茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

芭蕉の正体は深い謎につつまれています。!!

2017年08月20日 | Weblog
我々「古典の会」も「おくの細道」の旅を始めてから、早や一年を
迎えます。芭蕉の旅も金沢、山中、永平寺、福井、と終盤に回ってきました。これまでくると、芭蕉という人物の謎が、いくつか見え隠れしてきました。都市伝説によると「幕府の隠密説」が有名ですが、もうひとつ、私が持った謎は「芭蕉男色説」ではないでしょうか。
まずは、山中温泉で、旅の同行者でもある曽良との別れです。ここには複雑な事情がありました、 ここで芭蕉を囲み4角関係が生じました。曽良、金沢から急に同行した北枝、山中温泉宿の若主人(16歳)の久米之介なる美少年、とりわけ芭蕉さんはこの粂之助を溺愛したらしく、それに
嫌気をさした曽良が病を理由に急に芭蕉と別れる事になりました。当時は「衆道」といい「男色」は通常あったらしいです。戦国時代の武将はほとんど「男色」でした。
 織田信長=森蘭丸(特に有名)、上杉謙信=直江兼続、石田三成=大谷吉継、
武田信玄=高坂昌信、徳川家康=井伊直正、等々有名武将ばかりで、びっくり特に有名なのはあの、伊達政宗と片倉小十郎ですね。
そんなわけで芭蕉の私生活は、いまだに謎ですが、尼僧壽貞の愛人説も芭蕉の俳聖偶像を破壊するものだといわれていますが、芭蕉の女性関係が確定できないのも、あるいは芭蕉さんの俳諧精神のなせるわざかもしれませんね。さぞかし芭蕉さんは、あの世から今の世で騒がしい不倫騒動に微苦笑しながら見下ろしているかもしれませんね。

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