ドラマ『嫌われ松子の一生』第7話

ガンバレがんばれ松～子！

嫌われ松子の一生　
第7話
■「消せない過去」
＜あらすじ＞※公式HPのものを１語だけ訂正

嫌われ松子の一生 山田 宗樹/幻冬舎

　８年の刑期を終えて釈放された松子（内山理名）は、わずかな荷物を手に刑務所を後にした。刑期中、島津賢治（杉本哲太）のもとでやり直すことを支えに、美容師の免許を取得していた松子は、まっすぐに賢治の理髪店へと向かう。店の近くへくると、お客を見送る賢治の姿が。と、賢治に続いてある女性と子どもが店から出てきた。それを見た松子は、無言でその場を後にする。その松子の姿を見つけた賢治は、松子を追った。「松子を待ってた！」という賢治だったが、友人の勧めで見合いをし、その女性と結婚していたのだ。松子のことを忘れたことはなかったという賢治の言葉に「それだけで幸せ… 私は大丈夫だから」と言い残して賢治のもとを去った。
　住むところを見つけ、新しい生活を始めた松子。ある日、銀座を歩いていると「美容室あかね」の看板を見つけてハッとする。刑期中、刑務所内にあった美容室の名前も「あかね」だったのだ。なにかを感じた松子は、どうしてもここで働きたいとお店のオーナー・内田あかね（秋野暢子）に頼み込むと、「そこまで言うなら腕前を見せてもらおうか」と、あかねは松子をテストする。その腕前を認めたあかねは、覚悟があるなら早速、明日から働きなさいと、松子を雇うことを決める。松子が犯した罪を知りつつ受け入れたあかねは、自分も懲役を勤めたことがあると、松子に告白する。地獄から這い上がろうとする人間をとことん信じるというあかねは、決してあきらめるんじゃないと松子を励ますのだった。
　松子が「あかね」に勤め始めてしばらく経ったある日、松子はあるお客に指名を受けた。お客を席に案内してあいさつをすると、「本当に美容師になれたんだ」と、そのお客がいう…。松子が「え？」と思いお客の顔をみると、それは沢村めぐみ（小池栄子）だった。
　一方の現代 …… 松子殺しの捜査をする汐見（羽賀研二）と後藤（浜田学）は、龍洋一（要潤）のアリバイが取れたことで、今度は松子の旧友だというめぐみの身辺を捜査し始めていた。


いよいよ出所が近づいてきた日，
島津が身元引受人を断ってきたと知らされる松子。
その時点でアァーあかんかった！
ドラマでは同じ顔してるけど８年の歳月は長すぎるわ！
ということなのですが，それでもやっぱり島津の理容店に訪れる松子。
妻子と一緒の姿を見て背中を向け去る松子，
後を追って言い訳する島津。
やさしいのはわかるけど，何の意味もない！
松子も人のいいところを見せて笑って去るけど，
痛い！無茶苦茶心が痛い！！！
かける言葉が見つからないとはまさにこのこと…。

刑務所内の美容学校のみで外での実務経験まるでないのに
いきなり銀座の美容院に就職を申し込み，
なぜかホイホイホイとトントン拍子に採用決定。
店の名前といい，若い頃いろいろあったオーナーといい
縁であったといわれればそれまで。異なもの味なものです。

そして，店に客としてやって来た，めぐみとの再会！
これも実は店の名前が縁結び。
そこへ，同僚２人のキツーい視線が…
グモモモモンモンモン！
店が終わった後，松子とめぐみ，２人で飲みに。
大きな声で「ムショ」だの「シャバ」だの語らいあって
オイオイ大丈夫かよと思っていたら，
あの同僚２人，尾行して聞き耳を立てていたわけではなく，
店長のファイルから松子の履歴書を抜き出して
経歴を盗み見していたのだった…。

人の機嫌を取ることは無理だけれど
踊りは昔習っていたし裸になるのには抵抗がないので
ストリッパーをやっていたという。
結婚してモデル事務所の経営をやっているが
経営は苦しく，アダルトビデオに出ることにしたという。
そのヘアメイクをしてほしいと松子に依頼するめぐみだが
松子は，
力になれないと断る。

