「信じ難い弁解」と不快感 集中審理を終え本村さん 2007年7月26日(木)20:16 (共同通信- gooニュース) 母子殺害事件の差し戻し控訴審で、3日間の集中審理を終えた遺族本村洋さん(31)が26日、広島市内のホテルで記者会見。乱暴目的や計画性を否定した元少年(26)や弁護団の主張に「極めて苦しい弁解で、心に入ってくる言葉がない。時々刻々と言っている内容が変わっており信じ難い」と不快感をあらわにした。元少年は、被告人質問で「こんなお母さんの子どもに生まれたらどんなに幸せだろうと思った」などと証言。 |
2007/07/26-21:29 元少年の供述変遷、解明へ=光市母子殺害、差し戻し審-広島高裁 (時事ドットコム) 1999年4月に起きた山口県光市の母子殺害事件で、殺人などの罪に問われ、最高裁が一、二審の無期懲役判決を破棄した当時18歳少年の被告(26)の差し戻し控訴審第7回公判が26日、広島高裁であり、楢崎康英裁判長は、被告の供述の変遷を把握するため、これまで明らかでなかった逮捕時からの全供述調書を証拠採用した。 第8~10回公判は9月18日から3日連続で開かれ、情状面などの被告人質問のほか、検察側が申請した法医学者の証人尋問が実施される。 この日の証人尋問で、野田正彰・関西学院大教授(精神病理学)は「父親の虐待や実母の自殺で被告の精神発達は未成熟」と指摘。18歳と同等の刑事責任を問うことは困難だと証言した。 また、拘置所で面会した被告が「ぼくは死刑になっても仕方ない。来世に行って先に(本村洋さんの妻の)弥生さんの夫になる可能性があるが、そうなると洋さんに大変申し訳ない」などと話したことも明かした。 |
「首の傷と整合しない」 光母子殺害、監察医が証言 2007年7月25日(水)20:41 (共同通信) - goo ニュース 山口県光市・母子殺害事件の差し戻し審公判が25日、広島高裁で開かれ、弁護側証人として上野正彦・元東京都監察医務院長が出廷。元少年(26)=事件当時(18)=が、本村弥生さん=当時(23)=の首を両手で強く絞め付けたと最高裁判決が認定した犯行態様について「(遺体の傷と)整合しない」と証言した。上野元院長は、「口や鼻を押さえていた右手の指が、首の位置にずれた」などと説明した。 |
テレビなどでは奇妙奇天烈な被告人・弁護側の主張を
これでもかこれでもかと伝えております。
この事件の裁判については過去に
話題の凶悪事件3件◆光・宇治・藤里(060620)
山口県光市の母子殺害事件 三者三様(060621)
光市母子殺害事件の差し戻し審が始まったわけですが(070627)
ショートコメント/母子殺害・本村さん会見,緒方元長官逮捕(070629)
と書いてきて,ほぼ言いたいことは書き尽くしてきた感がありますが
よくもまぁ後から後から理解しがたいネタを持ち出してくるものです。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるじゃないですけど
前に自らが出してきた証拠や主張との整合性など考えないんでしょうか。
・水道屋の格好したのはコスプレ趣味・ロールプレイングゲーム感覚 (だから計画的な犯行ではない) ・姿を消した母親の寂しさを紛らわす為、 抱きついたら偶発的に起こった事件 ・床に叩きつけたのはあやそうとしてママゴト遊びのつもり で抱き上げたら手が滑って頭から落ちた ・泣き止ませようと思って首にリボンをちょうちょ結びにして あげたら死んじゃった (だから傷害致死) ・女性に抵抗されたから口を押さえたらなんか手がずれて 首が締まって死んじゃった (だから、傷害致死。 by上野正彦・元東京都監察医務院長) ・父からの虐待や母親の自殺で精神の発達が遅れている (12歳児程度なので18歳と同等の刑事責任を問うことは困難 by野田正彰・関西学院大教授) ・私なら世間に“性暴力ストーリー”と受け取らせず “母胎回帰ストーリー”と示せた(by加藤幸雄・日本福祉大学教授) ・赤ちゃんの遺体を押し入れの天袋に隠したのは、 ドラえもんがなんとかしてくれると思って ・死んだあとで服を脱がしたのは、女性だったら恥ずかしくて 反応するかと思って ・性行為は被害者の生命を救うための魔術的な儀式であり被告は 精子が人間を復活させると信じていた(救命措置) ・ピンポンダッシュをしていたらたまたま被害者宅に入った ・僕は死刑後,来世で洋さんより先に弥生さんの夫になる可能性も ・弥生さんは洋さんが怒るのを喜んでいないと思います |
