世界最大のスポーツの祭典ですが，
何かと評判の悪い中華人民共和国での開催。
開幕前から噴出していたチベットの弾圧問題や
毒ギョーザ事件などの人命人権にかかわる諸問題が
全く顧みられることなく中国政府はおろか
日本政府，日本マスコミでも
むりやり明るいムードを演出しようという流れで
なんだかなぁと素直には楽しめない気持ち。
でも，選手たちのすばらしいプレーは素直に観戦したい。
ということで，淡々と触れていきたいと思います。
（ですからどんな快挙があってもタイトルに「！」をつけて
取り上げることはないと思います）
■開会式
毎回開幕式については，まともに見ることは
ほとんどないのですが，今回はある程度見ました。
「８月８日８時８分８秒」にこだわると聞いてたので
朝やるのかとおもってたら「午後８時」ですか。
現地時間が夜で花火や電飾などの演出が映え，壮大で美しいショーでした。
スポーツの大会でなんでこんな大がかりなショーをやるのかなと
思うんですけど，まあお祭りってことなんでしょうね。
印象としては，数十倍にスケールアップした
愛知万博の瀬戸日本館
といったところでしょうか。
開会式は晴天で…中国気象当局が「消雨弾」１０００発(読売新聞) - goo ニュース
石原知事、開会式出席「１３億の人口のすごさ感じた」(朝日新聞) - goo ニュース
> ボランティア学生についても触れ、「親切で礼儀正しい。
> 体制に異論はあるが、日本の大学生と違って国家社会の前途に
> 期待を持っていることがうらやましい」と話した。
五輪開会式の視聴率９８％＝人民日報などが号外－中国〔五輪〕(時事通信) - goo ニュース
■重量挙げ女子４８ｋｇ級
「日本勢メダル第１号か」「親子でのメダル狙う」とさんざん喧伝された
三宅宏実選手，重量挙げという競技のアピールのため
親子揃ってメダル有望のような顔してメディアに出まくるのは
しかたないことだったんでしょうが，
終わってみれば「入賞，よかったね」の６位。
スナッチもジャークも，１回目の試技に成功した後，
重さを上げた２回目に失敗し，同じ重さの３回目は
さらにひどい試技で失敗し，最初の記録止まり。
クリーン＆ジャークの105キロもすごくギリギリの成功でしたしねぇ…。
自己記録には全然及ばず調整に疑問が残る気もするし，
アテネ金のタイラン(トルコ)らメダル候補２人がスナッチで
記録なしに終わった中，まずまず頑張ったとも言えるし。
仮に「本領を発揮」できたとしてもメダルは厳しいと思われる
メダル獲得の３選手とはまるっきり格の違いを見せつけられた中継でした。
「全日本チャンピオン」なのになぜか三宅選手の陰に
隠れた形の大城みさき選手も「入賞おめでとう」の８位。
「４年に１度」の難しさ痛感＝三宅、一番悔しい戦い〔五輪・重量挙げ〕(時事通信) - goo ニュース
> アテネ五輪は大会前に腰を痛め９位止まり。雪辱を期した今回は
> 体重がこの朝の検量で４７．３５キロまで減少。
> 「体重は敏感なので、力に左右した」と悔やむ。
>
> 「メダル、メダルと言ってきたことが恥ずかしい。
> でも限界までチャレンジできて悔いはない」と三宅。
> 五輪のメダルを持つ父や伯父には続けなかった。
不謹慎かもしれない（失礼なのは間違いない）ですけど，
三宅選手，虻川さんが横に並んだら，まじ北陽ですよね。
「はねトビ」でネタにしたりとかしてないんでしょうかね？
無理？岡村氏が横山弁護士のモノマネして打ち切りに逢ったのとは
話が違うと思うんだけど…。「コンバット」なんかシュウゾウネタとか
植田監督ネタ(「植田監督にあこがれる一家」の設定だけど)とか
やりまくってるけどなぁ…。
■柔道男子６０ｋｇ級
五輪の柔道は，「柔道ではなくＪＵＤＯだ」というわけで，
国際大会に適応しポイント重視の勝つ柔道を身につけた
（そのため国内ではヒール扱い）石井 慧選手に
先陣を切って欲しかったんですけど，最重量級なんで
出てくるの最後なんですよね～。
これだと，日本勢が壊滅的な成績に終わった後に面目を保つ金を獲る
って形以外にあまりかっこうがつかないんでね…（^_^;）
昔は柔道の体重別開催順って，男女逆にやってませんでしたっけ？
