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自転車ひとり旅★

自転車大好きなTVディレクター日記。

オッオ~…

2010年03月13日 06時07分43秒 | 茂山家
作曲家から、生演奏録音済みの音楽が届いたのは夜の10時。
全曲ダメを出したのが10時半。
同じ曲のスローバージョンが届いたのが11時半。
作曲家の作品を諦めて、iTunesで曲さがしするかと
迷ったのが0時。


結局、タクシー飛ばしてスタジオに押し掛け、
たまたまいたシンガーのRioさんにギターをたのみ、
ぜんぶ要望を言って録音し直してもらった。
ただいまその帰り道。


その作曲家、仕事を抱えすぎて、
実際に作業したのは2日ほど。
なめんな。
こっちは命懸けなんだ。


ちくしょう。
ナレーション録りまでうまく行ったのに、
最後にコケてなるものか。

ナレーション録り。

2010年03月12日 11時46分37秒 | 茂山家
今日はナレーション録り。ナレーションしてくださるのは、ある大物俳優の方。

90分番組のナレーション録りは、だいたい6時間くらいかかります。
言葉のニュアンスを細かく設計して取り組む、
まさに真剣勝負です。


そして明日は音楽入れ。
出来上がって来る曲が全然ダメだったらどねしよ!?

さらばオフライン編集室。

2010年03月10日 19時04分00秒 | 茂山家
長い間住み込んだオフライン編集室をオサラバして、
今日から本編集です。


隅の隅まで、やれることはできた感じ。
あとはこの本編集で、
完成度をどれだけ上げられるかに
かかっています。


私、もう灰になる寸前。
ただね、燃え尽きる瞬間の火は、強いぞ。

あとは、信頼する編集オペレーターのお二人の力をお借りして、
走りきります!

おんがく。

2010年03月07日 05時09分37秒 | 茂山家
今回の番組は、ウルトラ豪華で、
武田双雲さんの題字だし(もう届きました。最高でした)
音楽は効果音から挿入歌まで、全曲作曲してもらえるんです。

その挿入歌のデモがさっき届きました。
さっそく映像にあてはめて聞いて、
GOを出しました。

一度目のデモにNGを出したら、うちのプロデューサーに
えらい怒られたので、GOが出せて良かった。。

作曲&歌は「Rio」さんというミュージシャン。
まだそんなに有名ではないけど、
声の良い、才能を感じる人です。


歌詞のなかに、

 ポケットにはしわくちゃの約束だけ
 ねぇ神様、まだ間に合うかい

という一節があって、
これが番組とすごく合う。
どんなアレンジで出来上がって来るか、楽しみです。


ちなみに、「シゲヤマ・ソング」的なものも
発注してます。
これは、下手したらお蔵入りっぽいけど、
ウルトラ楽しみ。
どんな番組だって、楽しい所は楽しくしなきゃね。

局試写・2度目!!

2010年03月05日 18時40分17秒 | 茂山家
運命の「番組責任者試写・2度目」が終わりました。
ええもう、徹夜続きでヒゲ伸びとりますよ。
でも、何とか乗り切りました。

ただいま93分。
ほとんど完成形に近い形で見せた今回の試写。
超~~~高いハードルを提示されました。

番組が完成形に近づくにつれ、
私の中には、どうしても拭えなかった不安がありました。
こんな程度で良かったのか?
でももう、これ以上どうすれば良いんだ?

それを見事に言い当てるかのごとき「ダメ出しの嵐」でした。


いや、ダメ出しというより、
「もっと欲しい」と言われたのが正解か。

帰り際、その偉い人はこう言いました。
「すごく良く撮れてる。これで十分面白い。
 だから、もっとド偉い番組にできる」と。


そしてさらにこう言いました。
「何で彼は、ここまで撮らせる覚悟をしたんだろうね?」


その答えを、番組に盛りこめたら、
この番組は成功する気がする。


※写真は、壁に貼ってある「シーン別ポストイット」。
 1枚に1シーン書いて、それを並べ替えながら
 全体の構成を考えるためのもの。
 今回初めてこれに頼りました。

大江能楽堂にて。

2010年03月03日 14時52分31秒 | 茂山家
まさしく「福の神」が降りた日でした。

宗彦さんの番組を撮影し続けて来て、
撮影の最後は、三代共演の舞台で締めたかったのです。
その願いを叶えて頂き、言葉もありません。


千作さんは、朝からものすごい気迫だったそうです。
楽屋でインタビューさせて頂いたのですが、
その言葉が、あまりに印象的でした。
(このインタビューは、放送でご覧下さい。絶対に使います。)
七五三さんは、福の神の後ろに一歩下がり控えめに、でもオチャメな演技。
もっぴーは舞台にいて「2人に置いて行かれてる」気分だったそうです。

そしてこの豪華メンバーに花を添えたのは、
地謡の正邦さん、茂さん、逸平さん、童司さん。
素晴らしかった。
能楽堂全体がビーンと震えて、
まるで能楽堂が謡っているかのごとき謡。

最高でした。
こんな舞台、二度と無いでしょう。


お越し下さったみなさまにも、お楽しみ頂けた様子で、良かったです。
本当は、お客は入れないで収録する方針でした。
収録の際に、お客さんが怪我したり、何か問題が起こった場合、
すべて番組の責任になりますので、
今回も番組上層部からは、客入れは嫌がられました。

でも、それはもったいなさ過ぎた。
客入れの交渉は、とても大変でしたが、
これは、皆で楽しむものだと思った。


収録のためにいつもの10倍くらいのテンションでやったので、
終わったときはフラフラで、
家にかえって16時間寝てました。
編集も、あと一週間で終わりです。