大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

虹のHoshiコンサートin美里

2009年06月07日 | 音楽


(ひとりごと)
先月末、津市の郊外の麦畑で見た虹…。
現場へ大急ぎで走っている途中…。
この状況、あ、綺麗だな…だけだったかもしれない。
どういうわけかトラックを路肩に留め、駆け足で畑の中に…。

それが、5月28日だったことに気付いたのは実に今日のこと。



 


「平和」をテーマにしたコンサートのお手伝いは、過去に何回もさせてもらい、そのたびに戦争の悲惨さを知り、もちろんそれはそれでとても素晴らしいひとときで…。
ただ、戦後、いや、「もはや戦後ではない」と言われた時代以降に生まれた私なんかが、「ヒロシマのある国で」や「折鶴」を歌っても、あまりに漠然としていて、大好きな歌でありながらしっかり噛み砕けないというのが本音だったのかな?とふと思った。




自分の中で今回のコンサートは、後頭部をぶん殴られたかのような出来事だったのだ。
「う!してやられた!」って感じだろうか?
(もちろんいい意味で)




第1会場の美里文化センターで、yellow Soulのお2人のライブのなかでの絵本「原爆の火」
http://www.shinnihon-net.co.jp/catalog/product_info.php?products_id=1136
の朗読。
そのあとのしばしの会場移動の散歩。

その第2会場となるこの古民家で、絵本に出てきたあの「火」と自分が対面することになる。
「スタッフ」の札を首にぶら下げながら、気持ちは、会場のホスト、M氏のペースにまんまと飲み込まれた観客の1人になっていた。
(もっともこのイベントに「観客」という言葉は適さないけれど)

戦争反対と歌うのはとても簡単で、その言葉は、ストレートに相手の耳に入る。
簡単といっても、それはとても勇気のいることで、その切り出しがなければ、まったくなにも伝わらない。
ただ、なにかが足らないような気がしてならなかったところで、今回のマリオさんとはるちゃんがそれを教えてくれたように思えたのだ。



福岡県星野村で大事に点され続けた原爆の火の分身を3つのカイロに分けて持ち、北海道を目指すお2人…。
そのカイロを掌に、自分はガラにもなく今までにないような神妙な、かつ、なにかさっぱりわからないのだけどシアワセな気分に浸り、そして、シアワセな気分になることが、すなわち、「シアワセ」なんだということを知ったのだった。

今回のお2人の旅の行程もあと半分。
微力ながら三重の片田舎からエールを送り続けようと思う。



ブログを読んでくれている皆様についでに宣伝!
今回私は、三重と、翌日の愛知の2日間をお供させていただきました。
この後の地域でも素晴らしいライブが続きます。
是非連絡をとって会場に足を運んでください!
http://pace628.blog7.fc2.com/


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