小児アレルギー科医の視線

医療・医学関連本の感想やネット情報を書き留めました(本棚2)。

子宮頸がんの予防に初の国際ガイドライン

2017年05月27日 08時24分15秒 | 医療問題
 HPVワクチン情報。  世界の状況を知ってください(下線は私が引きました)。 ■ 子宮頸がん一次予防に初の国際ガイドライン〜米国臨床腫瘍学会 (2017.04.17:Medical Tribune)  米国臨床腫瘍学会(ASCO)は3月17日、子宮頸がんの一次予防(主にワクチン接種による発症予防)に関する初の国際ガイドライン(GL)をJ Glob Oncol(2017年3月17日オンライン版) . . . 本文を読む
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じんましんにステロイドは無効?

2017年05月20日 06時13分24秒 | 医療問題
 蕁麻疹の治療の第一選択は抗ヒスタミン薬(≒抗アレルギー薬)です。  改善しない場合は抗ヒスタミン薬の種類を変え、それでもよくならないときはステロイド薬を併用する、というのが一般的な知識であり、これは日本皮膚科学会作成の「蕁麻疹診療ガイドライン」に明記されています。  というところに、下記報告が目にとまりました。  抗ヒスタミン薬にステロイド薬を追加投与しても、偽薬と経過が変わらなかったとい . . . 本文を読む
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ジカ熱(2017年5月現在のまとめ)

2017年05月14日 06時24分17秒 | 感染症
 昨年、とくにリオデジャネイロ・オリンピックの際に話題になったジカ熱。  情報がある程度揃ってきたので、この辺でもう一度まとめておきたいと思います。  私が特徴あるいはポイントと感じるのは以下の通り; 1.本人は軽症で済むが、妊婦が感染するとお腹の赤ちゃんに小頭症が発症する。これは風疹(本人は軽く済むが妊婦が感染すると胎児に「先天性風疹症候群」を発症する)と似ている。 2.蚊を媒介する感染症であ . . . 本文を読む
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喘息治療の吸入ステロイドは「大きく深く」吸いましょう。

2017年05月05日 06時55分34秒 | 気管支喘息
 喘息治療に用いる吸入ステロイド薬にはたくさん種類があります。  しかし統一規格はなく、各製薬会社が「自分の所の吸入器(デバイス)がベストです!」と開発競争が盛んです。  それが混乱の原因にもなっています。  各デバイスで吸入方法が微妙に異なり、指導・実施に迷いが生じがち。  当院では小児適応のあるDPIのフルタイド、アドエアとpMDIのキュバールを採用しています。  表を見ると、各デバイスの . . . 本文を読む
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妊婦感染症による先天性障害「TORCH(トーチ)症候群」

2017年05月03日 06時53分31秒 | 小児医療
 赤ちゃんには何の罪もないのに、生まれつき障害を抱えてしまう感染症。  最近では先天性風疹症候群が社会問題になりましたが、他にもあります。  私が学生の頃(30年前)からTORCH(トーチ)症候群として有名でした。    T:Toxoplasma(トキソプラズマ)  O:Others(その他:梅毒、HIV、HCV、HBV等)  R:Rubella(風疹)  C:Cytomegalo(サイトメガロ) . . . 本文を読む
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風邪に短期間ステロイド使用(?)の功罪

2017年05月03日 05時27分49秒 | 感染症
 風邪にステロイド薬を投与することは、小児科では滅多にありません。  免疫反応を抑制する薬剤なので、免疫反応の暴走を和らげる効果が期待できる一方で、免疫力抑制により感染症が悪化する危険もあるからです。  私が処方する場合は、喉頭炎(クループ症候群)に1日分するくらいでしょうか。  まずは風邪にステロイド薬を投与して効果があったという報告を紹介します。  急性咽頭痛(=風邪の初期)患者さんに強力な . . . 本文を読む
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