとまけの唄」の挿入歌となってる「ええんやこーら」ってやつだ。
女手一つで子どもを育てて…っていう…。
多くは都市部の建設現場で唄われたようだけど、このあたりの田舎の普請では、少し事情が違って、「とうちゃんのためなら…」とはいかずに、「音頭とり」といわれる人が扇子なんぞを持って、はやしたてて、酒を飲んだりしながら村人が総出で綱を引いたりということだったようだ。
だから今回の「地ツキ」のことを「よいとまけ」と呼ぶのは本当はちがうかもしれないけれど。

で、年配の板金職人さんが、唄を覚えていた。

♪ことのはじめを一といふ~
と唄うと、
「わっしょい!わっしょい!わっしょい!」
とみんなで綱を引き離す。

そして10まで数えたころにツキ固まっているということだ。
もちろん地盤の状態によって唄う回数は変わったことだろう。

田園風景に、皆の掛け声が響き渡る…。

平成の世に、人力で地固めをする、ってのを笑う人もいるだろう。
呆れて、馬鹿にする人もいるだろう。

でもそこには、経済社会のなかでは理解できない、構造計算では解析できない、
インターネットでは伝えきれない、何かがあった。

参加いただいた皆さん、本当にお疲れ様。
この心のこもった基礎石の上に建てる柱だもの、しっかり刻ませていただきます。
ありがとうございました。




★まったく、タイムリーな話で、先日、朝日新聞のコラム「社説」(6月21日付)に「石場建て」が取り上げられ、また、国会予算委員会で、その「石場建て」についての答弁が繰り広げられました。
ようやく、現場の気持ちが中央に届きはじめた感がします。
もうええかげんに、庶民の暮らしを苦しめる法律は見直して、早く、普通に家造りができる時代に戻ってほしいと願ってやまないのでした。

(23日追記)

土曜日、ヨイトマケ、します。

2009年06月18日 | 文化
この場を借りて告知です。

先々週の日記にもあった「よいとまけ」。

今度は新築の私の事務所(又の名を「製材工場の休憩所」…笑)でやります。

場所はこちらです。

http://www.mapion.co.jp/c/here?S=all&F=mapi0318200090617202346

広域は、
http://www.mapion.co.jp/m/34.7939130555556_136.436886944444_9/
を参照。

20日(土)、朝から日が暮れるころまでやってます。
是非遊びに(手伝いに)きてください。
お気軽にメールでお問い合わせください。

取り急ぎです~!

虹のHoshiコンサートin名古屋(出版記念イベント)

2009年06月08日 | 音楽
話は早(速)かった。
前日の美里コンサートの懇親会で、会場ホストの写真師まっちゃんと、まさに阿吽(あうん)だったのだ。

「よし!名古屋行くか!」
「行こか!」

これを乗りかかった船といっていいのか、ただの物好きなのか、なんだかよくわからないけれど、平日(月曜日)であるので、普通に昼間は仕事して、美里の「Hコレ」(←いやあ伏字でイニシャル使うと変!=「HIBICORE」)へ急ぐ。
まっちゃんに上着を借りて、高速飛ばして中区の「S色M玉」(やはり伏字は変!)まで。

ここからやっぱり伏字が変なので実名書きます。
空色曲玉では、今回の「虹のHOSHIコンサート」のマリオこと丸山さんの本の出版イベントで、夜8時から、ミニライブなのだ。

コインパーキングに、まっちゃんの軽バンを留め店に入ると、昨夜遅く(正確には今朝未明まで)一緒に呑んでた、マリオさんとはるちゃんに再会!
名古屋の自分の仲間たちも集まってきてくれて、それはそれはまた私にとってシアワセな時間となったのであった。


写真は、写真師まっちゃん撮影。
私はカメラを持っていかなかったのでデータを頂戴たけど、彼もコンパクトカメラしか持って行かなかったのでちょいと暗い。

あまりに普通に2日間、目の前にマリオ&はるちゃんがいたので、なんだか明日から寂しくなるな、と、2人を見送り、自分らも名古屋の友人を軽バンで各所に降ろしつつ名古屋西インターから高速で芸濃インターまで。
今後のことをまっちゃんと話しながら帰ると、ある瞬間から返事が返ってこなくなる。
あ、オヤスミなのね。
だいぶ呑んでたからなあ。
(今日は自分は運転手なので匂いかいだだけ)

というわけで、明日から仕事がんばろうと心した(苦笑)、虹のHOSHI2日目であった。

虹のHoshiコンサートin美里

2009年06月07日 | 音楽


(ひとりごと)
先月末、津市の郊外の麦畑で見た虹…。
現場へ大急ぎで走っている途中…。
この状況、あ、綺麗だな…だけだったかもしれない。
どういうわけかトラックを路肩に留め、駆け足で畑の中に…。

それが、5月28日だったことに気付いたのは実に今日のこと。



 


「平和」をテーマにしたコンサートのお手伝いは、過去に何回もさせてもらい、そのたびに戦争の悲惨さを知り、もちろんそれはそれでとても素晴らしいひとときで…。
ただ、戦後、いや、「もはや戦後ではない」と言われた時代以降に生まれた私なんかが、「ヒロシマのある国で」や「折鶴」を歌っても、あまりに漠然としていて、大好きな歌でありながらしっかり噛み砕けないというのが本音だったのかな?とふと思った。




自分の中で今回のコンサートは、後頭部をぶん殴られたかのような出来事だったのだ。
「う!してやられた!」って感じだろうか?
(もちろんいい意味で)




第1会場の美里文化センターで、yellow Soulのお2人のライブのなかでの絵本「原爆の火」
http://www.shinnihon-net.co.jp/catalog/product_info.php?products_id=1136
の朗読。
そのあとのしばしの会場移動の散歩。

その第2会場となるこの古民家で、絵本に出てきたあの「火」と自分が対面することになる。
「スタッフ」の札を首にぶら下げながら、気持ちは、会場のホスト、M氏のペースにまんまと飲み込まれた観客の1人になっていた。
(もっともこのイベントに「観客」という言葉は適さないけれど)

戦争反対と歌うのはとても簡単で、その言葉は、ストレートに相手の耳に入る。
簡単といっても、それはとても勇気のいることで、その切り出しがなければ、まったくなにも伝わらない。
ただ、なにかが足らないような気がしてならなかったところで、今回のマリオさんとはるちゃんがそれを教えてくれたように思えたのだ。



福岡県星野村で大事に点され続けた原爆の火の分身を3つのカイロに分けて持ち、北海道を目指すお2人…。
そのカイロを掌に、自分はガラにもなく今までにないような神妙な、かつ、なにかさっぱりわからないのだけどシアワセな気分に浸り、そして、シアワセな気分になることが、すなわち、「シアワセ」なんだということを知ったのだった。

今回のお2人の旅の行程もあと半分。
微力ながら三重の片田舎からエールを送り続けようと思う。



ブログを読んでくれている皆様についでに宣伝!
今回私は、三重と、翌日の愛知の2日間をお供させていただきました。
この後の地域でも素晴らしいライブが続きます。
是非連絡をとって会場に足を運んでください!
http://pace628.blog7.fc2.com/