保津川下り 春爛漫 最高水量で舟下りパート5
筏士(いかだし)の蓑(みの)やあらしの花衣(はなごろも) 蕪村
花衣という季題で京都嵐山で雨の降る日の花を詠んだ句です。花は勿論🌸筏士の着る蓑は嵐山の名の通り嵐に散った花吹雪に飾られまるで花の衣のようだ、わらなどで作られた粗末な雨具の蓑だが、花によって美しく一転する瞬間を捉えました。保津川の川沿いの山から吹き散らされた花びらが川面や筏を埋めてゆくもったいないような晩春の光景が素晴らしく詠まれています。 つい最近、この保津川下りで観光船の転覆事故が発生し死傷者もでる大きな事故となりました。
この保津川は花の嵐がよく吹くことがあります。私も何度か乗りましたが、強い風が吹くときには怖い思いをしたこともありました。
昔より美しい川の流れですが、ときには地獄行の川にもなることもあるようで危険な川でもあるようです。
やはり、自然には美しさと恐ろしさが同居してるようです。もっと自然を大切にいたしましょう。自然共存