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takerock Rock'nRoll Heaven(旧)

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アコギ改造プロジェクト その4

2008-09-17 20:50:59 | ギターリペア
みんな!みんなのアイデアをオラに分けてくれ! byドラゴンボール

特に冒頭の一文な。

こんばんは、takerockです。ネタはとっくの昔に尽きております。

さて、アコギエレアコ化計画の続きですよ。

前回の記事でサドルの加工まで無事に完了しましたがな。
今日はピエゾピックアップをギターに取り付けます。

なんて仰々しく書いてますが、実際はそんな大した作業じゃないんですがね。
慣れたリペアマンならハナクソほじりながら出来る作業です。みんな、リペアして
もらった後は楽器にハナクソが付いてないかチェックしましょう。

さて、全てのリペアマンを敵に回したところで作業を進めましょう。
まずはサドル部分に穴を開けます。



これはピエゾピックアップのコードを通す穴です。現物合わせで位置を確認しながら
ピエゾピックアップがサドルの真ん中にくる位置にコードより少し大きめの穴を
開けます。

後はピエゾピックアップを入れるだけ。



サドル穴部分に見える銀色のあんちくしょうがピエゾ君です。
入れたコードを裏側で固定しておけばピエゾ君が外れる心配もありません。
後はサドルを取り付けるだけ。

と、思ったらサドルとブリッジの間に若干隙間が開いてるようでちょっとグラグラ
する。これは出音にもよくないのでこの隙間をなくしましょう。



サドルのエンドピン側にテープを貼って厚みを調整します。テープを貼る
時は必ずネック側ではなくエンドピン側にした方がよいです。出音に余計な影響を
与えないので。



よっしゃ、ちょうどいい感じになりました。以下次号!


アコギ改造プロジェクト その3

2008-09-16 01:01:29 | ギターリペア
こないだ久しぶりに酔っ払って記憶をなくしました。
翌日ドキドキしながら周りに『何かしなかった?』と聞いたところ、下ネタトーク
全開だったとのこと。

それだけで済んで正直ホッとした。

こんばんは。takerockです。いや、過去に色々やらかしてるもんで。

さて、アコギをエレアコにする続きですよ。

前回の記事でサドルの固定まで行いました。それではこれからそのサドルを
わっしわっしと削っていきましょう。



目の粗いヤスリでわっしわっし削っていきます。まずは大雑把に削って後でキレイ
にすればよいという思惑です。

注意点はできるだけヤスリをサドルと並行にするように心がけること。
でないと6弦又は1弦だけやけに弦高の高いギターが出来上がっちまいます。
ある程度削った結果がこちら。



サドルと並行に削れ、若干の削る部分が残ってます。うん、イイ感じだ。
目の粗いヤスリで削るのはここまでにしておき、次は目の細かいヤスリで表面を整え
ながら残りを削ります。仕上げに400番程度の紙やすりで底辺をキレイにならす、と。

次に上手くいったかどうかチェックします。



平らなところに置いて向こう側から光を当てます。この写真のようにサドルの下から
光が漏れてなければOK。
光が漏れてるようであれば真っ直ぐ削れてないっつーことになります。
泣きながらやり直しましょう。

さて、お次はいよいよピエゾピックアップの取り付けです。以下次号!

アコギ改造プロジェクト その2

2008-09-11 21:14:29 | ギターリペア
子供の頃に流行ったフレーズ。

 『う~ん、ガンダム』

いかにアタマの悪いお子様だったかがよく分かります。
こんばんは、takerockです。

さて、アコギをエレアコにする第二夜でございます。
早速作業に入りましょう。
まずはピエゾピックアップの取り付け準備に入ります。



ちなみにピエゾとは『圧電』の意味で、エレキギターのピックアップとは
違い、平たい形をしてます。エレキギターのピックアップが磁界の変化を電気信号
に変換するのに対してピエゾピックアップは圧力の変化を電気信号に変換します。
これをサドルの下に設置し、弦から伝わったサドルの振動がピエゾピックアップに
伝わることにより電気信号となる訳ですよ。
(この部分テキトーに書いてます。詳しい方のツッコミを待つ)

ってな訳でまずはピエゾピックアップをサドル下に取り付けるためにサドルを削り
ます。そうしないとピエゾの分だけ弦高が上がってしまいます。



まずはピエゾピックアップの厚さに合わせてサドルに線を引きます。



この線の分だけ削れば弦高を変えずにピエゾを設置できるってスンポーです。
お次はこのサドルを万力にセット。HUT!HUT!
あ、スンマセン最近アイシールド21にハマってるもんで(笑)。



こうしてヤスリで削る訳ですな。



ちなみに万力に固定せず、手で持って削ったり、サドルを手で持って削ったりすると
確実にまっすぐに削れません。曲がっちゃったりすると後のフォローが大変になる
ので気をつけるべし。

さて、それでは削っていきましょう。以下次号!