「私たちは１度も罪を犯したことはないの。それが当たり前なの。
　人殺しをしておいて」
そこへオーナーが現れ「文句があるなら私に言いな。
私の経営方針に従えないなら辞めてもらうしかないね」と助け船を出してくれるが
「銀座にはほかにも店はあります。辞めさせていただきます」
ってさっさと出て行く小娘たちd(ニイちゃんどもまで…）
えらく強気というかオーナーも甘く見られたというか。
あんな店員ならオーナーのほうからいらないってところだけど
他にベテラン店員はいないのかって疑問もあるけど。

ＡＶの初仕事を終えためぐみが松子のもとを訪れる。
夫の反対を押し切ってＡＶに出て，その完成品を夫と見たと…
その話を聞く松子，すごく嫌そう。
つらそうな様子に気付いためぐみに尋ねられ，
前科が周囲にばれていたと話す松子。そして，
「もう…会わないでほしい」
「松子の気持ち，わかったよ。でも，困ったことがあったら
　いつでも力になるから」

現代…，教会で龍と相対する明日香と笙。
　めぐみさんは，あなたを絶対許さないだろうと言っていました。
　あなたは松子おばさんを２度殺したと言っていました。
　あなたは何をしたんですか？！
　本当は，あなたは松子おばさんを愛していたんじゃないですか？！

美容室で働く松子の姿を見つけていた洋一は，
その帰り道に松子の前に現れ，教員を辞めるきっかけを作った
仕打ちを詫びる。d_d-
その洋一に松子は，すべてを忘れたいのに,d目の前に現れられ迷惑だ，
あなたになんか会いたくなかったと言い放つ。
洋一は，川尻先生に会えて嬉しかったと心中を告白する。
そんな洋一を受け入れ？食事に誘う松子。
その帰り，激しい雨が降る夜の車中で，シャレにならない
教師辞職後の身の上を一気に語る松子。

さあ，どうするどうなる？！

「龍洋一との再会は，
　私を更なる泥沼に追い込んでいったのです…」

前半，淡々と進んでいたところでは，島津の変心に対する
松子のリアクションとか，美容室でのあれやこれやの
進行のしかたとか，なんか粗さが気になりました。
文庫本２冊分を10回以上に分割しても，話の流れに説得力を持たせる
ディテールをあんなに削らないと時間内におさまらないのかと愕然とします。
一番のいい友達なのに，服役生活に加え風俗系職業と嫌な過去を
一番強烈に思い出させるめぐみを切った松子。
かわりに一番最初の疫病神だった洋一と再会することになり…
残り回数を考えるとさらにさらに展開が早く進むことになるんじゃないかと
…オソロシイ…

◆キャスト◆
川尻松子(27) … 内山理名
島津賢治（44 玉川上水そばの理容店主） … 杉本哲太
内田あかね（51） … 秋野暢子
市川琴美（24） … 原田夏希
本田リエ（23） … 加藤美佳
【現代】 　
龍　洋一（48） … 要　　潤
沢村めぐみ（52） … 小池栄子
川尻明日香（20） … 鈴木えみ
渡辺　笙（20） … 小柳　友
汐見刑事（48） … 羽賀研二
後藤刑事（29） … 浜田　学
島崎　聡（22） … 蕨野睦弘

赤木研一郎（36 元白夜マネージャ・現漁師） … 北村一輝
斉藤スミ子（元白夜トップソープ嬢・綾乃） … 鈴木蘭々
小野寺保（34 松子に殺害されたヒモマネージャ） … 吹越　満
　

※私，当ブログ恒例の「かってにキャスティング」で
『嫌われ松子の一生』を勝手に配役していたんですが(6月4日Up)，
龍洋一役に要潤さん，ズバリですよ！（しつこい？）
「松子役に荒川静香，妹の久美役に浅田真央」なんて
超個人的センスで選んでいたのにね～。

ドラマ嫌われ松子の一生公式ページ－TBS
※Ａ面(原作・出演者・制作・BBS・あらすじ・ギャラリー・相関図・Emi&Yu's日記)と
　Ｂ面(アンケート・音楽・ファンレター・スタッフ日記・現場レポート・
　「松子の時代」・インタビュー・「松子の足跡」)の二本立てが凝ってますね。

「弁護士のくず」橋本ｐ日記　
　アカネのほうがしんどいか，今月の更新は今のところ２回…

◆過去の記事
2006ドラマ感想

『大奥 華の乱』感想はこちら
　主人公,d側室・安子→松子（内山理名さん）
　将軍の側用人・吉保→赤木（北村一輝さん）
　側室・お伝の方　　→めぐみ（小池栄子さん）
　五代将軍・徳川綱吉→岡野（谷原章介さん）

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