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ゲートボール改名,ダメだと思うぞ

2008-03-05 19:31:09 | スポーツ
ネーミングって大事ですよ~。

「ゲートボール」なくなる 改名「リレーション」に 高齢イメージ払拭へ
3月5日15時42分配信 (産経新聞 - Yahoo!ニュース)

 日本ゲートボール連合が、2人制・3人制の競技から「ゲートボール」の名を外す方針を決めた。高齢者スポーツ、というイメージが敬遠され、競技人口が大幅に減っているため。5人制は従来通りだが「将来的には名称変更も視野に入れている」と、看板の掛け替えも辞さない覚悟だ。(海老沢類)

 2人制・3人制の新名称はチームプレーの良さを強調する「リレーション(関係)」。2人制はリレーション-ダブルス、3人制は同トリプルズとする。同連合は5日に開く各県の加盟団体代表者らを集めた会合で、全国統一の競技要領を発表し、今後の大会で新名称を使うよう理解を求める。
 高齢者スポーツの代名詞として親しまれてきたゲートボールだが、グラウンドゴルフやパークゴルフなど、手軽にできるニュースポーツの台頭などが影響し、国内の愛好者数はピーク(平成2年ごろ)の約600万人から約200万人にまで減っている。高度なチーム戦術や駆け引きを要求されるため、「命令されるようで嫌」「自分のプレーがほかのメンバーに迷惑をかける」と敬遠する人も少なくない。
 2人制・3人制も、コートの大きさや、使う道具は5人制と同じだが、一人一人のプレー機会が増えるため、運動量が多く、展開が速いという特徴があり、体力にまだ自信がある中高年層や若年層を取り込む切り札として期待されている。しかしゲートボールは高齢者のスポーツ、という固定観念が強すぎるため、普及の妨げになっていると同連合は分析。新たな競技名でイメージの刷新を図ることにした。
 競技名の刷新にあわせ、競技中のファッションを楽しめるように、チームや打順を示す従来のゼッケンを腕章に変えたり、赤と白以外認められていないボールにオレンジや紫といったカラフルなものを導入したり、といった改革案も検討していくという。
 同連合の担当者は「お年寄りだけでなく全世代のスポーツだと伝える必要がある。まずは(新名称の)反応を見たい」と話している。


「強引にリレーション迫り逮捕」

関係ダブルス! 関係トリプルズ!!


冗談はさておき,ゲートボール改名ですか。
ゴルフのキャディーさんみたいな恰好して(うろ覚え)
順番待ちが多いのんびりしたパッと見とは裏腹に
ルールやテクニックを聞いてかなり難しい競技だと
感じた記憶はあります。
ですから,お年寄りのサークル中心のではしんどい,
気力体力充実した世代こそ向いている,そんな方向に
競技人口のすそ野を広げるにはイメージ一新が必要,
ごもっともです。

で,今回の改名案ですが…
ゲートボール改め「リレーション(関係)」ねぇ…。
ソビエト(会議)とか
コンコルド(協調)的なネーミングですな。
言ってみれば冷戦前のセンス
といっては失礼でしょうか。

おそらく「連係」→コーポレーション,チームワーク
から始まって,
レクリエーションみたいなほのぼのしたイメージから
リレーション,いいじゃない?
ってなったんだと思うのですが,
どうよ?

最初の「リレ」って2音のつながりからしてよくないような。
だって,舌を巻くラ行の音の連続でしょ。

「リレー」だと最初の「リ」にアクセントがあって,
「レー」はそのまま流して終わりですけど,
「リレーション」だとアクセントがくるのは「レ」のほうでしょ。
「リ」と「レ」で連続して舌を回した後で
さらに後に言葉が続くんだから,従来のコア競技者である
お年寄りには言いにくいと思うんですけどね…。

ラ行って,「ランラン」「きらり」「さらさら」「はればれ」
など,くり返し擬音に多く含まれるように
リズム感を持った音なのに,そのラ行同士を組み合わせて
リズム感のかけらもない言葉を生みだし(選び)ネーミング
してしまう
このセンスはある意味
神がかり的だと思うんですがいかがでしょうか。

しかも最後が「ション」だ。

「sh」はシュッとやや軽さ・スピード感がある
ものの,ちょっと水分を含んだ音でさわやかとはいいがたい。
それも「スカッシュ」みたいに「シュ」で終われば
キレのよさが残りますけど,「ション」で終わったら
すごい尻すぼみの語感が残ると思うんですよね。

「シャン」というと「美人」の意味だったり「しゃんとする」
など,すっきりしたイメージの音ですが,
「ション」とつく言葉というと…
「しょんぼり」「ハクション」「立ち○○○」…。
外来語なら「アクション」「カーネーション」とかありますし
この「リレーション」自体英語ですけど
僕だったら,1分で却下ですね,このネーミング。

現在人気のある,一般に広まっている,認知されている
(逆に廃れた)スポーツの名称を参考に,考えなおされては
いかがでしょうか…?(シカブッダともどもw)
その際には公募も考えてみては?
そのこと自体話題になりますし,ソープランドE電(w)みたいな
名作が生まれるかも知れませんよ。

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福留悩ます“F問題”英語で発音するとアノ禁止用語に
 ブホッ!あちゃ~~~…。

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怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか (新潮新書)
黒川 伊保子/新潮社 (2004/07)

今,ちょうどこの本を読んでいるところでして,まぁタイトルからして「そんなの当たり前じゃん」誰でも感覚的にわかっていることだけに読むのがおっくうというかかなりゆっくり読んでいたのですが,とてもよく明快に説明されていて面白かったし役に立つと思いますよ。「日本語はすばらしい」的論述,大好きw
Amazonのレビューではトンデモ本だとボロカスの感想が多くて苦笑w。確かにレーダーチャートとか「この種の研究を私以前に行った者はいない」とかうさんくさいといえばうさんくさいですけど,なんか感情的に叩いてるだけとか,あてはまらない例外があるという程度で鬼の首とったみたいに上から批判する人とか…。「モスラにはガ行がついていない」本読んだのか?あんた。


ネーミングの掟と極意

開米 瑞浩 (著)/翔泳社 (2007/11/6)

13か国語でわかる新・ネーミング辞典

学習研究社 (2005/05)

ネーミング発想法 (新書)

横井 惠子/日本経済新聞社 (2002/02)

ネーミングの達人 Ver.2(CD-ROM)

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