ネットの世界でさえも,極端な思考の持ち主が開くサイトに
足を踏み入れただけで心を毒されてしまう(怒りや憎しみ,嫌悪など
負の感情をかき立てられる)ことがあるというのに,
これだけ歪んだ思考・精神を持った生身の人間が揃って大真面目な顔で
被害者や遺族たちの心を踏みつけにする,
まさに狂気の電波が飛び交う場で長時間話を聞き続けるなんて,
想像するだけで毒にあてられてしまいそうです。
「正直,あきれました」
スーツ姿で公判に通い,マスコミ相手の会見でも冷静さを保ち続ける
本村さんには本当に頭が下がります。
刑事責任を問えないと法廷の場で証言した野田教授は
面倒くさかったので1審・2審の供述調書を読んでいないとも発言。
犯行から8年もたった最高裁からの差し戻し審段階で
被告人の「精神発達」を鑑定したところで意味ないでしょう。
現在の「未発達」ぶりは最大限好意的に見ても拘禁反応,
悪意で見れば死刑廃止論者運動家の弁護団に誘導されての演技,
あるいは洗脳されたせいで本当におかしくなっている
せいともいえるわけですから。
※元少年が知人に出した手紙など ・「無期はほぼキマリ、7年そこそこに地上に芽を出す」 ・「犬がかわいい犬と出合った…そのまま『やっちゃった』 …これが罪でしょうか」 ・『もう勝った。終始笑うは悪なのが今の世だ。 私は環境のせいにして逃げるのだよ、アケチ君』 ・『オレ自身、刑務所のげんじょーにきょうみあるし、 速く出たくもない。キタナイ外へ出る時は、完全究極体で出たい。 じゃないと二度目のぎせい者が出るかも』 ・(遺族である本村さんについて)『ま、しゃーないですね今更。 ありゃー調子付いてると僕もね、思うとりました。』 |
12歳程度の精神状態の人が,一審・控訴審で罪を認め
反省の態度を示して見事「無期を勝ち取った」わけですか。
法律や当時自分のおかれていた状況をしっかり把握してますが。
自分勝手で罪の意識がないということをもって
「精神が未発達で刑事責任が問えない」というのなら,
最高刑を受けるのは善人だけということになりますね。
中学生の頃,新聞の日曜版に載っていたショートショートで
こんな話がありました。
殺人を犯し,死刑確実の状況にあった男が,
ある日現れた弁護士に「絶対に無罪にしてやる。ただしお前自身が
殺人を犯したと思っていてはダメだ。犯行を忘れろ。
殺人なんかしていないと思い続けるんだ」と言われる。
一時は極刑を逃れることを完全に諦めていた男は
降ってわいたチャンスをものにするべく
必死で自分は無実だと自分に言い聞かせ続け,
ついには本気で自分はやってないと思いこむようになった。
裁判は進み,「無実」の男は無罪を信じて判決公判に臨んだが
情勢は覆らず下されたのは「死刑」。
罰を逃れる希望をもってしまったために,
「無実で死刑にされる」苦しみを背負うことになってしまったのだった-。
私がどういう意味でこのショートショートを
ここに載っけたのか,現実の話を重ね合わせるのは
不謹慎という思いもありますので,
これに何を思ったのかは説明しませんけど…
とにかく悲しい事件ですね(裁判自体もそれだけで事件といえるかもしれません)。
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楢崎康英裁判長は、被告の供述の変遷を把握するため、
逮捕時からの全供述調書を証拠採用しました。
↑↑ここ重要だと思います。
一連の供述の流れをトレースすることで,
弁護団が描いている「ストーリー」に対して
どんな判断が突きつけられるのか。
判決での裁判長のお言葉に注目です。
裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)長嶺 超輝幻冬舎※書名に「爆笑」などと入っていますが,多少ボケをかます人,被告人へのツッコミなどあるものの,全体を通しての執筆・編纂スタンスは極めてまじめ。裁判官が判決に思いを込める人間くささが伝わってくる「お言葉」の数々に,犯罪を犯す人間が生まれる社会や法制度の至らなさなど,いろいろと考えさせられます。取り上げられている裁判(事件)や法律用語などについての解説も簡潔でいてわかりやすくまとめられています。 |
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