ということで，柔道男子の先陣を切って登場したのは
平岡拓晃選手。五輪３連覇の野村忠宏選手との直接対決は
なかったそうで，今年のフランス国際など国際大会での実績を買われての選出と
いいますが，要は過去の実績でカバーできないほど
野村選手の凋落が激しすぎたってことで。
で，平岡選手，初戦（２回戦）敗退。
終わってみれば「何しに来たの？」と思ってしまう
何もしないままの５分間。
終止「なにコイツ？」と言わんばかりのクールな表情で
落ち着いて相手の攻撃を受け流してたのですが，
終わってみれば，残り１分余りで受けた指導１の差を挽回できず敗退。
審判に向かって「ほら，『待て』でしょ？」みたいな目線を送ったり
そんなんで失点しないのかな，そんなに力量差のある格下の相手
なのかなと思って見ているうちに，ポイント０対０のまま終盤へ。
動きはよかったもののさして強いとも思えないアメリカの
ウイリアム・マレー（Taraje Williams-Murray）選手相手に，指導ポイントをとられるまで
ろくに攻撃しなかったのはいかがなものかというにもほどがある。
最後の最後に頑張りましたけど，背負ってみれば回転しすぎて
返されかける，腕十字をかけようとしても決まらない…でタイムアップ。
五輪では大物が序盤で負けたりするなど何が起こるかわからない
独特の雰囲気があるといいますが，
初出場の選手が攻める姿勢・闘志を見せずに
頂点を目指そうというのは無理があるということですね。
で，放送では彼の敗者復活戦進出に期待をかけましたが，
そのためには彼を下したマレー選手がベスト４に進出する必要があり
若手が大きな大会で１戦ごとに強くなっていくってことがあるにしても
いくらなんでもそんな強いわけじゃないんで。
２回戦で「平岡選手が勝てば次に当たる」組み合わせの試合やってましたけど
オバマ＆クルーン似の若者，ベネズエラのグエデスサンチェス（Javier Antonio Guedez Sanchez）選手が
リトアニアのベテラン・テチョフ選手に見事な一本勝ちをしてましたよ。
欧州で流行ってるポイント狙いの気持ち悪いＪＵＤＯじゃなくて
こういう気持ちのいい柔道をする選手に勝ち上がってほしいと思ってたら
３回戦，マレー選手相手にもきれいな一本背負い勝ち。
以上。
五輪＝男子柔道６０キロ級で平岡が初戦敗退、指導ひとつの差(ロイター) - goo ニュース
■柔道女子４８ｋｇ級
谷亮子選手，順調に勝ち上がってます。
■１回戦 vsサヤカ・マツモト（USA）
＜優勢勝ち＞～有効２
フレデリク・ジョシネ（仏）選手が１回戦で一本負けするなど
下手こけない大舞台，早めに勝負を決めて体力を温存するというより
格下の相手でもじっくり時間を使って体を慣らす戦術で
いくといったところでしょうか。
正統派の「柔道」をする相手だっただけに真っ向から攻めて
一本勝ちを見せてほしかった気もしますが
金のためなら途中はどんな勝ち方でもいいですね。
■２回戦 vs呉 樹根（中国）
＜延長ゴールデンスコア勝ち（技あり）＞～２９秒小外刈り
※今大会，谷選手が白の柔道着を着るのはこの１戦のみ
（日本人選手には優先して白を着させてくれないものですかねぇ…
青は青で強そうですけど，いまだに悪者っぽく見えてしかたがない…）
■準々決勝 vsパレート（アルゼンチン）
＜優勢勝ち＞～指導１
終始優勢で残り１分あたりからは相手が完全に戦意喪失の表情。
投げ技でポイントを全くとれなかったのはちと残念。
準決勝の相手は，
アリーナ・アレクサンドラ・ドゥミトル（ルーマニア）
＜キム・ヨンナン（韓国）に一本勝ち＞
キューバのベルモイは準々決勝，
ドイツのバッシンに優勢勝ち～指導１
谷、順当に準決勝へ＝平岡はメダルならず－柔道〔五輪・柔道〕(時事通信) - goo ニュース
柔道の谷、準決勝進出 平岡はメダル逃す(共同通信) - goo ニュース
夜は柔道の決勝や体操予選，水泳100ｍ平泳ぎ等予選とか
注目の競技が目白押しですね。
今年のお盆は不景気とガソリン高騰も相まって
旅行よりテレビの五輪観戦する人が多いでしょうか。
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何かと評判の悪い中華人民共和国での開催。
