<転落死>橋から8歳娘落とす 母を殺人容疑で逮捕へ 愛知 15日午後3時10分ごろ、愛知県豊田市勘八町の有料道路「猿投グリーンロード」に架かる橋から「女の子が転落した」と110番通報があった。同県警豊田署が調べたところ、同県刈谷市広小路7、市立亀城小2年、畠中優花さん(8)で、病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。橋の上にいた母親(39)が「橋から子供を落とした。自分も死ぬつもりだった」と供述しており、同署は母親が無理心中を図ったとみて、殺人容疑で逮捕する方針。 調べでは、母親は道路から高さ約22メートルの跨道(こどう)橋の上から突き落としたといい、優花さんは約17メートル下の道路わきのコンクリート製のり面に転落、頭などを強く打ったという。母親はその後、高さ約130センチの欄干を乗り越えようとしたが、近くにいた女性が取り押さえた。かなり興奮した状態だったという。 母親は優花さんが生まれた直後から精神的に不安定になっていたといい、夫や自身の母親から医者に行くように勧められていた。最近も不調を訴え、自身の母親に相談していたという。母親は夫と優花さんの3人家族で、この日は2人で車で現場に来たらしい。 母親を取り押さえた女性によると、女性が橋を車で通り掛ったところ、母親が1人で欄干にもたれており、不審に思った女性が約10分後、現場に戻ったところ、飛び降りようとしていた。 母親の近所の住人は、「(母親宅は)普段から雨戸が閉まっており、自宅の前で近所の子供が遊んでいると怒鳴ることもあった」と話す。一方、母親が優花さんと遊ぶ姿もみられ、優花さんの下校の際、小学校まで迎えに行くこともあったという。亀城小の塚崎千歳校長は「家庭に問題があるとは聞いていない。14日も母親は生活科の発表会に顔を出していたのに」などと驚いていた。 (毎日新聞 - 07月15日 21:50) |
愛知県,猿投グリーンロードとあるにもかかわらず,秋田の事件で当初の警察発表と違う事実(首や頭を骨折していたとか,もっと下流の橋から落ちた,その橋での目撃証言があった等)がボロボロ出てきていたせいもあって,一度最後まで読んだ後,「あれ?」と思ってもう一度読み直すまで,秋田の事件の続報かと思っていました。
あまりにも似すぎています。
育児ノイローゼで近所からも問題行動らしき振る舞いを見られていたり,
一方で普通に育児している姿を見せていたり,
そして名前が…。
「自殺は伝染する」はもう定説になっているといいます。
有名人など,大きくニュースになる自殺については,その方法が
具体的に報道されると,同様の自殺が起こる(後追いとは限らない)ので
自殺の報道ではあまり詳細について踏み込むべきではないとされていますが
今回の事件は,自殺ではないとはいえ,秋田の事件報道が
1つの引き金になったのではないでしょうか。
周りから母親の悩みを放置され続けていたら,早かれ遅かれ同様の事態になっていたのかもしれませんが…。
<秋田男児殺害>畠山容疑者「娘突き落とした」殺人再逮捕へ 秋田県藤里町立藤里小1年、米山豪憲君(7)の殺害事件で、殺人容疑で逮捕された無職、畠山鈴香容疑者(33)が県警能代署捜査本部の調べに対し、4月に水死した長女彩香ちゃん(9)=同小4年=を4月9日、藤里町内の藤琴川にかかる大沢橋の上から突き落としたと供述していることが分かった。秋田地検は17日に畠山容疑者を豪憲君に対する殺人罪で起訴する方針だが、捜査本部は畠山容疑者を彩香ちゃんに対する殺人容疑でも取り調べ、近く再逮捕する方針を固めている。 捜査本部の調べに対し、畠山容疑者は4月9日夕方に自宅から約3キロ離れた藤琴川を見に行った際、「橋の欄干から彩香が誤って足を滑らせて川に落ちた」「気が動転して助けは求めなかった」などと供述していた。その後、15日までに「娘を橋から突き落とした」と供述した。 当時、橋の上に畠山容疑者と彩香ちゃんらしい母子がいるのを住民らが目撃していた。 彩香ちゃんは4月10日になって橋から4キロ下流の浅瀬で水死体となって発見された。この後、能代署が「事故死とみられる」と発表したことに対し、畠山容疑者は不満を表し、情報を求めるビラを作成して警察に再捜査を求めていた。捜査本部ではこうした不可解な行動と彩香ちゃんを殺害した動機との関連についても追及している。 (毎日新聞7月16日3時6分) |
こちらは,先日の「大沢橋から落ち,そのとき一緒にいた」と供述した時点で
どう言い訳しても,これまでの嘘とまとめて矛盾を認めざるを得ないわけで
この3連休中に完落ちにもっていかないと秋田警察の沽券にかかわるところでしたが
初日の土曜日中に供述がとれたようで,ようやく収束がつきそうですね。
(というか,当初の「事故」扱いがあまりにも怠慢というか,
「触らぬ神に…」とあえて立件しなかったのではという噂が甦ってきそうです)
容疑者自身に関するコメントは前回の記事で語りましたので
今回はここまでとさせていただきます。
