ノーベル賞 日本科学者受賞ラッシュ！

姉妹サイトのほうで一気に関連記事Ｕｐしましたけど，
今年のノーベル賞理系３賞は日本の科学者が４名受賞という
過去に例のない快挙となりましたね。

(10/08)news◇2008年ノーベル医学・生理学賞はＨＩＶ発見者と子宮頸がんウィルス発見者に～萌えろ！高校生物Ⅰ・II
(10/08)news◇2008年ノーベル物理学賞に日本から３氏！
(10/08)news◇2008年ノーベル化学賞も日本から！

※物理学賞受賞の南部博士（←ガッチャマンみたいでこの言い方気に入っちゃってるんで多用させてもらいます）はアメリカ国籍なので「日本人」というか「日本の」とするか表現に困ります…

まあ，いくら知名度と歴史があるとはいえ
ヨーロッパの一大学の選考会が選ぶ賞，欧米の価値基準や
政治・風潮などに左右される点が否めないってことで
平和賞とか，後にハァ？と思われるような受章者もなくはないですし
文学賞なども「ごくろうさま」と言ってあげる人や地域を
順繰りで選んでる感がなきにしもあらずですから(日本のあの人も
やたら固くて読み辛いわ，思想的にもガチガチの左巻きでうざいわ
ノーベル賞作家なんて肩書き，もうどんだけ…)
マスコミが騒ぐほど私は絶対視してないですけど，
もらえることはうれしいです。

なんかねぇ…
おバカタレントの羞恥心（とPabo）が
「頑張れ日本 すごいぞ日本 立ち上がれ今だ 日本♪」
と歌い，
『とてつもない日本』の麻生氏が首相となったときに
日本の科学技術の面目躍如となる４人選出に
なんかめぐりあわせを感じます。

皆さん，関係ないだろとおっしゃるでしょう。
そりゃ関係ないでしょう。
でも，福田康夫首相在任時にこんなニュース，似合わない感じしません？

ついでに言うと，クラゲが大量に発生するので海の上を歩けるとさえいわれるほどだった西海岸ワシントン州のフライデーハーバーで１日３千匹と家族総出でクラゲ採集したという下村先生のエピソードも『ポニョ』っぽいですよねｗ。
asahi.com（朝日新聞社）：流しに捨てたらクラゲ光った　下村さん、発見までの格闘 - サイエンス

●ノーベル賞って，その後の研究の進展に大きく寄与した
新技術に対する受賞とかだと，ドイツあたりから「俺のが先だ」
クレーマーが出現したりしますけど，今回はないみたいですね。
と，思ったら，イターリアから来ました…。
「ノーベル賞を日本に盗まれた」 伊学会が物理学賞に異議(共同通信) - goo ニュース
　小林誠、益川敏英先生の３行３列の行列を使った理論は
　カビボ・小林・益川理論（ＣＫＭ理論）と呼ばれているとか。
　あちゃー…
　同時受賞は３人までという規定の壁ではじかれちゃったイタリアの大御所…
　なんともよぉ言いませんわ。
　かつてはこういうケースで日本の研究者がよく消されていたんですけどね（有名なところでは鈴木梅太郎博士のオリザニン発見など。遺伝子研究などで実験をやったのは日本人ポスドクで，米国人のボス(教授)が受賞というパターンも複数あります）。

　小林先生も益川先生も「南部先生と同時受賞なのが光栄で嬉しい」
　とコメント，カビボさんの存在ガン無視ｗ（実際は喋ってるのかも
　しれませんが報道では全く伝わっておりません）


●今世紀に入って理系３賞に日本の科学者・技術者が
よく選ばれるようになって，ようやく欧米中心主義でなく
フェアな選考が行われるようになった，経済が停滞しだした
頃に日本の科学・技術が評価され顕彰されるようになった
というのも皮肉なところですが，これをよい機会に
国を挙げて理系人間をちゃんと評価し，働ける環境を整備する
しくみをつくっていくようにしないと。

小柴昌俊先生や今回の南部・小林・益川先生が携わる
素粒子の研究については設備も日本はトップを走ってますが
(ヨーロッパの「ブラックホールができるかも」で話題となった
　ＬＨＣなんて，初っぱなからヘリウム漏出トラブルで運転停止ですし)
news◇最強加速器ＬＨＣが故障（9/22）

事務的な手続きや生活に関する手配・ケアなども含めて
世界から研究者が集まる環境って科学の発展に本当に大事だと思います。
「めざすは国際的研究施設 - 多目的加速器『J-PARC』の魅力」永宮正治・日本原子力研究開発機構・高エネルギー加速器研究機構J-PARCセンター長インタビュー(3)
ネトウヨ脳で考えると，特アの留学生が機密を盗みに来るイメージ
ばかりが強いかもしれませんが（^_^;）

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