闇の中にひとすじの光射し
時として明るい未来が
途轍もなくひらけるように
手探りで想い描く世界は
時としてこの体が音をたてて
崩れいくような苦しみと痛み
柔らかな冬の陽射しに身をおき
時として陽だまりの風がやさしく
この頬をなでてくれるように
美しき人に愛を感じた
妖しくて、繊細な心模様
千の顔にまどい
少年のようなまなざしに
夢と幻影にまどい
老境のわが身ににまどい
時としてぐるぐるとまわる
生きるための欲望と絶望
65歳のまどいはつづいて
うす闇の中で時間だけが過ぎて行く
長くて、短い、一日のおわり


時として明るい未来が
途轍もなくひらけるように
手探りで想い描く世界は
時としてこの体が音をたてて
崩れいくような苦しみと痛み
柔らかな冬の陽射しに身をおき
時として陽だまりの風がやさしく
この頬をなでてくれるように
美しき人に愛を感じた
妖しくて、繊細な心模様
千の顔にまどい
少年のようなまなざしに
夢と幻影にまどい
老境のわが身ににまどい
時としてぐるぐるとまわる
生きるための欲望と絶望
65歳のまどいはつづいて
うす闇の中で時間だけが過ぎて行く
長くて、短い、一日のおわり


