大事小事―米島勉日記

日常起きる小さな出来事は,ひょっとして大きな出来事の前兆かも知れません。小さな出来事に目を配ることが大切と思います。

注意すれば殺される―恐ろしい世の中になったものだ

2007年08月19日 19時07分59秒 | Weblog
 JRの新宿駅だったと思いますが,電車を待っている列に並ばずに割り込んできた人を注意したら,ホームから突き落とされて電車にひかれて死亡した人がいました。
 電車の中で夢中になって化粧している若い女性を注意したら,突然「この人,痴漢です」叫ばれて逮捕された人もいます。
 私自身お節介というか違法な行動などを許せない質が災いして,人一人がやっと通れるようなせまいガードレールの内側を,ベルを鳴らしながら走ってくる若い男性を注意したら絡まれて,交番で決着を付けたことがあります。ガードレールの内側を走ること自体違反なのに理解していなかったのです。(歩道を走るのも地区によって特例として認められているだけで,本来は違法です。)
 さらに最近は小中学校などの教師や教頭,校長が日常的に父兄に怒鳴り込まれ,暴力を揮われたり,簡単に告訴されたりします。同様なことは病院の医師においても続発しており,患者に殴りかかられる医師,看護師が多数出ているそうです(昨年の病院での暴力事件は430件,暴言は990件,読売オンライン8月19日)。
 こんな社会状況の中で,このブログでも「バギーを押してケータイする馬鹿ママ」,「たかが暴力団組員の痴話喧嘩で殉職とは」など,乱れた社会を批判する拙文を書いたら,ご丁寧にも「自分で注意したら」とか「暴力団には自分で行動したら」などのコメントを寄せた人がありました。反論であれ合理的なコメントはできるだけ公開していますが,コメントの目的がわからない本文とまったく無関係な文章,読むに耐えない下品な文章,誤字・脱字に無頓着な文章(つまり執筆者が読み返しもしていない文章)は削除させて頂いております。
 それにしても,電車の中の化粧でさえ注意すれば痴漢扱いされ,目と目があっただけで殺される世の中で,一般市民がうっかり注意をすれば,殺されかねないのです。それにもかかわらず,「自分で注意したら」とか,「暴力団員に対して自分で行動したら」などと,したり顔でコメントする人の気持ちがわかりません。あなた方は自ら行動しているのですか。