大事小事―米島勉日記

日常起きる小さな出来事は,ひょっとして大きな出来事の前兆かも知れません。小さな出来事に目を配ることが大切と思います。

朝令暮改の小沢一郎―早くも限界が見えた「えせ」ワンマン

2007年08月04日 20時24分58秒 | Weblog
 シーファー米駐日大使の会談申し入れを「会う必要はない」とけんもほろろに拒絶したはずの民主党代表・小沢一郎が,1日も経たないうちに言を翻し,会談に応じることになりました。
 これは,民主党内の良識派・前原誠司,枝野幸男氏らが,「それでは政権担当能力を疑われる」と極めて常識的な意見で説得した結果といわれます。
 それならば,最初からすんなりと会談申し入れを受ければいいのに,いまの小沢一郎は,横路一派のような旧社会党くずれに取り入れられて,こともあろうに時代遅れの共産党,「戦争をする国」社民党と野党共闘をするつもりなのです。民主党が決して一枚岩ではない証拠でもあります。もっとも,民主党が左右寄せ集めなことはよく知られていることではありますが。
 どうせやるならとことんシーファー米駐日大使の会談申し入れを拒絶すれば男が立つのに,それもできない迷走ぶりは,この人物が決して民主党をワンマンとして統率しているわけでもないことを顕しています。
 もともと小沢一郎は,自民党の大金庫を背中にして,自民党次期総裁を面接試問していたときが華でした。その後は,策士策に溺れるで,結局どこへ行ってもまともなことはできなかったのです。要するに,自民党の資金をバックにして強面で振る舞っていた,内心はごくごく小心者なのです。まもなく矛盾続出で馬脚を顕すでしょう。
 それにしても惨めなのは,元代表である,葬儀委員長のように陰気な男・鳩山由紀夫が,小沢のスポークスマンのように唯諾々として小間使いをしている姿です。次世代の真の民主党を担おうとしている心ある人たちは,静かに力を蓄えていることでしょう。