(残念ですが、このころの冬山の写真がないのでネパールでの写真を・・・)
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ここ関東地方でも今日は寒くて雪が10センチ?ほど降った
今の時間は雨になってしまったから、とけ出してるようで、ぐちゃ、ぐしゃ、の街を少し歩いてみる。
家に帰り、ほっとして瞳をとじてみる
遠い昔、元気だった頃、多くの雪山を歩いて
時には、吹雪や今日のように重たい水分の多い雪に疲れ果てて山の避難小屋にたどり着いて、燃やす薪もなく、寒さに震えて、眠れない長い夜に耐えたことなどが次々と頭に思い浮かぶ。
あれは多分、今頃の時期だったろうか
出発の時は快晴、だが天気予報ではあれる模様と出ていた
やはり、天気予報は見事に大正解だった
入山日は無風状態の青空の中を宝剣岳を快適にわくわく気分で登り山小屋で快適に過ごしていたが、夜半から風は徐々に強まってきた。
朝、小屋を出る頃はまだ吹雪だと言えるほど天候ではなかった。
雪の降る中を木曽駒ケ岳を目指して歩き、山頂まではさほど苦労せずに登れたが・・・
大好きな山域なので、四季をとうして、何度も歩いているので甘えがあったのだろうか・・・
木曽駒ケ岳の山頂で小休止をとり、下山し始めた頃から風も雪も急激に強くなって、何度も体が風にあおられて、やがて、前を歩く同行者の姿も見えなくなって・・・
<ホワイトアウト>
なんとか、千畳敷への下山路に来ているはずが?
3回も同じ場所を歩いていた
どうどうめぐり?
幸いなことに同行者とはザイルでつながっていたので、はぐれる事は無かったけれど
あのもの凄い吹雪の中、自分以外は<灰色?白い?>どちらともいえない
精神状態がバラバラになる、怖い思い出のホワイトアウトの世界
その後の山でも何度か同じような経験をしても、雪山、岩山は楽しくて苦しくて怖いけれど
体がボロボロになってもやめられず、高みを目指していたが・・・
私には登山の才能も体力もなかったのでしょう
今、思う事は、山で死むことが無かったのが不思議なほど幸せだったと思う
まあ~確かに、怖がりの意気地なしだから・・・
たくさんの思い出と体験できたことが
宝物で感謝です。