小児アレルギー科医の視線

医療・医学関連本の感想やネット情報を書き留めました(本棚2)。

風邪を引いたら抗生物質?

2016年11月23日 05時43分52秒 | 感染症
 もう20年くらい前になるでしょうか。  某テレビ局で「抗生物質(=抗菌薬)乱用は耐性菌発生を助長するのでよくない」という内容の番組を作ろうとしたところ、番組スタッフ内で「え?抗生物質ってかぜ薬でしょ」という認識が根強く、作成に至らなかったという話を耳にしました。  その後、徐々に「抗生物質の適正使用」という考え方が普及・浸透してきましたが、現在でも当院の周囲では風邪を引いて受診すると咳鼻水止め . . . 本文を読む
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溶連菌性咽頭炎への最良の抗菌薬は?

2016年11月22日 08時02分04秒 | アレルギー性鼻炎
 溶連菌性咽頭炎は、真夏を除いて一年中発生する感染症です。  「喉が痛い」「気持ち悪くて吐いた」という訴えを聴くと、小児科医はピンときます。  必ずしも高熱は出ず、咳や鼻水も目立ちません。  お腹を痛がることもありますが、下痢はしません。  典型的な診察所見は・・・  喉がただれたように真っ赤で痛そう(扁桃に白苔が付くことは多くありません)。  あごのリンパ節を触れると腫れて痛がります。  お腹 . . . 本文を読む
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喘息における環境整備の意義を再確認

2016年11月21日 09時16分26秒 | 気管支喘息
 古くて新しい「喘息発作」の予防対策としての環境整備。  悪さするのはダニだけではなく、ペットのふけや唾液、カビ類、揮発性化学物質など色々あります。  近年の研究では、残念ながら環境整備(≒そうじ)が「喘息発症」を予防する効果は否定的とアレルギー系の学会で聞きガッカリしました。  しかし依然として発作予防としては有効のようです; ■ 家を清潔にすると子どもの喘息を改善できる可能性 (Health . . . 本文を読む
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