茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

「ゆっくり」「少し速く」「もっと速く」の三っのリズムが人生にメリハリをつけます。茶道の心得「序破急」とは。

2024年07月31日 | Weblog

茶の湯への誘い 2 道具に親しむ 'An Invitation to Chanoyu' #2 'Becoming Familiar with Utensils'

私達の茶道クラブも8月はお稽古をお休みにいたしました。今年は特に暑い日がつづきます。茶道の教えのコトバに「序破急」というのがあります。お茶のお点前は順序を覚えたらそれで終わりではありません。「序破急」を大切にします。「序」はゆっくり、「破」は少し速く、「急」はもっと速く。一連の作法の中で単調にならないように緩急をつけます。現代人は皆が忙しく揃って「急」の勢いで走っています。けれど、人生は常に青信号とはいきません。長い道のりの途中には黄信号の時もあれば、赤信号の時もあります。たまにはスピードを落とし、ペースを「破」「序」へと切り替える深呼吸をして心身の力をふっと抜く、疲れたら赤信号になったと思い歩みを止めてみましょう。人生はあせらず、ゆっくりと休むことも必要です。茶道のお稽古をしていると自然にその呼吸がのみこめてくるようです。暑さ続く毎日ですが、ゆっくりと歩むことが大切です。

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