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今、この場所から・・・

いつか素晴らしい世界になって、誰でもが望む旅を楽しめる、そんな世の中になりますように祈りつづけます。

桃源郷、フンザの風 (4)

2014-04-07 12:03:23 | 山、人、幸せな出会い
         
<今も、ウルタル峰を望むホテルには長谷川さんの写真が飾られているのだろうか?>


元気だった頃、1990年代、もう20年以上前になってしまったが、2度、パキスタンを山旅して、その印象は今も忘れがたく、私には強烈な印象で記憶に残っています、3度目を計画したけれど実現はできなかった、2回の山旅が私にはあまりにも過酷な旅だったので、2回目の旅を終えて帰国したその日にわが娘に頼み込んでおいたから・・・「おそらく、又、パキスタンへ行きたくなるだろうから、その話が出た時は、絶対に私を止めてね!今度、パキスタンへ行ったらおそらく私は生きて帰れないと思うから、絶対に留めて!」と頼んだほど、過酷で、それでいて不思議な魅力と感動が忘れられない、私を今でも虜にする場所です!!!

山の師である長谷川恒男氏が眠っている場所でもありますが、大自然の過酷さと魅力が私にはあまりにも偉大過ぎるほど肌で感じ、生きる事の意味を今思えばあの風景の中でおしえられた気がします。

旅をしている時は、現実の厳しさや苦しさや楽しさ、素晴らしさで、いろんな事を深く考えられずに日々あの自然の中に溶け込んでいたのだろうと思う。

高山病と暑さや寒さ、そして、荒涼とした風景は、不思議なほど美しく広がっていく世界、場所だ!

昨日、DVDで映画「トップガン」を観ようと思っていたが、つい、寝てしまって、時間が過ぎて,観逃してしまった。

まあ~何度も観ているので、さほどがっかりはしないけれど、この映画の主役の「トム・クルーズ」の大ファンの山仲間だった友人がいて思い出すが、お年はおいくつになるのだろうか、確かに、カッコイイし、綺麗で、ハンサムだが、やはり、私はふつうの映画俳優としか感じ取れないのだが、人それぞれ感性が違うのだろう・・・

けれどこの「トップガン」と言う映画というより、テーマ曲になるのだろうか、あの独特な音楽(リズム?)が私には特別に思い出がある!

山の師である、長谷川さんが、ウルタルへ旅立つ日、成田まで見送りに行った時、長谷川さんが何気なく言った言葉!

<オオ!珍しい人が、来てるな~!もう、逢えないと思って見送りに来たのかあ~>

確かに長谷川さんは何度も、海外遠征に出かけているが、私は、見送りも、お迎いにも行った事が無かったけれど、あのウルタルへ向かう日、その時は、不思議と、長谷川さんが出かける日の朝に、私は突然、見送りに行こうと思いたち出かけたのだった!

そして、長谷川さんは、ウルタルで、雪崩に巻き込まれて、帰らぬ人になってしまった、

私は、長谷川さんを見送りに行った日、なぜか、どうして聴いていたのか思い出せないけれど、この映画「トップガン」のOSTを何度も、何度も、聴いていた事が、今、思い出している。

パキスタンでの旅の事は本当にたくさんの思い出があり、何度でも書きたくなりますが、なんだか、悲しい事の記憶とあの魅力的で不思議な世界に触れられたことはたぶん私の心の財産、宝物なのでしょう・・・

今の私は脳梗塞や心筋梗塞をわずらって、眼、耳、がダメになって体も不自由で散歩する事ぐらいしか叶わないけで幸せだ!

人生には時として理不尽で耐えがたい事も起きますが、生きていればこその思いで、気分を変えて、明るく、前向きに、さて、今日は何をしようかな~~~