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サイゾーのサイト,やたら重いのなんとかしてほしい…。
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エンターテイメントして客を集められる勝算があってと
いうより,趣味というか記念で“作品”残しとこうって
匂いが感じられて…。
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『赤塚不二夫のことを書いたのだ!』,その場で
棚から探して買いましたよ。
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自ら過激で破天荒なギャグ人生を送っていた赤塚先生の日常,
彼のもとから巣立っていったさまざまな漫画家や
彼を支え,また消費していった編集者たちといった群像,
数々の唖然呆然・爆笑エピソードの数々。
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「山田一郎」改名騒動の顛末,
『もーれつア太郎』のタイトルや設定の由来,
(TVでも紹介されてましたが)ニャロメ誕生のドラマ,
あだち充先生が『少女コミック』『ちゃお』で連載した事情,
おそ松くん,バカボン,もーれつア太郎などあれだけの
作品,名キャラが数多く生まれたことは,裏を返せば
人気作家の連載を簡単に打ち切り即新連載を描かせた
冷酷な出版事情ゆえだったという事実(藤子先生も
サンデーで連載した『オバQ』はたった3年で終了,
『パーマン』『21エモン』と続くがオバQを超えることはできなかった)
など,赤塚先生の人生を時系列でトレースすることで
昭和の漫画史も新鮮な一面から概観することができます。
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ヤンサンは終わるわ,50周年記念のご挨拶マンガで
小山ゆう先生に「そんなのいるわけないよね~」というほど
常軌を逸して失礼な編集者がいたとか
ジョージ秋山先生には「マガジンの編集は優秀なのに
うちはバカばかりで為す術ないんです」と編集長に泣きつかれた
といっためでたくない話を次々と暴露されるなど
よくない事つづきですが,そうなるような問題を
昔から孕んでた,その一端を垣間見ることもできます。
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参加するほど入り浸る,この上なく居心地のいい場所で
会社に対して我がままも通せたよき時代だった,
すごく幸せな人生だなとうらやましくなります。
(新卒時代の自分にこんなハチャメチャな職場を体験させたら
1年ともたないと思いますけどね)
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くっきりキャラクターの立ったエピソードとともに
描かれていて,とても読みごたえ・ボリューム感のある1冊。
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私的には,ドラマだよな~。それもNHK土曜ドラマ。
NHKは今年赤塚先生の特番も作ってましたからね
(8月には追悼で再放送もされました)。この番組の
制作はドラマ班とは別なんでしょうけど,
『フルスイング』(こちらは実話を大幅に脚色してますが)や
NHKスペシャル『鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争』
といった印象深いドラマをズバッと見せつけられると
勝手に期待したくなるんですよね。
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出版社に入社したが,入った小学館には総合週刊誌がなく,
『週刊少年サンデー』に配属,6代目『おそ松くん』担当となる。
私的には玉木宏くん。男前すぎますけど
NHK前提だと『氷壁』などのイメージから似合うと思うんですよね。
で,
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NHKの赤塚先生特集番組でバカボンパパに扮して登場するシーンがあったのですが,そのハマリぶりに度肝を抜かれましたよ。
サイゾーの記事では赤塚先生役にタモリ氏が急浮上とありますけど,本人的には「おそれ多い」という気持ちも強いんじゃないかな~。若い時代に一緒に過ごした時間も多かったでしょうから鮮明に残って居るであろう先生の記憶・イメージは演じるのに役立つでしょうが,そもそも人間性というかキャラが違うと思うんですよね…。数々のスタッフを独り立ちさせた赤塚先生とは真逆に弟子をとらないタモリ氏は,むしろこの本の中では「一本立ちして活躍したアシスタントがいない」手塚治虫先生タイプに近い感じがします。
私も手塚プロ出身の漫画家というと「手塚治虫の弟子」の肩書きだけが欲しくてほんの短期間アシスタントをやってた左翼漫画家・石坂啓くらいしか思い浮かばないですからね…。
その
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巨匠のオーラを感じさせる人がほしいとするなら
ビートたけし師匠とか高橋克実さん(声がいい)が
いいと思います。それにしても,この本では手塚先生について
いいふうに書いてないなぁ…。
【フジオプロスタッフ】
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演じるのは井上和香さんで。
甘えん坊の赤塚先生が女性に求めた母性を持っている感じがするので。
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落ち目で金もない不二夫がアル中で入院したとき,何の打算もなく
つきっきりで看病する彼女の懸命さに打たれた前女房の登茂子が
2人を結婚させる。星野亜希(ほしのあき)さんで。
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ことが多い赤塚作品で,親分が知りたいことを何でも即座に
解説してくれるブレーン。赤塚先生とともに仕事をした期間は
歴代スタッフの中で最も長いのだが…
佐野史郎さんで。
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イヤミ,ダヨーン,デカパン,ハタ坊などの名キャラクター
を生みだした,いわば“作画ブレーン”。赤塚の元で
実力を発揮すればするほど自分の漫画家生命を危うくする
(自分が赤塚作品のものまねになってしまうので)ジレンマを
抱えていたが,現在『総務部総務課山口六平太』等で活躍。
配役は斉藤洋介さんを。
