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2010-06-07 | 日常のあれこれ
金曜、私には最後のおばあちゃんとなる人が99歳でなくなり
岐阜まで通夜&お葬式にいきました。


私は子供の頃、長期で祖母宅に預かられていたという事もあり
とても親しみのある人だったのだけど

その祖母は今年数えで100歳、(あと3ヶ月だった)
もう十分、と本人も周りも思っていたのか
なぜか悲しみはそんなになかった。


またどこかで会うね、安らかに。
と不思議に静かな気持ちで見送れました


逆に久々の親戚が集まって
子供も大人もごったがえし、賑やかなほどの葬儀でした


祖母がなくなることにより
今後10-20年は会うことはない、と思われる人も多数。


自分から近寄らないと人の縁って薄くなっていっちゃうな、
会いたい人にはなにも用事などなくとも、会いにいったりしなきゃ!
と思ったのでした。


今回は親戚のはからいで温泉旅館に泊まったので
温泉も料理も満喫し、帰って体重をはかったら前回より2.5KG増!
こりゃなにかの間違いだ!
とさっさ体重計をおりて布団にだんまりもぐりこみました。




おばあちゃんの荷物の中に
「お浄土へ持っていくもの」、と書かれ前々から準備された小箱があり
その中にこんな歌が詠んでありました。



----------------
またの世で逢ふ
たのしみで
去り行く我身

来た道 行く道
一人旅
通り直しのきかぬ道
-------------------



99歳の悟りです。



来た道とは産道か

はたまた人生の道か?

行く道とは三途の川への旅か。


母は人生のことじゃないの?
おじいちゃんが40年前になくなってそれから一人だった訳だし~
と言っていました

私には産道に思えます。

くるときも
かえるときも一人。


命の産まれる不思議、
命のなくなる不思議を同じめでたいもの?のように感じた週末でした



岐阜から出た事がなかった祖母が100年見守ってきた長良川。


祖母の三途の川はきっとこんなでしょうか?
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