開幕前から噴出していたチベットの弾圧問題や
毒ギョーザ事件などの人命人権にかかわる諸問題が
全く顧みられることなく中国政府はおろか
日本政府，日本マスコミでも
むりやり明るいムードを演出しようという流れで
なんだかなぁと素直には楽しめない気持ち。
でも，選手たちのすばらしいプレーは素直に観戦したい。
ということで，淡々と触れていきたいと思います。
（ですからどんな快挙があってもタイトルに「！」をつけて
取り上げることはないと思います）
■開会式
毎回開幕式については，まともに見ることは
ほとんどないのですが，今回はある程度見ました。
「８月８日８時８分８秒」にこだわると聞いてたので
朝やるのかとおもってたら「午後８時」ですか。
現地時間が夜で花火や電飾などの演出が映え，壮大で美しいショーでした。
スポーツの大会でなんでこんな大がかりなショーをやるのかなと
思うんですけど，まあお祭りってことなんでしょうね。
印象としては，数十倍にスケールアップした
愛知万博の瀬戸日本館
といったところでしょうか。
開会式は晴天で…中国気象当局が「消雨弾」１０００発(読売新聞) - goo ニュース
石原知事、開会式出席「１３億の人口のすごさ感じた」(朝日新聞) - goo ニュース
> ボランティア学生についても触れ、「親切で礼儀正しい。
> 体制に異論はあるが、日本の大学生と違って国家社会の前途に
> 期待を持っていることがうらやましい」と話した。
五輪開会式の視聴率９８％＝人民日報などが号外－中国〔五輪〕(時事通信) - goo ニュース
■重量挙げ女子４８ｋｇ級
「日本勢メダル第１号か」「親子でのメダル狙う」とさんざん喧伝された三宅宏実選手，重量挙げという競技のアピールのため
親子揃ってメダル有望のような顔してメディアに出まくるのは
しかたないことだったんでしょうが，
終わってみれば「入賞，よかったね」の６位。
スナッチもジャークも，１回目の試技に成功した後，
重さを上げた２回目に失敗し，同じ重さの３回目は
さらにひどい試技で失敗し，最初の記録止まり。
クリーン＆ジャークの105キロもすごくギリギリの成功でしたしねぇ…。
自己記録には全然及ばず調整に疑問が残る気もするし，アテネ金のタイラン(トルコ)らメダル候補２人がスナッチで
記録なしに終わった中，まずまず頑張ったとも言えるし。
仮に「本領を発揮」できたとしてもメダルは厳しいと思われる
メダル獲得の３選手とはまるっきり格の違いを見せつけられた中継でした。
「全日本チャンピオン」なのになぜか三宅選手の陰に
隠れた形の大城みさき選手も「入賞おめでとう」の８位。
「４年に１度」の難しさ痛感＝三宅、一番悔しい戦い〔五輪・重量挙げ〕(時事通信) - goo ニュース> アテネ五輪は大会前に腰を痛め９位止まり。雪辱を期した今回は
> 体重がこの朝の検量で４７．３５キロまで減少。
> 「体重は敏感なので、力に左右した」と悔やむ。
>
> 「メダル、メダルと言ってきたことが恥ずかしい。
> でも限界までチャレンジできて悔いはない」と三宅。
> 五輪のメダルを持つ父や伯父には続けなかった。
不謹慎かもしれない（失礼なのは間違いない）ですけど，三宅選手，虻川さんが横に並んだら，まじ北陽ですよね。
「はねトビ」でネタにしたりとかしてないんでしょうかね？
無理？岡村氏が横山弁護士のモノマネして打ち切りに逢ったのとは
話が違うと思うんだけど…。「コンバット」なんかシュウゾウネタとか
植田監督ネタ(「植田監督にあこがれる一家」の設定だけど)とか
やりまくってるけどなぁ…。
■柔道男子６０ｋｇ級
五輪の柔道は，「柔道ではなくＪＵＤＯだ」というわけで，国際大会に適応しポイント重視の勝つ柔道を身につけた
（そのため国内ではヒール扱い）石井 慧選手に
先陣を切って欲しかったんですけど，最重量級なんで
出てくるの最後なんですよね～。
これだと，日本勢が壊滅的な成績に終わった後に面目を保つ金を獲る
って形以外にあまりかっこうがつかないんでね…（^_^;）
昔は柔道の体重別開催順って，男女逆にやってませんでしたっけ？