アコギ改造プロジェクト その1

2008-09-10 21:38:07 | ギターリペア
秋も近づく八十八夜、皆様いかがお過ごしでしょうか。←間違ってる
夜はすっかり涼しくなりましたな。
チ○コでも出して寝ようモンなら翌朝には縮み上がってしまいます。

こんばんは。takerockです。のっけからお下劣さMAXでブッ飛ばしております。

さて、takerockさんのところにある依頼がきました。

『アコギをエレアコに改造できる?』 と。

確かに後付けのピエゾピックアップなんぞも売ってるので不可能じゃありません。
しかし、いかんせんやったことのない作業な訳ですよ。なので、
『もちろんできますよ~』
ドキがムネムネしながら答えたのはオイラと貴方だけのヒミツだ(笑)。

そんな訳で預かってきたアコギ。



J-200タイプのジャンボサイズです。もちろんGibsonではありませんが。
このギター、イイ音で鳴るんですわこれが。
なのでこの良さを最大限に引き出せる後付けピックアップを選びました。



FISHMANのEllipse マトリックス・ブレンド
コイツはピエゾピックアップに加えてセンターホール部分についた無指向性マイク
の音を組み合わせることが出来るスグレモノな訳ですよ。
ギターの豊かな胴鳴りを思う存分拾ってくれます。



中身はこんな感じ。



コイツはピエゾピックアップですな。FISHMANのピエゾは評判がよいです。

さて、では後戻りできない道を進み始めましょうか。以下次号!


おんぼろレスポールリストア記 その2

2008-08-05 19:43:21 | ギターリペア
こんばんは。takerockです。

実は今日はオイラの誕生日な訳ですよ。
誕生日だというのに家族は実家に帰省してて一人ぼっちなんですがね。

そんなtakerockさんにエッチな写真付きのメールを送ってくれる心優しき女性の方
を募集します。責任持ってオカズにさせて頂きます(笑)。

ってな訳で程よくグダグダになってきたところでリペアの続きです。



見てこのサビサビのボリュームポット(笑)。
こりゃ交換かな~とも思いましたが、機能的には問題なし。ガリもなくスムーズに
使えております。
ってことで・・・

磨く、磨く、ひたすら磨く。



こんなにキレイになりましたがな。
CTSなどのポットだと1個あたり千円以上しちゃうので、こうして磨いた方が環境
にもお財布にも優しいってモンです。

そんじゃ配線まで一気にやりましょう。
配線には最近お気に入りのBelden8412をお見舞いします。
この辺の作業は何度も紹介してるので割愛。

べ、別に写真撮り忘れてる訳じゃないんだからねっ

ってな訳で配線も完了ですよ。



ピックアップは依頼人の希望により、リアにDimazioのSuperDistortion、フロント
に同じくDimazioのVirtualPAFを使用。



VirtualPAFはオイラも初めて使うピックアップだったんだが、なかなか良い音の
するピックアップですなぁ。
オイラのギターにはフロントにPAF-Proを積んでるんだが、なんとなくPAF-Proより
扱いやすい気がする。

後はネック調整を行い、表面をレモンオイルでこれでもかってぐらい磨いて完成!


おんぼろレスポールリストア記 その1

2008-08-04 21:33:39 | ギターリペア
バカボンのパパは理想の親父像でありました。

これでいいのだ~!!

自分の親父だったら、というよりもオイラがこんな親父になりたいな、と(笑)。
そんで老後はレレレのおじさんみたいに家の周りを掃除する訳ですよ。

赤塚不二夫さんのご冥福を心よりお祈りします。

ってな訳でこんばんは、takerockです。

さて、takerockさんのところに1本のGibsonレスポールが持ち込まれました。
『ライブで使えるようにして欲しい』と。

早速見てみましょう。



ゴールドトップが美しい一品です。写真だとキレイに見えるんですが、よく見ると
ホコリをかぶっててしばらく使われていなかったことが容易に推測できます。

パーツにはあちこちにサビが浮いており、全体的に薄汚れてます。
ネックも若干反ってます。なかなかヒドい状態のレスポールさん。かわいそうに。

今回のリペアポイントは、

・全体の掃除及び錆落とし
・ピックアップ交換
・ネック調整
・配線交換
・コンデンサ交換

ま、ここまでやればライブで使えるギターとなるでしょう。
まずは部品を片っ端から取っ払います。



この角度からだと、色がくすんで見えるのが分かりますな。



申し訳程度に導電塗料の塗られた内部。つーか底面だけ導電塗料が塗られてて側面
には塗られてないってどーゆーことよ。



ちなみにGibsonのレスポールはこのプレートにボリュームポットが固定されてます。
おそらく組立工程を簡素化する為でしょうが意味ないので取っ払います。

さーてヒドい状態はまだまだ続く(笑)。