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◆関連記事
◇(語るに)落ちたか…鈴香容疑者<秋田>(7/14)
(同情の余地など1つもないし,他人がどうこうできる話ではないとはいえ容疑者も悲惨すぎる)
◇話題の凶悪事件3件◆光・宇治・藤里(6/20),
(ワイドショーレポーターの悪質な取材態度を非難)
◇秋田男児殺害事件 嫌な噂ばかりの報道(6/8)
(逮捕でGOサインが出たかのごとく堰を切ってあふれ出す少女の母親の悪評に思う)
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私も最初ニュース見たとき、愛知での事件を秋田の事件のコトだと思っていました。
そして、後で違っていたコトに気付くという・・・。
この事件でもそうですケド、模倣に近い事件は結構あると思います。
少し前に起きた、自宅に放火して家族を殺した、という少年事件でもこのコトが言えると思うんです。
実際その後に自宅に放火した、というのが数件起きています。
偶然というコトもありますが・・・。
考えすぎでしょうか、私は。
長ったらしいコメント、失礼しましたm(__)m
確かにここ数ヶ月は、ひとつ事件があると同じような事件が別の場所で起こる、ということが凄く多い感じを受けます
似たような状況におかれていると、悪い方へ同調していってしまう部分はあるかもしれませんね。
名前、驚くほど似てますね。
毎日テレビで報道される名前に、
自分のこととダブったりするという心理も
あるのかと思います。
どちらにしても幼い我が子を身勝手に殺めた
犯罪は許せません。
椿さん garniさん
放火事件の後で放火が相次ぐ、ひったくり事件の後でひったくりが相次ぐ…
という報道については「もともと多かった事件が、世間を騒がす大事件が起こったことで関連して取り上げられるようになった」という可能性もあります
※三菱自動車のリコール隠しが問題化した際,同社の自動車の火災事故ばかりが次々新聞紙面やテレビニュースを騒がせましたが,自動車の火災事故は放火を除いても国内で年間6千件前後起きています。
http://www.fdma.go.jp/html/hakusho/h15/html/15111530.html
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/statistcs/h18_3g.html
が,やはり,報道されることで多くの人間の行動が影響を受けてしまうことはあると思います。特にテレビなどは“おもしろい”「画(え)」が手に入ったらそればかり繰り返し放送するので怖いですね。
blcさん
似ているというだけで、おっしゃる通り全く別の事件です。
ただ、「橋から落とした」という報道が
畠中さん(とりあえずさん付け)に同じ行動を
起こさせる衝動の引き金になったのではないかと思ったということですね。
※パチンコ中毒で車に幼児を放置して熱中症で死なせたバカ親が重過失致死罪あるいは保護責任者遺棄致死罪,母子家庭で生活保護も認定されずやむなく山の中へ車で行き,そのまま餓死して心中しようとした母親が殺人罪で起訴…こんな「一緒にするな(逆だろうが)!」という話もありますが,今回の場合はそれほどまでは違わないかなという気はします(猿投事件の詳細がわからないので)。
りこさん
> どちらにしても幼い我が子を身勝手に殺めた犯罪は許せません。
本当に同感です。
ようやく事件は裁判の入り口に立ったわけですが,いまだはっきりした動機がつかめていないだけに(噂では犯罪被害補償金が有力視されていますが警察や大手報道ではまだ触れていない),公判でも鈴香被告の証言は責任逃れのため二転三転するでしょう。その結果,金目当て,男目当ての殺人だったのか,育児に疲れて我を失っての犯行なのか,「身勝手さ」が司法の手で計られることになるのか…。その過程を見届けなければならない遺族の方々にとって辛い日々が続くでしょうね。
1日も早い解決を祈ります。
愛知の事件は育児ノイローゼが原因と言っていますね。
こういうのはどうしようもないのでしょうか?
愛知の事件、あとから記事を読んだら変に似通っていてちょっとびっくりでした。
藤里もひょっとしたら心中だったのかなんて思ったり。でもわかりませんね。
鈴香容疑者の虚言癖はただ事じゃないです。
ウソをどんどん塗り固めていって自分でも収拾できないんじゃないでしょうか。
同情はしませんが、ウソの上塗りで泥沼にはまっていく気分はちょっと判ります。
恐ろしい事件です。
今は亡くなった彩香ちゃんの冥福を祈るばかりです。
それにしても、この母親、いつか心の底から罪を悔いて、自分の娘の死を悼むことができるようになるのでしょうか。
そうでなければあまりにも彩香ちゃんが浮かばれない。
彩香ちゃんが、死んだあとでも一人ぼっちのような気がして、可哀想でなりません。
真相が明らかになることが、せめてもの救いでしょうか……。
それにしても「世の中の親、もっと強くあれ」と言いたいものです。