茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

方丈記①「ゆく河の流れ」~世の「無常」を強く感じる現世に生きるには・・・

2022年10月06日 | Weblog

現代語訳で読む方丈記①「ゆく河の流れ」

今日は我々の「古典の会」の勉強の日でした。今日から「方丈記」をはじめます。あの有名なはじめの文章「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みにうかぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある、人と栖と、またかくのごとし。=「河の流れは、一瞬も休まない。それどころか、河の水は後ろの水に押されて、常に前に進み、元の位置に留まることは無い。休むことなく位置を変えている。流れていないように見える淀みもそうである。休むことなく姿を変えているのだ。このような変化の継続する中に「無常」と

いう真理が宿っているのだ。この真理はそのまま人間の世界にもあてはめることができる。人と住まいもまた、ちょうど河の水や水の泡と同じなのだ」「だからなんなのだ?」と思いますが・うっ況・・長明はまず「河」を見て、「水」を見てそれから「あぶく」を見ています。そのことによって「いつまでも同じということはない」という仏教的な「無常」の存在を証明しています。なんとも難しいものかと思いましたが・・・この「無常」が自然の原理であることが理解できると。我々の周りの出来事が、理解できるような気分になってきました。これから「方丈記」を勉強してこの「無常」を理解できれば幸いなことかもしれませんね。

 

 

 

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