小児アレルギー科医の視線

医療・医学関連本の感想やネット情報を書き留めました(本棚2)。

ブログ閉鎖のお知らせ

2018年02月23日 07時36分02秒 | 医療問題
 自分自身への備忘録として始めたブログですが、「ネット上の記事を引用して感想を記す」というスタイルは著作権法違反になるとのご指摘を受けました。  引用元を明記すればよいのでは(宣伝にもなるし)との考えは、私の勝手な思い込みだったようです。  2018年3月に閉鎖する予定です。  ご愛読ありがとうございました。 . . . 本文を読む
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ノロウイルス集団感染と対策

2018年02月17日 13時59分27秒 | 感染症
 ノロウイルスの集団感染がニュースにならない年はありません。  各施設、対策は取っているのに、なかなか征圧できない感染症の一つです。  朝日新聞からの事例報告と、読売新聞の感染対策の解説記事を紹介します。 ■ 病院でノロウイルス集団感染 患者ら18人 福岡 (2018年02月15日:朝日新聞)  福岡市は14日、南区の病院で18人が下痢や吐き気などの症状を訴え、うち5人からノロウイルスが検出さ . . . 本文を読む
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“病の姿”が見えない 新潟水俣病の50年

2018年02月16日 07時51分19秒 | 医療問題
 先日、水俣病を世に問うた作家である石牟礼道子氏が亡くなりました。  水俣病患者の声を、自然からの叫びを「苦海浄土」(くがいじょうど)という壮大な叙事詩にまとめ上げた人物です。  もう一度水俣病を見つめ直すよい機会と感じ、録り溜めておいたTV番組の中から、新潟水俣病のドキュメンタリーを視聴しました。  水俣病は工場廃水に含まれていた有機水銀による中毒です。  しかし、高度経済成長期の日本におい . . . 本文を読む
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「食物アレルギーとアナフィラキシー」(海老澤元宏先生:ネット配信セミナー)

2018年02月16日 07時00分59秒 | 食物アレルギー
 近年多くなってきたネット配信セミナー。  昨夜(2018.2.15)は食物アレルギーではご意見番の海老澤先生の講演がありました。  一時期アレルギー系学会を席巻した「急速経口免疫療法」は影を潜め、現在は「より安全に、より少量から症状が出ない程度でゆっくり進める経口負荷試験」が主流になりつつあります。  まあ、現場でずっと続けてきたスタンスにまた戻った、というのが私の印象です。  海老沢先生の . . . 本文を読む
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子宮頸がんワクチン接種をめぐる議論なう(朝日新聞)

2018年02月15日 17時27分55秒 | 予防接種
 HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)に関する賛否の議論が続いています。  一体どれが真実なのでしょう。  すべて?  日本における問題点は、その始め方が拙速だったという点。  何の準備もなく、その必要性を問う議論・世論がない状態で、有名女優の涙で政治が動かされた印象が私には拭えません。  本来はイギリスのように、接種を受ける子どもたちにHPV感染症と子宮頸がんについて啓蒙し、それを避ける方法 . . . 本文を読む
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褥瘡対策のポイントは「Zn」

2018年02月15日 06時42分13秒 | 医療問題
 皮膚疾患に使用する外用剤にはZn(亜鉛)を含んだものが多く存在します。 ・亜鉛華軟膏:サトウザルベ®、ボチシート® ・フェノール・亜鉛華リニメント:カチリ® ・酸化亜鉛:カラミンローション®    それから、亜鉛欠乏は「腸性肢端皮膚炎」という皮膚が荒れる病気を引き起こします。 □ 「亜鉛欠乏によって生じる開口部・四肢末端の皮膚炎」川村龍吉 山梨大学医学部皮膚科学講座(山梨医科学誌 30(1) . . . 本文を読む
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「小児抗菌薬適正使用支援加算」80点が新設

2018年02月13日 07時19分17秒 | 小児医療
 「小児科は儲からない」で有名です。  知り合いのお子さんが医学部を卒業して小児科医になりました。  その親は「形成外科のような儲かる科を勧めたのに、よりによって小児科を選ぶなんて・・・」と小児科医の私を前にして宣う・・・。  小児科は子どもの風邪診療が中心で、検査もあまり必要なく、さらに近年の少子化がそれに拍車をかけて収入が減り続けているのは事実。  おそらく今後は小児科単科の開業は難しくなる . . . 本文を読む
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糖尿病治療の現況2018

2018年02月12日 09時58分18秒 | 医療問題
 小児のI型糖尿病患者さんを勤務医時代に数人担当したことがあります。  インスリン注射が必要なタイプ。  一方、成人では経口血糖降下剤が中心の2型糖尿病が多勢です。  食事療法は「カロリー制限&バランス食」から「糖質制限食」へ緩やかに移行しつつあります。  薬物治療はどうなっているのでしょう。  新規経口糖尿病薬の名前を最近よく聞くようになりました。  概説した記事を読んでみました; ■ 2 . . . 本文を読む
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腸チフス/パラチフスとワクチンの現況

2018年02月12日 07時49分21秒 | 予防接種
 現在の日本で「腸チフス」と聞いても、一定年齢以上の方でないとピンとこないと思われます。  私も病気としての腸チフスには縁がありませんが、予防接種に関して少し記憶があります。  私が子どもの頃は予防接種は学校での集団接種が当たり前でした。  親に書いてもらった予診票を学校へ持参するのですが、そこにはいつも「腸パラの予防接種で具合が悪くなったことがある」と書いてあるのが気になっていました。  「腸 . . . 本文を読む
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吸入ステロイドは小児の骨折を増やさない。

2018年02月12日 07時24分51秒 | 気管支喘息
 私が専門とするアレルギー分野では、ステロイド薬は治療の中心となる薬です。  しかし一般の方にとって「ステロイド薬」は「副作用」が気になる薬の代表格。  確かに、全身投与(内服や注射)では作用させたいターゲットを絞れないので、全身臓器の副作用が問題になります。  アレルギー分野では、ターゲットを絞った局所製剤が開発されています。  例えば喘息では吸入剤、アトピー性皮膚炎では軟膏、アレルギー性鼻炎で . . . 本文を読む
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