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フジオプロの作画スタッフに。ギャグのブレーンとして
長らく赤塚作品を支える。無口。
中卒だが,それは高校の存在を知らなかったかららしい。
代表作『ダメおやじ』『BARレモン・ハート』。
近藤芳正氏で。
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武居のバカ田(早稲田)大時代の同級生・やまさき十三と
組んで『釣りバカ日誌』を世に送り出す。
配役はルイ山田53世(髭男爵)氏とか。
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描いちゃダメだ」と厳命を受け『トイレット博士』の
スマッシュヒットを放つ。
蛍原徹(雨上がり決死隊)氏で。
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連載が続かなかったところ,(古谷と高井を独立させるため)
フジオプロのチーフアシスタントにスカウトされる。
破天荒なエピソードが多いが,武居より常識人だったりする。
あだち充の兄。佐藤蛾次郎さんを若くしたようなイメージですが…
西田幸治(笑い飯)氏で。
(あだち先生兄弟,群馬出身なんですけどね…)
※私d_d-,『中1コース』で先生の『2軍の星ハンパくん』
読んでました。
【ほかの漫画家】
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ヒット作を生み,各出版社が上京を心待ちにしたという
天才漫画家。赤塚は3歳年上だが芽が出るのがトキワ荘組の
中で最も遅れており,連載獲得まで石森の“メシスタント”
で食いつないでいた。
「ジャガイモみたいな顔」ということで,天パーつながりだし,
篠山紀信さんで。
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デビューできず腐りかけた赤塚に活を入れる。
配役は加藤歩(ザブングル)氏で。
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唐沢寿明さん(友情出演)のイメージ。
当時の物語を描いた漫画,誰の作品でもハンサムに描かれてるんですよね~。
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陽気な赤塚とは対照的に大まじめな性格。
両者の担当を兼任してた武居は居心地のいいフジオプロ
にいるときと露骨に態度を変えたため早々に担当替えに。
小木茂光さんとか。
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武居と五十嵐はあだち勉を介して酒の席に呼び出し
失礼なことをする。矢沢心さんで。
【小学館編集者】
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アプローチを受け,連載を始める動きになったことを
スタッフらから匂わされながらも察知できなかった武居を
咎めなかった。渡辺いっけいさんで。
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「新連載始めろ」(現連載は打ち切り)の見切りが早い。
六平直政さんで。
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武居とトレードでサンデーに移籍することが決まっていたが
土壇場の武居の拒否で立ち消えに。武居より2年上で,後に
直属の上司に。現小学館プロダクション社長。
もし実写版で登場するなら佐々木蔵之介さん。
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「無試験で入社したのは小学館であんただけだよ」など
好き放題言い放つ。孝太郎(小泉ジュニア)君で。
【他社編集者】
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しかし十代で赤塚担当になると,バカボンパパとママの
SEX原稿を渡されるなどの洗礼を受け,またたく間に
副編集長をチビ呼ばわりして靴で殴るほどの見事なバカに。
その後同誌編集長,今年2月に講談社の専務に昇格。
えなりかずき君で。
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サンデーを抜いて「日本一の売上げ雑誌」の座を勝ち取る。
筧利夫さんのイメージ。
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きまじめキャラながら『巨人の星』『あしたのジョー』など
一時代を築いた名作の連載を立ち上げるキレ者記者。
アリキリ石井正則氏で。
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手塚治虫先生に原稿を手渡されたその場で
「もう間に合わねぇんだよ!」と言って破り捨てた武勇伝を持つ。
後に『少年チャンピオン』初代編集長として『ドカベン』
『ブラックジャック』『がきデカ』『750ライダー』
などを世に送り一時代を築く。好人物だが酒が入ると怖い。
江頭2:50氏で。泉谷しげるさんでも面白い。
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壁村に呼ばれ秋田書店に移籍。温厚で“人格者”だが
こういうバカにならないまともな編集者はフジオ・プロでは
原稿を落とされたり本気で殺されかけたりする。
蛭子能収氏で。
などなどなど…。
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実写化するならほんとうに豪華にいきたいですね。
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※赤塚不二夫漫画大全集オンデマンド版発売記念企画
五十嵐隆夫,武居俊樹,北見けんいちインタビュー
ほかの配役案,ここで紹介しなかった登場人物に関する意見など
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ご来訪&コメントありがとうございます。
本物の出演,あまり意識してませんでしたが,指摘されると確かに面白いですね。テレビによく出ていた漫画家というと蛭子氏のほかでは山咲トオル氏,やくみつる氏,かつてのはらたいらさんに鈴木義司・富永一郎両先生(「お笑いマンガ道場」)…この中では出演可能な方やあまり食指の動く人はいませんが,ゆかりのある人のゲスト出演とか面白そうですね。
ドラマだったら一部に本物の人がほしいという意味合いでは蛭子さんとかも確かにありだと思います。タレントマンガ家とかタレント編集者ってそんなに多くないですよね。