気分悪い結末。＜日本シリーズ第５戦＞

…
全くカタルシスのかけらもありません。
勝者をたたえる余裕もありません。
ここまでよくやった，苦しいシーズンをよく勝ち抜いた
頑張ったと竜戦士たちをたたえる気持ちも
さすがにこの状況ではわいてきません。

【第５戦】札幌ドーム夜
ドラゴンズ　　0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 8 0
ファイターズ　0 0 0 0 1 2 0 1 X 4 8 0
勝利投手 ダルビッシュ（1勝1敗0S）
敗戦投手 川上（1勝1敗0S）
セーブ MICHEAL（0勝0敗3S）
本塁打 [ 日本ハム ] セギノール 2号 6回2ラン、稲葉 2号 8回ソロ
バッテリー [ 中日 ] ●川上、平井、久本、中里 － 谷繁
　　　　　[ 日本ハム ] ○ダルビッシュ、岡島、ＳMICHEAL － 鶴岡、中嶋
■ドラゴンズ１勝４敗

結局，今年のドラゴンズは他のチームの引き立て役。
新庄のラストイヤー有終の美を飾る敵役，
駒苫が準優勝に終わったかわりに北海道が望んだ
北海道ファイターズの優勝の引き立て役，
去年のタイガースに続いてパ・リーグのかませ犬。
今，こういう時代，世の中がこういう筋書きを
求めているのかもしれないけれど…ひどすぎるよ。

どの顔を見ても，固くこわばっていてとても苦しそうでした。
川上憲伸投手も，落合監督も。まるでシーズン中の原監督や
岡田監督のような…。
内容はそんなに負けてないのに，いい当たりは守備範囲に飛ぶ，
送っても後続が倒れる，ハーフスイングは取られない…，
追い込んでおきながら，次の球がなぜかひょいと打たれるところに行ってしまう…。
第２戦以降，思いっきり金縛り状態。
ウッズ，１塁で新庄と喋ってんじゃねーよ。
ああ，やるせない…。

トレイ・ヒルマン監督のインタビュー，
またしても「信ジラレナーーイ！！」を聞かされて
(最初のときは相手はうちじゃなかったけど)，
むかつく…。寂しい…。
「新庄の最後の舞台を自ら飾って…」って言ってましたが，
アジアシリーズ，出ないの？

ＭＶＰは稲葉ウアーだそうですが，はあ，
札幌に来て打ちまくったんですか。そうですか…。
失礼な質問かもしれませんが，あの横顔，なんで黒いんですか？
ず～っと，気になってしょうがありませんでした。

あと，テレ朝ＣＭの入れ方ひどい。多いしタイミング悪いし
むちゃくちゃうざい。初戦のＴＢＳはパチンコ屋べったりで
むかついたけど，ＣＢＣは相性がいいね。勝ったからよし。
フジは，レポーターの金村氏が解説者そこのけに喋ってたけど
「福留が打てなくて悩んでいた」と言っている最中に
本塁打が飛び出すなど，裏目裏目に出て笑えた。

まあ，とりあえず，１日も早く忘れますよ。
そんな日本シリーズでした。残念だし，
一生懸命戦ったチームには悪いけど。
けど，何人かは同じ気分じゃないかな…。

◇第１戦の感想
◆第２戦の感想
◆第３戦の感想
◆第４戦の感想

【2004年日本シリーズ】
◆監督は竜の勝ち・選手は獅子の勝ち<日本シリーズ第１戦>
◇呪縛解けた恐竜打線，松坂ら屠り所沢へ<日本シリーズ第２戦>
◆初戦に弱いドラゴンズ・所沢初戦も…<日本シリーズ第３戦>
◇混迷状態から先に抜け出したドラゴンズ<日本シリーズ第４戦>
◇憲伸，最高！！<日本シリーズ第５戦>
◆一番の敵は「気負い」<日本シリーズ第６戦>
◆終戦。そして来年へ<日本シリーズ第７戦>

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