ということで，柔道男子の先陣を切って登場したのは平岡拓晃選手。五輪３連覇の野村忠宏選手との直接対決は
なかったそうで，今年のフランス国際など国際大会での実績を買われての選出と
いいますが，要は過去の実績でカバーできないほど
野村選手の凋落が激しすぎたってことで。
で，平岡選手，初戦（２回戦）敗退。
終わってみれば「何しに来たの？」と思ってしまう
何もしないままの５分間。
終止「なにコイツ？」と言わんばかりのクールな表情で
落ち着いて相手の攻撃を受け流してたのですが，
終わってみれば，残り１分余りで受けた指導１の差を挽回できず敗退。
審判に向かって「ほら，『待て』でしょ？」みたいな目線を送ったりそんなんで失点しないのかな，そんなに力量差のある格下の相手
なのかなと思って見ているうちに，ポイント０対０のまま終盤へ。
動きはよかったもののさして強いとも思えないアメリカの
ウイリアム・マレー（Taraje Williams-Murray）選手相手に，指導ポイントをとられるまで
ろくに攻撃しなかったのはいかがなものかというにもほどがある。
最後の最後に頑張りましたけど，背負ってみれば回転しすぎて
返されかける，腕十字をかけようとしても決まらない…でタイムアップ。
五輪では大物が序盤で負けたりするなど何が起こるかわからない
独特の雰囲気があるといいますが，
初出場の選手が攻める姿勢・闘志を見せずに
頂点を目指そうというのは無理があるということですね。
で，放送では彼の敗者復活戦進出に期待をかけましたが，そのためには彼を下したマレー選手がベスト４に進出する必要があり
若手が大きな大会で１戦ごとに強くなっていくってことがあるにしても
いくらなんでもそんな強いわけじゃないんで。
２回戦で「平岡選手が勝てば次に当たる」組み合わせの試合やってましたけど
オバマ＆クルーン似の若者，ベネズエラのグエデスサンチェス（Javier Antonio Guedez Sanchez）選手が
リトアニアのベテラン・テチョフ選手に見事な一本勝ちをしてましたよ。
欧州で流行ってるポイント狙いの気持ち悪いＪＵＤＯじゃなくて
こういう気持ちのいい柔道をする選手に勝ち上がってほしいと思ってたら
３回戦，マレー選手相手にもきれいな一本背負い勝ち。
以上。
五輪＝男子柔道６０キロ級で平岡が初戦敗退、指導ひとつの差(ロイター) - goo ニュース■柔道女子４８ｋｇ級
谷亮子選手，順調に勝ち上がってます。■１回戦 vsサヤカ・マツモト（USA）
＜優勢勝ち＞～有効２
フレデリク・ジョシネ（仏）選手が１回戦で一本負けするなど
下手こけない大舞台，早めに勝負を決めて体力を温存するというより
格下の相手でもじっくり時間を使って体を慣らす戦術で
いくといったところでしょうか。
正統派の「柔道」をする相手だっただけに真っ向から攻めて
一本勝ちを見せてほしかった気もしますが
金のためなら途中はどんな勝ち方でもいいですね。
■２回戦 vs呉 樹根（中国）
＜延長ゴールデンスコア勝ち（技あり）＞～２９秒小外刈り
※今大会，谷選手が白の柔道着を着るのはこの１戦のみ
（日本人選手には優先して白を着させてくれないものですかねぇ…
青は青で強そうですけど，いまだに悪者っぽく見えてしかたがない…）
■準々決勝 vsパレート（アルゼンチン）
＜優勢勝ち＞～指導１
終始優勢で残り１分あたりからは相手が完全に戦意喪失の表情。
投げ技でポイントを全くとれなかったのはちと残念。
準決勝の相手は，
アリーナ・アレクサンドラ・ドゥミトル（ルーマニア）
＜キム・ヨンナン（韓国）に一本勝ち＞
キューバのベルモイは準々決勝，
ドイツのバッシンに優勢勝ち～指導１
谷、順当に準決勝へ＝平岡はメダルならず－柔道〔五輪・柔道〕(時事通信) - goo ニュース柔道の谷、準決勝進出 平岡はメダル逃す(共同通信) - goo ニュース夜は柔道の決勝や体操予選，水泳100ｍ平泳ぎ等予選とか注目の競技が目白押しですね。
今年のお盆は不景気とガソリン高騰も相まって
旅行よりテレビの五輪観戦する人が多いでしょうか。
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